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FE-KXP20とFE-KXP23の違いを徹底比較|大容量パナソニック加湿器どっちがおすすめ?

FE-KXP20とFE-KXP23の違い比較サムネイル画像|56畳対応と64畳対応のパナソニック大容量加湿器

パナソニックの大容量加湿器「FE-KXP20」と「FE-KXP23」は、どちらも広いリビングやオフィスに対応できる人気モデルです。

基本性能は同じですが、大きな違いは「ターボモード」の有無

FE-KXP23はターボモードを備えており、その結果、より広い空間まで加湿できる点が特徴です。

この記事では、両モデルの違いと共通点を整理し、どちらを選ぶべきかをわかりやすく解説します。

パナソニック公式サイトでは『加湿機(加湿器)』と表記されていますが、本記事では一般的に検索される『加湿器』という呼び方で統一しています。

目次

FE-KXP20とFE-KXP23の違いを比較|共通点も整理して解説

ここからはFE-KXP20FE-KXP23の違いと共通点を詳しく見ていきます。

両モデルの大きな分かれ目となるのは「ターボモード」の有無。

その違いが加湿能力や対応畳数にどう影響するのかを整理し、共通点も含めて確認していきましょう。

FE-KXP20とFE-KXP23の主な違い

FE-KXP23は、FE-KXP20にはないターボモードを搭載しているのが最大の特徴です。

これにより、加湿能力の上限が高まり、より広い空間に対応できるようになっています。

型番FE-KXP20FE-KXP23
ターボー(なし)2300mL/h
2000mL/h2000mL/h
1500mL/h1500mL/h
1000mL/h1000mL/h
定格加湿能力の違い

「定格加湿能力」とは、室温20℃・湿度30%の環境で、1時間あたりにどれだけの水分を空気中に放出できるかを示す数値のこと。

数値が大きいほど加湿性能が高く、広い部屋をうるおすことができます。
(※詳しくはパナソニック公式サイトをご参照ください)

ターボモードを搭載したことで、FE-KXP23は以下の点でFE-KXP20と差が出ます。

FE-KXP20とFE-KXP23の主な違い

  • 加湿の対応範囲
    • FE-KXP20:プレハブ洋室 56畳/木造和室 34畳(強モード)
    • FE-KXP23:プレハブ洋室 64畳/木造和室 39畳(ターボモード)
  • 連続加湿時間
    • FE-KXP20:約6時間(強モード)
    • FE-KXP23:約5.2時間(ターボモード)
  • 価格の違い(2025年9月時点)
    • より広い空間に対応できるFE-KXP23の方が、公式参考価格は高めに設定されています。

タンク容量はどちらも約12L(6L×2個)ですが、FE-KXP23はターボ運転時に加湿量が増える分、連続運転時間が短くなります。

また、上記の表の通り、強・中・弱の運転モードでは両モデルの加湿能力に違いはなく、差が出るのはターボモードでの運転時だけということもわかります。

FE-KXP20とFE-KXP23の共通点

両モデルはターボモード以外の基本仕様や便利機能は同等です。

取扱説明書も共通で、多くの点で同じ使い勝手となっています。

FE-KXP20とFE-KXP23の共通点

  • ヒーターレス気化式(省エネ性に優れ、吹き出し口が熱くならない)
  • 連続運転(強・中・弱)の加湿能力は同等
  • ナノイー搭載(フィルター清潔モードにも対応)
  • センサー自動運転:「たっぷり/おまかせ/静か」の3モード搭載
  • タンク容量:約12L(6L×2個)
  • 共通の便利機能:湿度表示、切タイマー、チャイルドロック、お手入れランプ、転倒スイッチ、フィルター取付ランプなど
  • 本体仕様:壁ピタ設置、約10年交換不要加湿フィルター、除菌剤対応、ハンドル付きタンク&トレーなど
  • 運転音・電気代(ターボモード除く)は同等
  • 本体サイズ・重量・発売時期も同等

FE-KXP20とFE-KXP23の違いから見るおすすめの選び方|どっちを選ぶべき?

FE-KXP20とFE-KXP23は基本性能や機能は同じで、選ぶ基準は加湿能力と適用畳数の差にあります。

FE-KXP20

加湿能力は最大2000mL/h、適用畳数はプレハブ洋室56畳(92㎡)/木造34畳(56㎡)まで

FE-KXP23

加湿能力は最大2300mL/h、適用畳数はプレハブ洋室64畳(106㎡)/木造39畳(64㎡)まで

つまり、必要な加湿範囲にあわせて選べばOKです。

対応畳数が十分であればFE-KXP20、より広い空間をしっかり加湿したい場合はFE-KXP23が適しています。

なお、FE-KXP20と比較されることの多い、加湿対応範囲がひと回り小さいモデル「FE-KXF15(42畳まで)」との違いも気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。
👉 FE-KXF15とFE-KXP20の違いを徹底比較|発売時期と対応畳数・電気代で選ぶパナソニック加湿器

FE-KXP20とFE-KXP23の違いをスペック表で比較|運転音・電気代・本体サイズまで整理

ここまででFE-KXP20FE-KXP23の主な違いや共通点は把握できたと思います。

さらに詳しく確認したい方のために、両モデルのスペックを表に整理しました。

対応畳数や加湿時間に加えて、運転音・電気代の目安・本体サイズなども一覧できるので、購入前の細かな比較に役立ててください。

スペック比較表

型番FE-KXP20FE-KXP23
カラーホワイト(-W)
デザインFE-KXP20-Wのサムネイル画像FE-KXP23-Wのサムネイル画像
連続加湿時間※1約6時間約5.2時間
タンク容量約12L(6L×2個)
運転切替連続運転【弱、中、強】連続運転【弱、中、強、ターボ
センサー自動運転【たっぷり、おまかせ、静か】
適用床面積※2
プレハブ洋室56畳(92㎡)64畳(106㎡)
木造和室34畳(56㎡)39畳(64㎡)
運転モード
たっぷりモード〇(搭載)
静かモード〇(搭載)
おまかせモード〇(搭載)
付加機能
ナノイー〇(搭載)
フィルター清潔モード〇(搭載)
湿度表示LED5段階
切タイマー4・6・8時間
チャイルドロック〇(搭載)
お手入れランプ〇(搭載)
報知音※4〇(搭載)
転倒スイッチ〇(搭載)
フィルター取付ランプ〇(搭載)
本体仕様
壁ピタ設置〇(対応)
約10年交換不要加湿フィルター※3〇(対応)
除菌剤〇(対応)
ハンドル付きタンク〇(対応)
ハンドル付きトレー〇(対応)
運転音
ターボ×(なし)44dB
40dB
34dB
25dB
1ヶ月の電気代(目安)※5
ターボ×(なし)約343円
約240円
約134円
約60円
本体サイズ・重量
本体寸法高さ700×幅560×奥行き280(+脚部25)mm
本体重量(タンク空時)約16.1kg
販売状況
発売日2017年9月
参考価格(公式)76,800円(税込)87,800円(税込)
楽天最新価格を見る最新価格を見る
Amazon最新価格を見る最新価格を見る

※1 連続加湿時間は、最大加湿能力時。
※2 適用面積の目安は、(一社)日本電機工業会規格(JEM1426)に基づき、プレハブ住宅洋室の場合を最大適用面積とし木造和室の場合を最小適用面積としたものです。ただし、壁・床の材質・部屋の構造・使用暖房器具等によって適用面積は異なります。
※3 加湿フィルター交換の目安は定格加湿能力に対し、加湿能力が約50%に落ちるまでの期間。1日8時間運転に基づきパナソニックで算出。ご使用状況によっては寿命が短くなることがあります。定期的にフィルターのお掃除が必要です。
※4 タンクの水がなくなると音でお知らせ
※5 電力料金目安単価31円/kWh【令和4年7月改訂】1か月の電気代は1日8時間運転×30日で計算

なお、パナソニックの現行加湿器6モデルをまとめて比較した記事もあります。

対応畳数・ナノイー機能・電気代・運転音を一覧で確認したい方は、あわせてご覧ください。
👉 パナソニックの加湿器の違いを徹底比較|対応畳数・ナノイー・電気代・運転音で選ぶ6モデル

FE-KXP20とFE-KXP23の違いに関するよくある質問【FAQ】

ここでは、FE-KXP20FE-KXP23の違いに関してよくある疑問をQ&A形式でまとめました。

加湿範囲や運転音、フィルター交換など、購入前に気になるポイントを確認しておきましょう。

FE-KXP20とFE-KXP23のタンク容量は違いますか?

両モデルとも約12L(6L×2個)で同じです。

タンクは1個ずつ取り外せるほか、トレーごとまとめて持ち運ぶこともできるため、給水や設置がしやすい設計になっています。

FE-KXP20とFE-KXP23は6Lタンクを1個ずつ取り外して持ち運び可能
FE-KXP20・FE-KXP23はタンクを1個ずつ外せるので、持ち運びや給水もラクにできる
FE-KXP20とFE-KXP23はタンク2個をトレーごと持ち運べる大容量加湿器
FE-KXP20・FE-KXP23はタンク2個をまとめてトレーごと運べて便利

画像出典:パナソニック公式サイト「お手入れしやすいタンク」より引用

FE-KXP20とFE-KXP23の運転音や電気代に差はありますか?

両モデルとも強・中・弱モードでは運転音・電気代に差はありません。

FE-KXP23のみターボモードを搭載しており、その目安は運転音が約44dB、1か月の電気代が約343円です。

電力料金目安単価31円/kWh【令和4年7月改訂】で、1日8時間運転×30日として計算した場合の目安です。

FE-KXP20とFE-KXP23の本体サイズや重量に違いはありますか?

サイズ・重量は同じです。

いずれも高さ700×幅560×奥行き280(+脚部25)mm、重量約16.1kgとなります。

FE-KXP20とFE-KXP23の発売日はいつですか?

どちらのモデルも2017年9月発売です。

発売時期に差はなく、同じ世代のモデルとしてラインナップされています。

FE-KXP20とFE-KXP23はナノイー機能を搭載していますか?

はい、両モデルともナノイー機能を搭載しています。

なお、同じパナソニックのナノイー搭載ヒーターレス加湿器には中小容量タイプの「FE-KX05C(最大14畳対応)」や「FE-KX07C(最大19畳対応)」もあります。

小さめのスペースでの利用を検討している方は、以下の記事も参考にしてください。
👉 FE-KX05CとFE-KX07Cの違いを徹底比較|14畳対応と19畳対応のパナソニック加湿器

また、ナノイー非搭載モデルもお探しの方は、こちらもあわせてご覧ください。
👉 FE-KX07CとFE-KF07Cの違いを徹底比較|パナソニック加湿器 ナノイー搭載と電気代の違いを解説

FE-KXP20とFE-KXP23のターボモードはどんなときに使うと効果的ですか?

ターボモードを搭載しているのはFE-KXP23のみです。

すばやく加湿したいときや、広い空間を一気にうるおしたいときに効果を発揮します。

ただし加湿量が増える分、タンクの水が早くなくなるため、連続運転時間は短くなります。

FE-KXP23のターボモード説明(すばやく加湿したいときに効果的)
FE-KXP23はターボモードを搭載し、すばやく加湿したいときや広範囲を加湿したいときに便利
画像出典:パナソニック公式サイト「FE-KXP20/FE-KXP23 取扱説明書」より引用

FE-KXP20とFE-KXP23のフィルター清潔モードとはなんですか?

フィルター清潔モードとは、ナノイーを加湿フィルターに充満させて清潔に保つ機能です。

運転停止中に作動し、フィルターの雑菌やニオイの発生を抑える効果があります。

FE-KXP20とFE-KXP23のフィルター清潔モード説明(ナノイーで加湿フィルターを清潔に保つ)
FE-KXP20・FE-KXP23のフィルター清潔モードは、ナノイーでフィルターを清潔に保つ便利機能
画像出典:パナソニック公式サイト「FE-KXP20/FE-KXP23 取扱説明書」より引用

FE-KXP20とFE-KXP23の加湿フィルターは交換が必要ですか?

両モデルとも「約10年に1回」を目安に加湿フィルターを交換する設計です。
(1日8時間運転で定期的なお手入れをした場合)

ただし使用環境や水質によって寿命は変わるため、加湿量が半分程度まで落ちたり、ニオイや傷みが目立つ場合は交換が必要になります。

FE-KXP20とFE-KXP23の加湿フィルター交換目安(約10年に1回が目安)
FE-KXP20・FE-KXP23の加湿フィルターは、約10年に1回の交換が目安
画像出典:パナソニック公式サイト「FE-KXP20/FE-KXP23 取扱説明書」より引用

FE-KXP20とFE-KXP23の自動運転モードにはどんな種類がありますか?

両モデルともセンサー自動運転「たっぷり/おまかせ/静か」の3モードを搭載しています。

各モードの詳細は以下になります。

  • たっぷりモード
    • 乾燥が気になるときにおすすめ。
    • 湿度60〜65%を目安に、ターボ(FE-KXP23のみ)や強・中で自動運転。
  • おまかせモード
    • 快適な湿度をキープしたいときに便利。
    • 湿度60%を目安に、強〜弱で自動運転。
  • 静かモード
    • 就寝時など静かに使いたいときに最適。
    • 湿度40%を目安に、弱以下で長時間の静音運転。
FE-KXP20とFE-KXP23の自動運転モード説明(たっぷり・おまかせ・静かの3種類)
FE-KXP20・FE-KXP23はセンサー自動運転で「たっぷり/おまかせ/静か」の3モードに対応
画像出典:パナソニック公式サイト「FE-KXP20/FE-KXP23 取扱説明書」より引用

まとめ|FE-KXP20とFE-KXP23の違いを整理して自分に合った1台を選ぼう

FE-KXP20とFE-KXP23は、どちらも大容量タンクと高い加湿性能を備えたパナソニックのヒーターレス加湿器です。

違いはただひとつ、FE-KXP23にだけ「ターボモード」が搭載されていること。

この違いによって、適用畳数や連続加湿時間に差が生まれます。

対応畳数が十分ならFE-KXP20、より広い空間をしっかり加湿したいならFE-KXP23を選ぶのがおすすめです。

本記事の内容を参考に、ご自宅やオフィスの広さに合わせて最適な1台を見つけてみてください。

今回は個別のモデルについて紹介しましたが、他にも選択肢となる製品があります。

全モデルの特徴を整理した比較記事も用意していますので、購入前にさらに検討したい方はこちらもチェックしてみてください。
👉 パナソニックの加湿器の違いを徹底比較|対応畳数・ナノイー・電気代・運転音で選ぶ6モデル

本記事のスペックや価格情報は、2025年9月時点の情報です。
販売状況や仕様は変更となる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

参考元:

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この記事を書いた人

「違い図鑑 編集部」は、商品やサービスの違いをわかりやすく比較し、最適な選び方をサポートする編集チームです。

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