パナソニックの空気清浄機は、独自の「ナノイーX」技術による空気ケアや静音設計、花粉モードなどが人気のシリーズです。
ただし、現行モデルには加湿機能付きの「F-VXWシリーズ」と、加湿なしの「F-PXシリーズ」の2タイプがあり、どれを選べばいいか迷う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、2025年時点の現行モデル5機種(F-VXW90/F-VXW70/F-VXW55/F-PX70C/F-PX60C)の違いをわかりやすく比較。
どちらを選ぶか迷っている方にむけて、それぞれの特徴やおすすめポイントをまとめ、あなたにぴったりの1台を選ぶためのヒントを紹介します。
パナソニック空気清浄機の現行モデル一覧とシリーズの違い
パナソニックの空気清浄機は、加湿機能付きの「F-VXWシリーズ」と、加湿なしの「F-PXシリーズ」に大きく分かれ、現行モデルは以下の5機種です。
どのモデルも独自のナノイー/ナノイーX技術を採用しており、用途や使う部屋によって選ぶシリーズが変わります。
F-VXWシリーズ(加湿機能あり)の特徴
F-VXWシリーズは加湿しながら空気を清浄できるシリーズで、花粉・ニオイ・乾燥対策をまとめて行いたい方におすすめです。
ナノイーXの発生量が多く、センサーや搭載気流の数も多いため、部屋の空気環境をきめ細かく自動制御できます。
家庭用モデルでは、上位からF-VXW90/F-VXW70/F-VXW55の3機種がラインナップされています。
F-PXシリーズ(加湿なし)の特徴
F-PXシリーズは、加湿機能を省いたシンプル設計のシリーズです。
花粉やハウスダストの除去に特化しており、加湿タンクの手入れも不要です。
スリムで設置スペースが小さく、寝室やワンルームにも置きやすいサイズ感が特徴です。
2025年発売のF-PX70CとF-PX60Cが現行モデルとして展開されています。
パナソニックF-VXWシリーズの違いを比較|上位・中位・下位モデルの特徴まとめ
ここでは、加湿機能付きの「パナソニックF-VXWシリーズ」3モデル(F-VXW90/F-VXW70/F-VXW55)の違いをまとめます。
シリーズ内では、ナノイーXの発生量・センサー構成・気流の種類・アプリ対応などが主な違いです。
上位モデルほど検知や制御の精度が高く、広いリビングや家族の多い家庭におすすめです。
パナソニックF-VXW90の特徴|加湿空気清浄機シリーズの最上位モデル
F-VXW90は、現行のパナソニック加湿空気清浄機の最上位モデルです。
F-VXWシリーズで唯一、アプリ対応と人センサーを搭載した、すべての機能がそろうハイエンド機です。
主な特徴
- 空気清浄適用床面積:40畳
- 加湿適用床面積:木造15畳/プレハブ24畳
- ナノイーX(48兆個/秒)搭載
- センサー構成:ハウスダスト(0.3μmまで検知)/ニオイ/湿度/照度/ひとセンサー
- アプリ対応:〇(ミルエア対応)
- 気流モード:花粉撃退/ハウスダスト/PM2.5/ニオイ・けむり/おそうじ気流(アプリ設定)
アプリ「ミルエア」では、外出先からの遠隔操作や、部屋の空気状態の見える化が可能です。
さらに、人センサーが動きを検知してホコリの舞い上がりを予測し、自動で集じんを開始します。
「最新機能をすべて使いたい」「家全体を清浄・加湿したい」という方に最適です。

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F-VXW90とF-VXW70の違いを徹底比較|どっちを選ぶ?対応畳数・アプリ機能・ナノイーXの違い
パナソニックF-VXW70の特徴|加湿空気清浄機シリーズの中位モデル
F-VXW70は、パナソニック加湿空気清浄機「F-VXWシリーズ」の中位モデルです。
上位機種のF-VXW90からアプリ機能を省いた構成で、家庭用としてバランスの取れた人気モデルとなっています。
主な特徴
- 空気清浄適用床面積:31畳
- 加湿適用床面積:木造12畳/プレハブ19畳
- ナノイーX(9.6兆個/秒)搭載
- センサー構成:ハウスダスト(0.3μm)/ニオイ/湿度/照度
- アプリ対応:×
- 自動運転モード:お急ぎ加湿/標準/花粉/おやすみ自動運転
家庭のリビングや寝室など、幅広い環境で使いやすいサイズと性能を両立。
静音性にも優れており、花粉シーズンの長時間運転にも適しています。
「広いリビングで使いたい」「アプリ操作までは不要」という方におすすめです。

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パナソニックF-VXW55の特徴|加湿空気清浄機シリーズの下位モデル
F-VXW55は、パナソニック加湿空気清浄機「F-VXWシリーズ」の下位モデルです。
シリーズの中ではコンパクトサイズで、静音性を重視したエントリーモデルに位置づけられます。
主な特徴
- 空気清浄適用床面積:25畳
- 加湿適用床面積:木造8.5畳/プレハブ14畳
- ナノイーX(4.8兆個/秒)搭載
- センサー構成:ハウスダスト(1.0μmまで検知)/湿度/照度
- 唯一「寝室モード」を搭載
ナノイーXの発生量やセンサー数は上位モデルより控えめですが、加湿空気清浄運転時の静音性に優れており、快眠をサポートする「寝室モード」を搭載しています。
夜間の使用にも配慮された設計で、寝室や個室など静かな環境に最適なモデルです。

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F-VXW70とF-VXW55の違いを徹底比較|どっちを選ぶ?ナノイーX・センサー性能を比較
パナソニックF-PXシリーズの違いを比較|加湿なし空気清浄機の特徴まとめ
ここでは、加湿機能を省いた「パナソニックF-PXシリーズ」の違いをまとめます。
F-VXWシリーズと異なり、加湿機能を持たないシンプル設計で、花粉やハウスダストの除去に特化しています。
加湿タンクがないため、F-VXWシリーズより本体がコンパクトで軽い傾向にあります。
2025年発売のF-PX70CとF-PX60Cが、現行ラインナップとして展開されています。
パナソニックF-PX70Cの特徴|加湿なし空気清浄機シリーズの上位モデル
F-PX70Cは、パナソニック空気清浄機「F-PXシリーズ」の上位モデルです。
加湿機能を省いた構成で、花粉やハウスダストの除去に特化した集じん重視タイプです。
主な特徴
- 空気清浄適用床面積:31畳
- ナノイーX(9.6兆個/秒)搭載
- フィルター構成:静電HEPAフィルターのみ
- 本体幅わずか12.5cmのスリム設計
- F-VXW70比で集じん量が約15%アップ
- 設置制約スペースはF-VXW70の約1/3
加湿機能が不要で、花粉やホコリ対策を徹底したい方におすすめです。
スリムで省スペースな設計のため、壁際や寝室などにも置きやすく、狭い部屋でも圧迫感を感じにくいのが特長です。

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F-PX70CとF-VXW70の違いを徹底比較|どっちを選ぶ?ナノイーX・加湿・センサー性能の違い
パナソニックF-PX60Cの特徴|加湿なし空気清浄機シリーズの下位モデル
F-PX60Cは、パナソニック空気清浄機「F-PXシリーズ」の下位モデルです。
加湿機能はありませんが、脱臭フィルターを備え、花粉やホコリのほか生活臭のケアにも対応しています。
ナノイー(4,800億個/秒)を搭載し、空気中の汚れとニオイを同時に抑制します(※使用環境によって効果は異なります)。
主な特徴
- 空気清浄適用床面積:27畳
- ナノイー(4,800億個/秒)搭載
- フィルター構成:静電HEPA+脱臭フィルター
- 運転音:静音18dB/中35dB/強52dB
- フィルター交換目安:約10年
花粉やハウスダストに加え、料理・ペット・タバコなどのニオイのケアをしたい方にもおすすめです。
約10年交換不要の長寿命フィルターを採用しており、交換の手間を抑えながら快適な空気環境を保てます。

👉 F-PXシリーズの比較記事はこちら:
F-PX70CとF-PX60Cの違いを徹底比較|どっちを選ぶ?汚れ対策・ニオイ対策の違い
パナソニック空気清浄機の選び方|目的別おすすめモデル
ここまで紹介してきたとおり、パナソニックの空気清浄機はシリーズやモデルごとに機能や特徴がはっきり分かれます。
ここからは、それぞれの特長を踏まえて、どれを選ぶか迷っている方に向けて、目的や使うシーンに合わせたおすすめモデルを紹介します。
加湿機能付きがいいなら「F-VXWシリーズ」がおすすめ
加湿しながら空気をきれいにしたい方には、加湿空気清浄機の「F-VXWシリーズ」がおすすめです。
加湿機能に加えて、ナノイーXによる花粉・ハウスダスト・ニオイ対策にも対応しており、乾燥しやすい季節やリビングでの使用にぴったりです。
- 上位モデルのF-VXW90はアプリ対応や人センサーを搭載し、空気の状態を自動で細かく制御
- 中位モデルのF-VXW70は家庭用としてバランスが良い
- 下位モデルのF-VXW55は静音性に優れ、寝室向けのモードを搭載
加湿も空気清浄もまとめて1台で行いたい方や、家族の集まるリビングで一年中使いたい方に向いています。
加湿なしでシンプルに使いたいなら「F-PXシリーズ」がおすすめ
加湿機能が不要で、空気清浄だけをシンプルに使いたい方には「F-PXシリーズ」がおすすめです。
加湿タンクを省いた構造で、本体がスリムかつ軽く、狭い部屋や寝室にも置きやすい設計です。
上位モデルのF-PX70Cは集じん性能を強化したモデルで、花粉やハウスダストの除去に特化。
下位モデルのF-PX60Cは脱臭フィルターを備え、生活臭にも対応しています。
加湿機能の手入れを省きたい方や、花粉・ニオイ対策をシンプルに行いたい方に向いています。
花粉やホコリ対策を重視するなら「F-PX70C」がおすすめ
花粉やハウスダストの除去を重視する方には、「F-PX70C」がおすすめです。
加湿機能を省いたシンプル構造ながら、集じん性能はF-VXW70よりも約15%アップしています。
本体幅わずか12.5cmのスリム設計で、家具の間や壁際にも設置しやすいのが特長。
静電HEPAフィルターが、微細なホコリや花粉をしっかりキャッチします。
加湿機能が不要で、リビングや広めの部屋でも効率的に空気を清浄したい方や、花粉・ホコリ対策を重視したいご家庭におすすめのモデルです。
アプリや人センサーで快適に使いたいなら「F-VXW90」がおすすめ
外出先から遠隔で操作したり、部屋の空気状態を細かく管理したい方には、最上位モデルの「F-VXW90」がおすすめです。
スマートフォンアプリ「ミルエア」に対応しており、外出先から運転モードの変更や室内の空気状態の確認ができます。
さらに、人の動きを検知する「ひとセンサー」を搭載。
ホコリの舞い上がりを予測して自動で集じんを開始するなど、検知・制御の精度が最も高いモデルです。
加湿と空気清浄の両機能を備えながら、省エネ運転や静音性にも優れており、搭載されている運転モードや気流の種類もシリーズ最多となっています。
パナソニック空気清浄機のスペック比較表
ここでは、パナソニックの空気清浄機「F-VXWシリーズ」と「F-PXシリーズ」全5モデルの主なスペックを一覧で比較します。
対応畳数やナノイーの発生量、センサー構成、アプリ対応の有無など、選ぶ際に注目すべきポイントをまとめました。
シリーズごとの違いを数字で確認したい方は、以下の表を参考にしてください。
スペック比較表
モデル | 加湿 | 空気清浄適用畳数 | ナノイー種別 | センサー構成 | アプリ対応 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
F-VXW90 | あり | 40畳 | ナノイーX(48兆個/秒) | 5個(ハウスダスト0.3μm・ニオイ・湿度・照度・ひと) | 〇(ミルエア) | 最上位/人センサー+アプリ対応 |
F-VXW70 | あり | 31畳 | ナノイーX(9.6兆個/秒) | 4個(ハウスダスト0.3μm・ニオイ・湿度・照度) | ×(なし) | 中位/家庭用定番モデル |
F-VXW55 | あり | 25畳 | ナノイーX(4.8兆個/秒) | 3個(ハウスダスト1.0μm・湿度・照度) | ×(なし) | 下位/寝室モード搭載 |
F-PX70C | なし | 31畳 | ナノイーX(9.6兆個/秒) | 1個(ハウスダスト1.0μm) | ×(なし) | 加湿なし/集じん特化モデル |
F-PX60C | なし | 27畳 | ナノイー(4,800億個/秒) | 1個(ハウスダスト1.0μm) | ×(なし) | 加湿なし/脱臭対応モデル |
パナソニック空気清浄機のよくある質問【FAQ】
ここでは、パナソニック空気清浄機に関してよくある質問をまとめました。
シリーズの特徴の違いからナノイーXの性能差、発売時期や型落ちモデルの関係、フィルター交換の目安まで、購入前によくある疑問をQ&A形式で解説しています。
各質問を読むことで、自分に合ったモデルの選び方や注意点をより具体的に理解できます。
まとめ|パナソニック空気清浄機の違いを整理して自分に合った1台を選ぼう
パナソニックの空気清浄機は、加湿ありのF-VXWシリーズと加湿なしのF-PXシリーズで目的がはっきり分かれます。
F-VXWシリーズは、加湿と空気清浄を1台でこなす多機能タイプ。
乾燥しやすい季節や、花粉・ニオイ対策をまとめて行いたい方におすすめです。
一方のF-PXシリーズは、加湿機能を省いたシンプル構成。
本体がスリムで軽く、加湿タンクの手入れも不要なため、寝室や個室など限られたスペースでも扱いやすいのが特徴です。
まずはこの2シリーズで方向性を決めてから、設置する部屋の広さやナノイーXの発生量、センサー構成などを比べてみましょう。
それぞれの特徴を理解しておくことで、自分の生活スタイルに合った1台を迷わず選べます。
本記事の内容はパナソニック公式サイトおよび取扱説明書の情報に基づいて作成しています。
掲載している性能・効果・仕様は使用環境や設置条件によって異なる場合があります。
スペックや価格情報は2025年10月時点のもので、販売状況や仕様は変更となる場合があります。
最新情報は公式サイトでご確認ください。
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