パナソニックの中小容量タイプの加湿器には、2025年9月発売の「FE-KX07C」と「FE-KF07C」の2つのモデルがあります。
どちらもプレハブ洋室19畳/木造和室12畳に対応するヒーターレス気化式加湿器で、省エネ性に優れた静音加湿器として人気があり、便利機能も共通する点が多いモデルです。
大きな違いは、ナノイーの有無とフィルター清潔モードの有無。
FE-KX07Cはナノイー搭載で空気ケアと加湿を同時に行えます。

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一方のFE-KF07Cはナノイー非搭載ですが価格と電気代を抑えられるのが魅力です。

この記事では、両モデルの違いと共通点を整理しながら、違いを踏まえたおすすめの選び方をわかりやすく解説します。
FE-KX07CとFE-KF07Cの違いを比較|共通点も整理して解説
それでは「FE-KX07C」と「FE-KF07C」の違いと共通点を詳しくみていきましょう。
まず、注目すべき違いは次のとおり「ナノイーあり/なし」と、それに付随する機能の差です。
続いて、細かい仕様面の違いを見ていきましょう。
FE-KX07CとFE-KF07Cの細かい違い
- サイズ・重量
- FE-KX07C:高さ375×幅375×奥行186mm・約5.2kg
- FE-KF07C:高さ375×幅375×奥行180mm・約4.7kg
- カラー展開
- FE-KX07C:2色(ミスティホワイト/クリスタルブラウン)
- FE-KF07C:1色(ミルキーホワイト)
- 価格(公式参考価格 2025年9月時点)
- FE-KX07C:36,300円(税込)
- FE-KF07C:30,800円(税込)
最後に、両モデルに共通するポイントを確認しておきましょう。
FE-KX07CとFE-KF07Cの共通点
- 2025年9月発売の中小容量タイプの加湿器
- ヒーターレス気化式(省エネ性が高く吹き出し口が熱くならない)
- 加湿範囲:プレハブ洋室19畳/木造和室12畳
- 連続加湿時間:約6時間(タンク約4.2Lを強運転〔約700mL/h〕で使用した場合の目安)
- タンク容量:約4.2L
- 運転モードは5モード(お急ぎ/おやすみ/静か/のど・肌/おまかせ)
- 便利機能(湿度表示LED、明るさ切替、切タイマー、チャイルドロック、お手入れランプ、報知音など)
- 本体仕様(壁ピタ設置、どっちでもタンク、約10年交換不要フィルター、イオン除菌ユニットなど)
- 静音性能:最小約15dBの静かな運転
つまり、ナノイーとフィルター清潔モードの有無を除けば、両モデルの基本性能や使い勝手はほぼ同じといえます。
したがって、違いを意識すべきポイントは「ナノイー搭載かどうか」と「価格・電気代の差」に絞られます。
FE-KX07CとFE-KF07Cの違いから見るおすすめの選び方
次にFE-KX07CとFE-KF07Cの違いを踏まえたおすすめの選び方を紹介します。
両モデルは加湿の対応範囲や連続運転時間など、加湿器としての基本性能はほぼ同じです。
そのため、選ぶ際の基準となるのは「ナノイーを搭載しているかどうか」と「価格・電気代」の2点がメインとなります。
加えて、本体サイズや重量の違いも比較ポイントになります。
空気ケアや保湿性を重視するなら「FE-KX07C」がおすすめ
FE-KX07Cはナノイーを搭載しており、加湿と同時に空気のケアもできるのが大きな特長です。
パナソニック公式によると、加湿にナノイーをプラスすることでお肌の水分量がアップする効果も確認されています。
※上記はパナソニックによる試験条件下での検証結果であり、使用環境や個人差により効果は異なります。医療的効能を示すものではありません。
画像出典:パナソニック公式サイト『加湿×ナノイーでお肌のうるおいを守る』より引用
さらに、運転停止時にナノイーを加湿フィルターに充満させる「フィルター清潔モード」にも対応しており、加湿フィルターを清潔に保ちながら使える工夫が施されています。
そのため、加湿に加えて空気環境やお肌のうるおいケアまで重視したい方には、FE-KX07Cがおすすめです。

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価格と電気代を抑えたいなら「FE-KF07C」がおすすめ
FE-KF07Cはナノイーを搭載していない分、価格とランニングコストを抑えやすいのが魅力です。
2025年9月時点の公式参考価格はFE-KX07Cより約5,000円安く、電気代の目安も低めに設定されています。
電気代の目安(1日8時間×30日運転の場合)
- FE-KX07C:お急ぎ 約142円/月、静か 約32円/月
- FE-KF07C:お急ぎ 約120円/月、静か 約12円/月
さらに本体はFE-KX07Cよりわずかに奥行きが小さく、重量も約0.5kg軽量です。
設置スペースを少しでも省きたい方や、少しでも軽いモデルを選びたい方にも扱いやすいモデルといえます。
ナノイー機能を特に必要とせず、シンプルに加湿機能だけで十分という方には、価格・電気代・サイズ面で手軽に選べるFE-KF07Cがおすすめです。

FE-KX07CとFE-KF07Cの違いをスペック表で比較|ナノイー・電気代・サイズ・カラーまで解説
FE-KX07CとFE-KF07Cの仕様を比較しやすいように一覧表にまとめました。
ナノイーやフィルター清潔モードの有無、サイズ・重量・カラーに加えて、電気代や運転音、価格の違いも整理しています。
両モデルの特徴を一目で確認したい方は、ぜひ参考にしてください。
スペック比較表
型番 | FE-KX07C | FE-KF07C |
---|---|---|
カラー | -W(ミスティホワイト) | -W(ミルキーホワイト) |
-T(クリスタルブラウン) | ||
デザイン | ![]() | ![]() |
連続加湿時間※1 | 約6時間 | |
タンク容量 | 約4.2L | |
運転切替 | 連続運転【静か、弱、中、強】 | |
センサー自動運転【おまかせ、のど・肌、おやすみ】 | ||
時間限定運転【お急ぎ(30分間限定)】 | ||
適用床面積※2 | ||
プレハブ洋室 | 19畳(32㎡) | |
木造和室 | 12畳(20㎡) | |
運転モード | ||
お急ぎモード | 〇(搭載) | |
おやすみモード | 〇(搭載) | |
静かモード | 〇(搭載) | |
のど・肌モード | 〇(搭載) | |
おまかせモード | 〇(搭載) | |
付加機能 | ||
ナノイー | 〇(搭載) | ×(非搭載) |
フィルター清潔モード | 〇(搭載) | ×(非搭載) |
湿度表示 | LED5段階 | |
明るさ切替 | 〇(搭載) | |
切タイマー | 2・4・6・8時間 | |
チャイルドロック | 〇(搭載) | |
お手入れランプ | 〇(搭載) | |
報知音※4 | 〇(搭載) | |
本体仕様 | ||
壁ピタ設置 | 〇(対応) | |
どっちでもタンク | 〇(対応) | |
約10年交換不要加湿フィルター※3 | 〇(対応) | |
イオン除菌ユニット | 〇(対応) | |
運転音 | ||
お急ぎ | 44dB | |
強 | 39dB | |
中 | 31dB | |
弱 | 22dB | |
静か | 15dB | |
1ヶ月の電気代(目安)※5 | ||
お急ぎ | 約142円 | 約120円 |
強 | 約106円 | 約84円 |
中 | 約60円 | 約46円 |
弱 | 約44円 | 約27円 |
静か | 約32円 | 約12円 |
本体サイズ・重量 | ||
本体寸法 | 高さ375×幅375×奥行き186(+背面凸部10)mm | 高さ375×幅375×奥行き180(+背面凸部10)mm |
本体重量(タンク空時) | 約5.2kg | 約4.7kg |
販売状況 | ||
発売日 | 2025年9月 | |
参考価格(公式) | 36,300円(税込) | 30,800円(税込) |
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※1 連続加湿時間は、最大加湿能力時。
※2 適用面積の目安は、(一社)日本電機工業会規格(JEM1426)に基づき、プレハブ住宅洋室の場合を最大適用面積とし木造和室の場合を最小適用面積としたものです。ただし、壁・床の材質・部屋の構造・使用暖房器具等によって適用面積は異なります。
※3 加湿フィルター交換の目安は定格加湿能力に対し、加湿能力が約50%に落ちるまでの期間。1日8時間運転に基づきパナソニックで算出。ご使用状況によっては寿命が短くなることがあります。定期的にフィルターのお掃除が必要です。
※4 タンクの水がなくなると音でお知らせ
※5 電力料金目安単価31円/kWh【令和4年7月改訂】1か月の電気代は1日8時間運転×30日で計算
※価格は2025年9月時点の公式参考価格です。実際の販売価格は販売店や時期により変動します。
FE-KX07CとFE-KF07Cの違いに関するよくある質問【FAQ】
ここでは、パナソニックの加湿器「FE-KX07C」と「FE-KF07C」の違いについて、購入前によくある疑問をQ&A形式で整理しました。
運転モードや電気代、フィルター交換の有無など、選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめています。
まとめ|FE-KX07CとFE-KF07Cの違いを振り返って自分に合った1台を選ぼう
FE-KX07CとFE-KF07Cは、加湿能力や適用畳数、運転モードなどの基本性能は同等です。
大きな違いはナノイー搭載の有無にあり、これがフィルター清潔モードの有無や電気代の差につながります。
FE-KX07C
ナノイー&フィルター清潔モード付き。
空気のケアや保湿性も重視したい人におすすめ。

他色の最安値もチェック!
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FE-KF07C
ナノイーなしで電気代は安い。
シンプルに加湿したい人におすすめ。

どちらを選んでも十分な加湿性能が得られるため、「ナノイーを重視するか」「コストを抑えるか」という基準で考えると選びやすいです。
なお、今回紹介したモデルにはそれぞれ前世代機にあたるモデルもあります。
旧モデルとの違いが気になる方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
本記事のスペックや価格情報は、2025年9月時点の情報です。
販売状況や仕様は変更となる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
参考元:
- Panasonic公式サイト「ヒーターレス気化式加湿機(中小容量タイプ)FE-KX07C」
- Panasonic公式サイト「ヒーターレス気化式加湿機(中小容量タイプ)FE-KF07C」
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