パナソニックの加湿空気清浄機「F-VXW90」と「F-VXV90」は、40畳まで対応で加湿機能も備えた両シリーズの最上位に位置するモデルです。
結論から言うと、両機種の違いは発売時期だけ。
本体のサイズや性能、搭載機能はすべて同等です。
つまり、「最新モデルを選ぶか」「型落ちを選ぶか」が判断ポイントになります。
ここでは、F-VXW90とF-VXV90の発売時期の違いと、共通するスペック・機能を整理して解説します。

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F-VXW90とF-VXV90の違いを比較|共通点も整理して解説
F-VXW90とF-VXV90は、ナノイーX(1秒間に48兆個のOHラジカルを生成)や複数のセンサー、専用アプリ「ミルエア」対応など、最上位モデルならではの機能を備えています。
違いはシンプルで発売時期のみ。だからこそ、共通点の把握がモデル選びの大事なポイントになります。
F-VXW90とF-VXV90の発売時期の違い(後継モデルと型落ちモデル)
両モデルの違いは発売されたタイミングで、約2年の差があります。
新モデルを選びたいならF-VXW90、型落ちや中古品の多さで選ぶならF-VXV90というシンプルな構図です。
F-VXW90とF-VXV90のスペックと機能の共通点
発売時期以外のスペックや機能はすべて共通しています。
両モデルの主な共通点は以下のとおりです。
主な共通点
- シリーズ最上位モデル(空気清浄40畳/加湿24畳まで対応)
- ナノイーX(48兆個)搭載
※パナソニック公式によると、付着臭や花粉・ウイルスなどの抑制が期待できるとされています(効果は使用環境によって異なります) - 高感度ハウスダストセンサー搭載(0.3μmまで検知)
- ニオイセンサー・ひとセンサー搭載、留守そうじ運転に対応
- スマホアプリ「ミルエア」に対応
- 5つの気流モードを搭載(花粉撃退・PM2.5・ニオイ/けむり・ハウスダスト・おそうじ気流)
- お急ぎ加湿機能搭載、約4.0Lのタンクで最大930mL/hの加湿
- 集じん・脱臭・加湿フィルターはいずれも同じ型番を使用
- プレフィルターは取り外し可能で掃除機でお手入れ可能
なお、操作パネルやフロント部分のランプ配置も完全に同じです。
実際の取扱説明書の図を比べても差はなく、どちらを選んでも操作感にも違いはありません。
パナソニック公式サイト『F-VXW90 取扱説明書』より引用 パナソニック公式サイト『F-VXV90 取扱説明書』より引用
F-VXW90とF-VXV90の違いから見るおすすめの選び方
F-VXW90とF-VXV90はスペックや機能が同じなので、選ぶ基準は「発売時期」と「価格差」になります。
ここでは、それぞれのモデルがおすすめとなるケースを解説します。
新しい後継モデルを選びたいなら「F-VXW90」がおすすめ
F-VXW90は2024年10月に発売された後継モデルです。
型落ちと比べて新しいモデルを選ぶことで、流通在庫や価格の安定性を期待できます。
販売からの期間が浅いため、中古や展示品ではなく新品を安心して入手したい人にも向いています。
「新しいモデルを選んで長く使いたい」という方にはF-VXW90がおすすめです。

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型落ちモデルを検討するなら「F-VXV90」がおすすめ
F-VXV90は2022年11月に発売された型落ちモデルです。
スペックや機能はF-VXW90と同じため、在庫処分や中古品など条件が合えばお得に選べる可能性があります。
ただし注意点として、パナソニックの空気清浄機は型落ちの流通量が少なく、新モデルより価格が高くなるケースもあります。
また、パナソニック公式オンラインショップではすでに取り扱いが終了しています。
そのため購入前には、必ず楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングなどで最新価格を比較確認してから選ぶことをおすすめします。

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もし「新モデルのF-VXWシリーズの中で価格を抑えたい」という場合は、下位モデルのF-VXW70もチェックしてみてください。
ナノイーXの発生量や対応畳数などに違いがあります。
性能差を詳しく比較した記事はこちらです。
👉 F-VXW90とF-VXW70の違いを徹底比較|どっちを選ぶ?対応畳数・アプリ機能・ナノイーXの違い
F-VXW90とF-VXV90の違いをスペック表で比較|空気清浄・加湿・ナノイーX・フィルター
F-VXW90とF-VXV90は、発売時期以外のスペックがすべて同等です。
ここでは、空気清浄性能や加湿性能、ナノイーX、フィルター仕様といった主要なポイントを表にまとめました。
両モデルの詳細を比較することで、どちらを選んでも同じ性能であることが確認できます。
F-VXW90とF-VXV90の空気清浄性能を比較
両モデルとも空気清浄の対応畳数は40畳まで。
清浄時間や運転音、消費電力、センサー性能まで完全に同一です。
ナノイーX(1秒間に48兆個のOHラジカルを生成)や高感度ハウスダストセンサー、花粉・PM2.5対応気流など、最上位モデルらしい充実した機能を備えています。
👉 詳細は以下の表をご覧ください。
スペック比較表
型番 | F-VXW90 | F-VXV90 |
---|---|---|
カラーバリエーション | 木目調(-TM) | 木目調(-TM) |
ホワイト(-W) | ホワイト(-W) | |
デザイン | ![]() | ![]() |
8畳(13㎡)の清浄時間★5 | ||
空気清浄運転時 | 約7分 | |
加湿空気清浄運転時 | 約8分 | |
空気清浄の対応範囲の目安 ★1 | ||
空気清浄運転時 | 40畳(66㎡)まで | |
加湿空気清浄運転時 | 35畳(58㎡)まで | |
フィルターでケアする汚れやニオイ | ||
汚れ | ウイルス※3・カビ菌※4・菌※5・ホコリ/チリ・タバコの煙★2・ディーゼル粉じん・花粉・PM2.5★3★4 | |
ニオイ | ペット臭・体臭・アンモニア臭・生ゴミ臭・料理臭・タバコの臭い | |
ナノイー | ||
種類(数) | ナノイーX(48兆) | |
搭載センサー | ||
ハウスダストセンサー | 〇(搭載)0.3μmまで検知 | |
PM2.5解析プログラム | 〇(搭載) | |
湿度センサー | 〇(搭載) | |
温度 | 〇(搭載) | |
照度センサー | 〇(搭載) | |
ニオイセンサー | 〇(搭載) | |
ひとセンサー | 〇(搭載) | |
搭載気流 | ||
花粉撃退気流 | 〇(搭載) | |
ハウスダスト気流 | 〇(搭載) | |
PM2.5気流 | 〇(搭載) | |
ニオイ・けむり気流 | 〇(搭載) | |
おそうじ気流 | 〇(ミルエアアプリ設定) | |
自動運転モード | ||
お急ぎ加湿 | 〇(搭載) | |
標準 | 〇(搭載) | |
花粉 | 〇(搭載) | |
おやすみ自動運転 | 〇(搭載) | |
留守そうじ運転 | 〇(搭載)「ミルエア」アプリで設定 | |
フィルター型番&交換期間※1 | ||
プレフィルター | 型番:FFJ0080229 (破損するまで交換不要) | |
静電HEPAフィルター※2 | 型番:F-ZXTP90 (約10年交換不要) | |
スーパーナノテク脱臭フィルター | 型番:F-ZXLD90 (約10年交換不要) | |
加湿フィルター | 型番:F-ZXJV90 (約10年交換不要) | |
風量(m³/分)空気清浄運転時 | 加湿空気清浄運転時 | ||
お急ぎ加湿 | ー | 8.6 | |
強 | 8.7 | 7.6 | |
中 | 3.1 | 3.6 | |
静音 | 1.1 | 2.0 | |
運転音(dB)空気清浄運転時 | 加湿空気清浄運転時 | ||
お急ぎ加湿 | ー | 55 | |
強 | 55 | 53 | |
中 | 33 | 34 | |
静音 | 18 | 25 | |
消費電力(W)空気清浄運転時 | 加湿空気清浄運転時 | ||
お急ぎ加湿 | ー | 86 | |
強 | 88 | 65 | |
中 | 11 | 15 | |
静音 | 5.5 | 9.3 | |
電気代の目安※6(円/h)空気清浄運転時 | 加湿空気清浄運転時 | ||
お急ぎ加湿 | ー | 2.7 | |
強 | 2.8 | 2.1 | |
中 | 0.4 | 0.5 | |
静音 | 0.2 | 0.3 | |
付加機能 | ||
ミルエア | 〇(搭載) | |
キャスター | 〇(搭載) | |
チャイルドロック | 〇(搭載) | |
外形寸法など | ||
重さ(kg) | 11.4 | |
高さ×幅×奥行き(mm) | 640×398×287 | |
販売状況 | ||
発売日 | 2024年10月 | 2022年11月 |
楽天 | 最新価格を見る | 最新価格を見る |
Amazon | 最新価格を見る | 最新価格を見る |
※この表の数値や効果はすべてパナソニック公式サイトや取扱説明書に基づいています。実際の使用環境(部屋の広さ・空気の状態など)によって効果や交換目安は変わる場合があります。
★1:適用床面積は、(一社)日本電機工業会規格(JEM1467)に基づき、30分で空気を清浄できる部屋の広さ(天井高2.4m)を表しています。
★2:タバコに含まれる有害物質(一酸化炭素など)は除去できません。
★3:PM2.5とは2.5μm以下の微小粒子状物質の総称です。
★4:この空気清浄機では0.1μm未満の微小粒子状物質については除去の確認ができていません。また、空気中の有害物質すべてを除去できるものではありません。32m³(約8畳)の密閉空間での試験結果であり、実際の使用空間での結果ではありません。
★5:(一社)日本電機工業会規格(JEM1467)に基づいて算出された清浄時間です。
フィルターや電気代に関する注意点
※1:プレフィルターや集じんフィルターは定期的なお手入れが必要です。交換目安は試験条件に基づくものであり、使用環境によって短くなる場合があります。
※2:静電HEPAフィルターは、粒径0.3μmの粒子に対して99.97%以上を捕集する性能を持ちます。
※3〜5:各種試験は第三者機関により実施されていますが、特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同様の効果を保証するものではありません。
※6:電気代は電力料金目安単価31円/kWh(税込、2022年7月改定)で算出した参考値です。
F-VXW90とF-VXV90の加湿性能を比較
加湿性能についても両モデルは同じ仕様です。
タンク容量は約4.0Lで、最大930mL/hの加湿に対応。
24畳(プレハブ洋室)の広さまでカバーできます。
また「お急ぎ加湿」モードも搭載しているため、乾燥が気になる季節でもすばやく加湿できるのが強みです。
👉 詳細は以下の表をご覧ください。
加湿機能の比較表
型番 | F-VXW90 | F-VXV90 |
---|---|---|
連続加湿時間 | 約4.6時間 | |
タンク容量 | 約4.0L | |
加湿の対応範囲の目安 ※1 | ||
プレハブ洋室 | 24畳(40㎡)まで | |
木造和室 | 15畳(25㎡)まで | |
加湿量※2※3 | ||
お急ぎ加湿 | 930mL/h | |
強 | 870mL/h | |
中 | 450mL/h | |
静音 | 300mL/h |
※この表の数値はすべてパナソニック公式サイトおよび取扱説明書に基づいています。実際の使用環境によって加湿量や連続運転時間は変わる場合があります。
※1:適用床面積は、(一社)日本電機工業会規格(JEM1426)に基づき算出された目安です。
※2:加湿運転時は、吹出口の温度が室温より低くなる場合があります。
※3:加湿量はJEM1426に基づき、室温20℃/湿度30%で測定した値です。自己調湿機能により、高湿になると加湿量は自動的に減少します。
F-VXW90とF-VXV90の違いに関するよくある質問【FAQ】
F-VXW90とF-VXV90の違いについて、購入前に気になる疑問をQ&A形式で整理しました。
フィルターやナノイーXの性能、加湿機能や電気代など、選ぶ際に迷いやすいポイントをまとめています。
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パナソニック空気清浄機の違いを徹底比較|主要5モデルの特徴と選び方ガイド
まとめ|F-VXW90とF-VXV90の違いを整理して自分に合った1台を選ぼう
F-VXW90とF-VXV90は、どちらも現行のパナソニック空気清浄機における最上位モデルです。
違いはシンプルに「発売時期」だけで、本体サイズや機能、フィルター型番まで同じ仕様になっています。
選び方のポイントは「価格差」と「流通状況」。
新モデルを安定した価格で入手したいならF-VXW90、在庫処分や中古品など条件が合えばF-VXV90を選ぶのも有力な選択肢です。
👉 スペックや機能面に差はないため、購入のタイミングと予算に合わせて、後継モデルのF-VXW90か型落ちモデルのF-VXV90かを選べば間違いありません。
本記事はパナソニック公式サイトや取扱説明書の情報をもとに執筆しています。
効果や仕様は環境や使用条件により異なる場合があります。
スペックや価格情報は2025年10月時点のもので、販売状況や仕様は変更となる場合があります。
最新情報は公式サイトでご確認ください。
参考元:
- Panasonic公式サイト「加湿空気清浄機 F-VXW90」
- Panasonic公式サイト「加湿空気清浄機 F-VXV90」
- Panasonic公式サイト「ミルエア アプリについて」
- Panasonic公式サイト「ナノイーXの特長」
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