パナソニックの中小容量タイプの加湿器には、2025年9月発売の「FE-KX05C」と「FE-KX07C」というモデルがあります。
どちらもナノイーを搭載したヒーターを使わない気化式タイプで、便利機能や本体デザインは共通していますが、大きな違いは加湿できる部屋の広さです。
FE-KX05Cは最大14畳、FE-KX07Cは最大19畳まで対応しており、この差が連続加湿時間や電気代、運転音の違いにもつながっています。
そのため、結論からいうと、どちらを選ぶべきかは「部屋の広さ」によって決まるといえるでしょう。
本記事では、FE-KX05CとFE-KX07Cの違いと共通点を詳しく整理し、どちらを選ぶのがあなたに最適かをわかりやすく解説します。
どちらを購入しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

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FE-KX05CとFE-KX07Cの違いを比較|共通点も整理して解説
ここでは、FE-KX05CとFE-KX07Cの「違い」と「共通点」を分けて整理します。
冒頭でも触れた通り、最大の違いは対応できる部屋の広さであり、それに伴って運転音・連続加湿時間・電気代にも差が生じています。
FE-KX05CとFE-KX07Cの主な違い
2つのモデルの大きな違いは、加湿できる部屋の広さです。
本体サイズやタンク容量は同等のため、この加湿範囲の差が、連続加湿時間・運転音・電気代といった仕様に影響しています。
- 連続加湿時間
- FE-KX05C:約8.4時間
- FE-KX07C:約6時間
- 運転音(お急ぎ/静かモード)
- FE-KX05C:36dB/15dB
- FE-KX07C:44dB/15dB
- 電気代(1か月の目安)
- FE-KX05C:お急ぎ 約84円/静か 約32円
- FE-KX07C:お急ぎ 約142円/静か 約32円
いずれも対応範囲の広いFE-KX07Cの方がパワフルで、その分だけ音や電気代も大きくなっています。
FE-KX05CとFE-KX07Cの共通点
一方で、両モデルには多くの共通点があります。
- 2025年9月発売の中小容量タイプ
- ヒーターを使わない気化式
- 吹き出し口が熱くならず、省エネ性に優れる
- ナノイー搭載
- パナソニック公式によると、加湿にナノイーをプラスすることでお肌の水分量が約2倍になると案内されています。
画像出典:パナソニック公式サイト「加湿×ナノイーでお肌のうるおいを守る
」より引用
※上記の数値はパナソニック社内試験(特定条件下)の結果であり、実際の使用空間や環境での効果を保証するものではありません。肌の状態や使用環境によって効果は異なります。
- フィルター清潔モード搭載
- 停止時にナノイーを充満させてフィルターを清潔に保つ機能
- タンク容量:約4.2L
- 5つの運転モード
- お急ぎ/おやすみ/静か/のど・肌/おまかせ)
- 便利機能
- 湿度表示LED、明るさ切替、切タイマー、チャイルドロック、お手入れランプ、報知音など
- 本体仕様
- 壁ピタ設置、どっちでもタンク、約10年交換不要フィルター、イオン除菌ユニットなど
- 本体サイズ・重さ・カラーも同じ
- 本体サイズ:高さ375×幅375×奥行き186mm
- 本体重量:約5.2kg
- 本体カラー:ホワイトとブラウンの2色展開
このように、基本的な機能やデザインはほぼ共通で、選ぶ際の基準は「部屋の広さ」といえます。
FE-KX05CとFE-KX07Cの違いから見るおすすめの選び方
それでは、FE-KX05CとFE-KX07Cの違いと共通点を踏まえたおすすめの選び方を見ていきましょう。
両モデルには加湿できる部屋の広さという明確な違いがあるため、基本的には設置する部屋の広さを基準に選ぶのがベストです。
ワンルームや寝室なら「FE-KX05C」がおすすめ
FE-KX05Cは、プレハブ洋室14畳/木造和室8.5畳まで対応したモデルです。
ワンルームや寝室など、中規模までの部屋で使うのに十分な加湿能力を持っています。
タンク容量はFE-KX07Cと同じ約4.2Lですが、対応範囲が小さい分、連続加湿時間は約8.4時間と長め。
電気代や運転音も控えめなので、ランニングコストや静音性を重視する人にも向いています。

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リビングなど広めの部屋なら「FE-KX07C」がおすすめ
FE-KX07Cは、プレハブ洋室19畳/木造和室12畳まで対応可能なハイパワーモデルです。
ただし、対応範囲が広い分、連続加湿時間は約6時間と短めで、運転音や電気代もFE-KX05Cに比べて大きくなります。
家族が集まるリビングや広めのLDKなど、広い空間をしっかり加湿したい人におすすめのモデルです。

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FE-KX05CとFE-KX07Cの違いをスペック表で比較|対応畳数・運転音・電気代・サイズなど
FE-KX05CとFE-KX07Cの主要なスペックを比較表にまとめました。
対応畳数や連続加湿時間、運転音、電気代の違いに加えて、サイズや付加機能まで一覧できるので、両モデルのスペックや違いをひと目で比較できます。
購入前の仕様チェックにぜひご活用ください。
スペック比較表
型番 | FE-KX05C | FE-KX07C |
---|---|---|
カラー | -W(ミスティホワイト) | |
-T(クリスタルブラウン) | ||
デザイン | ![]() | ![]() |
連続加湿時間※1 | 約8.4時間 | 約6時間 |
タンク容量 | 約4.2L | |
運転切替 | 連続運転【静か、弱、中、強】 | |
センサー自動運転【おまかせ、のど・肌、おやすみ】 | ||
時間限定運転【お急ぎ(30分間限定)】 | ||
適用床面積※2 | ||
プレハブ洋室 | 14畳(23㎡) | 19畳(32㎡) |
木造和室 | 8.5畳(14㎡) | 12畳(20㎡) |
運転モード | ||
お急ぎモード | 〇(搭載) | |
おやすみモード | 〇(搭載) | |
静かモード | 〇(搭載) | |
のど・肌モード | 〇(搭載) | |
おまかせモード | 〇(搭載) | |
付加機能 | ||
ナノイー | 〇(搭載) | |
フィルター清潔モード | 〇(搭載) | |
湿度表示 | LED5段階 | |
明るさ切替 | 〇(搭載) | |
切タイマー | 2・4・6・8時間 | |
チャイルドロック | 〇(搭載) | |
お手入れランプ | 〇(搭載) | |
報知音※4 | 〇(搭載) | |
本体仕様 | ||
壁ピタ設置 | 〇(対応) | |
どっちでもタンク | 〇(対応) | |
約10年交換不要加湿フィルター※3 | 〇(対応) | |
イオン除菌ユニット | 〇(対応) | |
運転音 | ||
お急ぎ | 36dB | 44dB |
強 | 31dB | 39dB |
中 | 26dB | 31dB |
弱 | 22dB | 22dB |
静か | 15dB | 15dB |
1ヶ月の電気代(目安)※5 | ||
お急ぎ | 約84円 | 約142円 |
強 | 約60円 | 約106円 |
中 | 約51円 | 約60円 |
弱 | 約44円 | 約44円 |
静か | 約32円 | 約32円 |
本体サイズ・重量 | ||
本体寸法 | 高さ375×幅375×奥行き186(+背面凸部10)mm | |
本体重量(タンク空時) | 約5.2kg | |
販売状況 | ||
発売日 | 2025年9月 | |
参考価格(公式) | 33,000円(税込) | 36,300円(税込) |
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※1 連続加湿時間は、最大加湿能力時。
※2 適用面積の目安は、(一社)日本電機工業会規格(JEM1426)に基づき、プレハブ住宅洋室の場合を最大適用面積とし木造和室の場合を最小適用面積としたものです。ただし、壁・床の材質・部屋の構造・使用暖房器具等によって適用面積は異なります。
※3 加湿フィルター交換の目安は定格加湿能力に対し、加湿能力が約50%に落ちるまでの期間。1日8時間運転に基づきパナソニックで算出。ご使用状況によっては寿命が短くなることがあります。定期的にフィルターのお掃除が必要です。
※4 タンクの水がなくなると音でお知らせ
※5 電力料金目安単価31円/kWh【令和4年7月改訂】1か月の電気代は1日8時間運転×30日で計算
※価格は2025年9月時点の公式参考価格です。実際の販売価格は販売店や時期により変動します。
FE-KX05CとFE-KX07Cの違いに関するよくある質問【FAQ】
ここでは、FE-KX05CとFE-KX07Cに関して購入前によく寄せられる疑問をQ&A形式で整理しました。
運転モードの違いやフィルターの特徴、設置方法など、本文では触れきれなかったポイントも補足しています。
まとめ|FE-KX05CとFE-KX07Cの違いを振り返って自分に合った1台を選ぼう
FE-KX05CとFE-KX07Cは、ナノイー搭載や便利機能、本体デザインなど基本仕様は同じです。
最大の違いは対応できる部屋の広さであり、そこから連続加湿時間・運転音・電気代の差が生じています。
FE-KX05C
14畳(プレハブ洋室)まで対応。
静音性とランニングコストに優れ、寝室やワンルームに最適。

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FE-KX07C
19畳(プレハブ洋室)まで対応。
広い範囲を加湿できるので、リビングや広めのLDK向き。

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そのため、どちらを選ぶべきかはシンプルに部屋の広さで決めるのがベストです。
小さめのスペースならFE-KX05C、広い空間をしっかり潤したいならFE-KX07Cを選びましょう。
本記事のスペックや価格情報は、2025年9月時点の情報です。
販売状況や仕様は変更となる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
参考元:
- Panasonic公式サイト「ヒーターレス気化式加湿機(中小容量タイプ)FE-KX05C」
- Panasonic公式サイト「ヒーターレス気化式加湿機(中小容量タイプ)FE-KX07C」
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