パナソニックの加湿空気清浄機「F-VXW70」と「F-VXV70（F-VC70XV）」は、中位クラスに位置する31畳まで対応のモデルです。
両機種とも高性能な空気清浄と加湿に対応しており、ナノイーXや高感度ハウスダストセンサーなどを搭載しています。
結論から言うと、F-VXW70とF-VXV70（F-VC70XV）の違いは発売時期です。
両モデルの主な違い
- F-VXW70：2023年11月発売（後継モデル）
- F-VXV70（F-VC70XV）：2022年11月発売（型落ちモデル）
なお、F-VXV70とF-VC70XVは同時期に発売された同スペック機で、違いは流通経路のみです。
- F-VXV70：パナソニック公式ストア向け型番（ECショップでも販売あり）
- F-VC70XV：家電量販店やAmazon、楽天など一般販売店向け型番
実際の購入時には区別する必要はほとんどなく、本記事ではまとめて「F-VXV70（F-VC70XV）」と表記します。
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F-VXW70とF-VXV70(F-VC70XV)の違いを比較｜共通点も整理して解説
F-VXW70とF-VXV70(F-VC70XV)の違いは発売時期に限られ、スペックや操作感や機能に差はありません。
そのため、両モデルの特徴がそのまま共通点となります。
F-VXW70とF-VXV70(F-VC70XV)の主な違い
F-VXW70とF-VXV70（F-VC70XV）の発売時期には1年の差があります。
- F-VXW70：2023年11月発売（後継モデル）
- F-VXV70（F-VC70XV）：2022年11月発売（型落ちモデル）
つまり、F-VXW70が後継モデル、F-VXV70（F-VC70XV）は型落ちモデルという位置づけになります。
F-VXW70とF-VXV70(F-VC70XV)の共通点
F-VXW70とF-VXV70（F-VC70XV）は基本性能・機能が同一で、以下の共通点があります。
主な共通点
- 空気清浄の対応範囲：31畳（51㎡）まで
- 加湿の対応範囲：19畳（32㎡）まで
- お急ぎ加湿搭載ですばやい加湿にも対応
- 4つの気流で空気をケア（ニオイ・けむり／PM2.5／ハウスダスト／花粉）
- ナノイーX（9.6兆）搭載
※パナソニック公式によると、付着臭や花粉・ウイルスなどの抑制が期待できるとされています。効果は使用環境によって異なります。 - 高感度ハウスダストセンサー（0.3μmまで検知）＋ニオイセンサー搭載
- 集じん／脱臭／加湿などフィルターの型番は同じ
- プレフィルターは取り外し可能で掃除機で手入れ可能
さらに、操作パネルやフロント部分のランプ配置も完全に同じです。
実際の取扱説明書の図を比べても差はなく、どちらを選んでも操作感にも違いはありません。
F-VXW70の操作パネルと前面ランプ配置（F-VXV70と同一）
パナソニック公式サイト『F-VXW70 取扱説明書』より引用F-VXV70の操作パネルと前面ランプ配置（F-VXW70と同一）
パナソニック公式サイト『F-VXV70 取扱説明書』より引用
F-VXW70とF-VXV70(F-VC70XV)の違いから見るおすすめの選び方
F-VXW70とF-VXV70（F-VC70XV）は基本スペックや機能に違いがないため、選び方の基準は「新しい後継モデルを選ぶか」「型落ちを狙うか」にあります。
ここでは、それぞれのケースでおすすめできるポイントを整理します。
後継モデルを選ぶなら「F-VXW70」がおすすめ
F-VXW70は2023年11月に発売された新モデルで、F-VXV70（F-VC70XV）の後継機種にあたります。
現行モデルとして販売が継続しているため価格が安定しているのがメリットです。
「どちらを選ぶべきか迷ったら後継モデルのF-VXW70」というのが基本の選び方です。
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型落ちを安く手に入れたいなら「F-VXV70（F-VC70XV）」もおすすめ
F-VXV70（F-VC70XV）は2022年発売の型落ちモデルですが、スペックや機能はF-VXW70と同じです。
庫処分品や中古市場では価格が下がる場合があり、コストを抑えて購入できる選択肢になります。
さらに、フィルターなどの消耗品は後継モデルのF-VXW70と共通のため、交換品の入手で困ることもないでしょう。
ただし注意点として、パナソニックの家電は型落ちモデルの流通量が少なく、新モデルより価格が高くなるケースもあります。
価格が逆転することもあるため、購入前には必ず楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングなどで最新の価格や在庫状況を確認することをおすすめします。
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現行ラインナップの中で価格を抑えたい場合は、グレードを1段下げた「F-VXW55」という選択肢もあります。
👉 F-VXW70とF-VXW55の違いを徹底比較｜どっちを選ぶ？ナノイーX・センサー性能を比較
F-VXW70とF-VXV70(F-VC70XV)の違いをスペック表で比較｜発売時期・ナノイーX・センサー・フィルター型番
ここではF-VXW70とF-VXV70（F-VC70XV）の空気清浄性能・加湿性能・フィルター仕様を比較表にまとめました。
「本当に違いがないのか？」と疑問に思う方でも、数値で確認すれば安心できるはずです。
実際にスペックを見比べると、どちらを選んでも同じ機能を利用できることが分かります。
空気清浄性能・フィルター型番・電気代の比較表
F-VXW70とF-VXV70（F-VC70XV）は空気清浄性能や搭載センサー、フィルター型番まで完全に同じ仕様です。
静電HEPAフィルターや脱臭フィルター、加湿フィルターはいずれも交換目安が約10年で共通しており、互換性も心配いりません。
さらに、消費電力や電気代の目安も変わらないため、ランニングコストにも違いはありません。
スペック比較表
| 型番 | F-VXW70 | F-VXV70 (F-VC70XV) |
|---|---|---|
| デザイン |  |  |
| カラーバリエーション | ホワイト（-W） | |
| ブラック（-K） | ||
| 木目調（-TM） | ||
| 8畳（13㎡）の清浄時間★5 | ||
| 空気清浄運転時 | 約9分 | |
| 加湿空気清浄運転時 | 約10分 | |
| 空気清浄の対応範囲の目安 ★1 | ||
| 空気清浄運転時 | 31畳（51㎡）まで | |
| 加湿空気清浄運転時 | 29畳（48㎡）まで | |
| フィルターでケアする汚れやニオイ | ||
| 汚れ | ウイルス※3・カビ菌※4・菌※5・ホコリ/チリ・タバコの煙★2・ディーゼル粉じん・花粉・PM2.5★3★4 | |
| ニオイ | ペット臭・体臭・アンモニア臭・生ゴミ臭・料理臭・タバコの臭い | |
| ナノイー | ||
| 種類（数） | ナノイーX（9.6兆） | |
| 搭載センサー | ||
| 高感度 ハウスダスト センサー | 〇（搭載）0.3μmまで検知 | |
| PM2.5解析プログラム | 〇（搭載） | |
| 湿度センサー | 〇（搭載） | |
| 照度センサー | 〇（搭載） | |
| ニオイセンサー | 〇（搭載） | |
| 搭載気流 | ||
| 花粉撃退気流 | 〇（搭載） | |
| ハウスダスト気流 | 〇（搭載） | |
| PM2.5気流 | 〇（搭載） | |
| ニオイ・けむり気流 | 〇（搭載） | |
| 自動運転モード | ||
| お急ぎ加湿 | 〇（搭載） | |
| 標準 | 〇（搭載） | |
| 花粉 | 〇（搭載） | |
| おやすみ自動運転 | 〇（搭載） | |
| フィルター型番&交換期間※1 | ||
| 集じんプレフィルター | 型番：FFJ0080229 （破損するまで交換不要） | |
| 静電HEPAフィルター※2 | 型番：F-ZXTP90 （約10年交換不要） | |
| スーパーナノテク脱臭フィルター | 型番：F-ZXLD90 （約10年交換不要） | |
| 加湿フィルター | 型番：F-ZXJV90 （約10年交換不要） | |
| 風量（m³/分）空気清浄運転時 | 加湿空気清浄運転時 | ||
| お急ぎ加湿 | ー | 6.7 | |
| 強 | 6.7 | 6.3 | |
| 中 | 2.7 | 3.1 | |
| 静音 | 1.0 | 1.9 | |
| 運転音（dB）空気清浄運転時 | 加湿空気清浄運転時 | ||
| お急ぎ加湿 | ー | 54 | |
| 強 | 54 | 52 | |
| 中 | 33 | 36 | |
| 静音 | 15 | 26 | |
| 消費電力（Ｗ）空気清浄運転時 | 加湿空気清浄運転時 | ||
| お急ぎ加湿 | ー | 58 | |
| 強 | 56 | 50 | |
| 中 | 8.5 | 13 | |
| 静音 | 4.2 | 8 | |
| 電気代の目安※6（円/h）空気清浄運転時 | 加湿空気清浄運転時 | ||
| お急ぎ加湿 | ー | 1.8 | |
| 強 | 1.8 | 1.6 | |
| 中 | 0.3 | 0.5 | |
| 静音 | 0.2 | 0.3 | |
| 付加機能 | ||
| キャスター | 〇（搭載） | |
| チャイルドロック | 〇（搭載） | |
| 外形寸法など | ||
| 重さ（kg） | 10 | |
| 高さ×幅×奥行き（mm） | 640×398×257 | |
| 販売状況 | ||
| 発売日 | 2023年11月 | 2022年11月 |
| 楽天 | 最新価格を見る | 最新価格を見る |
| Amazon | 最新価格を見る | 最新価格を見る |
※この表の数値や効果はすべてパナソニック公式サイトや取扱説明書に基づいています。実際の使用環境（部屋の広さ・空気の状態など）によって効果や交換目安は変わる場合があります。
★1：適用床面積は、（一社）日本電機工業会規格（JEM1467）に基づき、30分で空気を清浄できる部屋の広さ（天井高2.4m）を表しています。
★2：タバコに含まれる有害物質（一酸化炭素など）は除去できません。
★3：PM2.5とは2.5μm以下の微小粒子状物質の総称です。
★4：この空気清浄機では0.1μm未満の微小粒子状物質については除去の確認ができていません。また、空気中の有害物質すべてを除去できるものではありません。32m³（約8畳）の密閉空間での試験結果であり、実際の使用空間での結果ではありません。
★5：（一社）日本電機工業会規格（JEM1467）に基づいて算出された清浄時間です。
フィルターや電気代に関する注意点
※1：プレフィルターや集じんフィルターは定期的なお手入れが必要です。交換目安は試験条件に基づくものであり、使用環境によって短くなる場合があります。
※2：静電HEPAフィルターは、粒径0.3μmの粒子に対して99.97%以上を捕集する性能を持ちます。
※3〜5：各種試験は第三者機関により実施されていますが、特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同様の効果を保証するものではありません。
※6：電気代は電力料金目安単価31円/kWh（税込、2022年7月改定）で算出した参考値です。
加湿性能・タンク容量・対応畳数の比較表
F-VXW70とF-VXV70（F-VC70XV）は加湿性能も同一で、タンク容量や連続加湿時間、適用畳数に違いはありません。
加湿量は最大で毎時740mLと十分なスペックを備えており、広めのリビングから寝室まで幅広く対応できます。
どちらを選んでも加湿機能の操作感や機能に差はありません。
加湿機能の比較表
| 型番 | F-VXW70 | F-VXV70(F-VC70XV) |
|---|---|---|
| 連続加湿時間 | 約4.6時間 | |
| タンク容量 | 約3.2L | |
| 加湿の対応範囲の目安 ※1 | ||
| プレハブ洋室 | 19畳（32㎡）まで | |
| 木造和室 | 12畳（20㎡）まで | |
| 加湿量※2※3 | ||
| お急ぎ加湿 | 740mL/h | |
| 強 | 700mL/h | |
| 中 | 400mL/h | |
| 静音 | 250mL/h | |
※この表の数値はすべてパナソニック公式サイトおよび取扱説明書に基づいています。実際の使用環境によって加湿量や連続運転時間は変わる場合があります。
※1：適用床面積は、（一社）日本電機工業会規格（JEM1426）に基づき算出された目安です。
※2：加湿運転時は、吹出口の温度が室温より低くなる場合があります。
※3：加湿量はJEM1426に基づき、室温20℃／湿度30％で測定した値です。自己調湿機能により、高湿になると加湿量は自動的に減少します。
F-VXW70とF-VXV70(F-VC70XV)の違いに関するよくある質問【FAQ】
F-VXW70とF-VXV70（F-VC70XV）について、購入前に気になりやすいポイントをQ&A形式で整理しました。
フィルターの型番やナノイーXの性能、加湿機能、さらにF-VXV70とF-VC70XVの違いまで、よくある疑問をまとめて解説します。
F-VXW70とF-VXV70(F-VC70XV)の交換用フィルターの型番は同じですか？
はい、F-VXW70とF-VXV70（F-VC70XV）の交換用フィルターは同じ型番です。
搭載されているのは以下のフィルターで、いずれも約10年交換不要（※使用環境により短くなる場合あり）となっています。
- 静電HEPAフィルター：F-ZXTP90
- スーパーナノテク脱臭フィルター：F-ZXLD90
- 加湿フィルター：F-ZXJV90
- プレフィルター：FFJ0080229（破損するまで交換不要）
そのため、消耗品の互換性を気にせず、どちらのモデルを選んでも同じ交換フィルターを使用できます。
パナソニック公式サイト『F-VXW70 取扱説明書』より引用 パナソニック公式サイト『F-VXV70 取扱説明書』より引用
※2025年9月時点の公式情報に基づいています。
販売状況や仕様は変更される場合がありますので、ご購入前には必ずメーカー公式サイトで最新情報をご確認ください。
F-VXW70とF-VXV70(F-VC70XV)のナノイーXは同じ性能ですか？
はい、両モデルに搭載されているナノイーXは同じ性能です。
いずれも「ナノイーX（9.6兆）」を搭載しており、花粉・ウイルス・菌・ニオイなどに作用するとパナソニック公式で案内されています。
そのため、F-VXW70とF-VXV70（F-VC70XV）のどちらを選んでも、ナノイーXによる空気ケア性能に違いはありません。
詳しくはパナソニック公式サイト「ナノイーXの特長」をご覧ください。
より高性能なナノイーX（48兆）を搭載した上位モデル「F-VXW90」もあります。
性能を比較したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
F-VXW70とF-VXV70(F-VC70XV)のナノイーXを切ることはできますか？切り方は？
はい、ナノイーXは運転中でもオフにすることができます。
操作方法は以下のとおりです。
- 本体が運転中に 「加湿」ボタンと「自動」ボタンを同時に約3秒押す
- ナノイーXランプが消灯してオフになります。
- 再度同じ操作をするとナノイーXがオンになり、ランプが点灯します。
この操作方法はF-VXW70・F-VXV70（F-VC70XV）の両方で同じです。
パナソニック公式サイト『F-VXW70 取扱説明書』より引用
F-VXW70とF-VXV70(F-VC70XV)の加湿機能は同じですか？
はい、F-VXW70とF-VXV70（F-VC70XV）の加湿機能は同じです。
両モデルともにタンク容量は約3.2Lで、最大加湿量は毎時740mL。
適用床面積の目安は以下のとおりで、仕様に違いはありません。
- プレハブ洋室：19畳（32㎡）まで
- 木造和室：12畳（20㎡）まで
また「お急ぎ加湿」モードも搭載しており、乾燥が気になる季節でもすばやく加湿できます。
なお、加湿機能が不要な方には「加湿なし空気清浄機」も選択肢となります。
詳しくは以下の記事で解説しています。
F-VXV70とF-VC70XVの違いは何ですか？
F-VXV70とF-VC70XVは、スペックや機能に違いはありません。
- F-VXV70：パナソニック公式ストア向け型番（ECショップでも販売あり）
- F-VC70XV：家電量販店や各種ECショップなど一般販売店向け型番
つまり、型番の違いは「販売ルート」によるものです。
本体の性能・フィルター型番・操作方法などは共通しているため、実際の使用感に差はありません。
また、どちらも楽天やAmazonなどのオンラインショップで出品が確認できますので、購入の際は価格や在庫状況に応じて選べば問題ありません。
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現行モデルをまとめて比較した記事も公開中です。
パナソニック空気清浄機の違いを徹底比較｜主要5モデルの特徴と選び方ガイド
まとめ｜F-VXW70とF-VXV70(F-VC70XV)の違いを整理して自分に合った1台を選ぼう
F-VXW70とF-VXV70（F-VC70XV）の大きな違いは発売時期です。
F-VXW70
2023年発売の後継モデル
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F-VXV70（F-VC70XV）
2022年発売の型落ちモデル（流通経路違いの兄弟機）
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スペックや機能は共通しているため、選び方の基準は「新モデルを選ぶか」「型落ちを狙うか」になります。
どちらを選んでも空気清浄・加湿性能やフィルターの互換性に差はなく、満足できる1台となるでしょう。
本記事はパナソニック公式サイトや取扱説明書の情報をもとに執筆しています。
効果や仕様は環境や使用条件により異なる場合があります。
スペックや価格情報は2025年9月時点のもので、販売状況や仕様は変更となる場合があります。
最新情報は公式サイトでご確認ください。
参考元：
- Panasonic公式サイト「加湿空気清浄機 F-VXW70」
- Panasonic公式サイト「加湿空気清浄機 F-VXV70」
- Panasonic公式サイト「加湿空気清浄機 F-VC70XV」
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