パナソニックのヒゲトリマー「ER-GB40」と「ER-GB74」は、どちらも人気のあるロングセラーモデルですが、用途や特徴がまったく異なる別物です。
「どちらを選べばいいの?」「何が違うの?」と迷っている方のために、この記事では2機種の違いを徹底比較しながら、目的別のおすすめモデルや選び方のポイントをわかりやすく解説していきます。
それでは、「違いと共通点」「選び方」「スペック比較表」などを順に見ていきます。
パナソニックのヒゲトリマー全体を比較したい方は、主要モデルを一覧で比較した以下の記事も参考にしてみてください。
▶ パナソニック ヒゲトリマーの違いを徹底比較|主要モデルの特徴と選び方をわかりやすく解説!
ER-GB40とER-GB74の主要な違いと共通点を整理して比較
見た目は似ている「ER-GB40」と「ER-GB74」ですが、実際には使える部位・刈れる長さ・電源方式などに明確な違いがあります。
それぞれの違いを見て行きましょう。
大きな違いは、使えるシーンと対応部位
- ER-GB40はヒゲ専用で、お風呂でも使えるタイプ。
ウェットトリミングにも対応しています。 - 一方のER-GB74は、ヒゲだけでなくヘアーやボディにも使える全身対応モデルで、1台でさまざまな部位を整えたい方に向いています。
刈れる長さにも差があり
- ER-GB40は最長10mmまでのカットに対応。
- ER-GB74は最長20mmまで対応しており、より幅広いスタイルに使えます。
電源方式にも違いがあり
- ER-GB40は充電式のみで、使用中に充電が切れると使えません。
- ER-GB74は充電・交流式で、コードをつなぎながらでも使用できるのが便利なポイントです。
さらに、対応電圧にも違いがあり、ER-GB40は日本国内専用。
一方のER-GB74はAC100~240V(自動電圧切替付き)対応で、海外でも使用できるため、出張や旅行先でも使えます。
共通点としては、どちらもIPX7基準の防水仕様で本体丸洗いが可能なほか、パナソニック独自のウォータースルー洗浄(刃を本体から外さず、毛クズを水で洗い流せる)にも対応しており、使用後のお手入れが簡単です。
また、生産国はいずれも中国になります。
ER-GB40とER-GB74の違いから見るおすすめの選び方
ここまでの比較をふまえて、「自分にはどちらが合っているのか?」が気になってきた方も多いはず。
このセクションでは、使用シーンや重視したいポイント別に、どちらのモデルがおすすめかを整理してみました。
お風呂でも使いたいなら『ER-GB40』がおすすめ
ヒゲを整えるついでに、そのままお風呂でサッとケアしたいという方には、ER-GB40がぴったりです。
このモデルは、水や洗顔剤をつけたウェットトリミングにも対応しています。
画像出典:パナソニック公式サイト『ヒゲトリマー ER-GB40』より引用
洗顔中にそのままヒゲを整えられるため、朝の時短ケアにも向いているモデルです。
刈れる長さは約0.5mm~10mmで、ナチュラルに整えたい方や短めスタイルをキープしたい方におすすめ。
また、充電式のみのシンプルな構造で使い方も簡単。
ヒゲ専用トリマーとして、「ヒゲだけをしっかり整えたい」という方に適しています。

ヒゲ+髪や体も整えたいなら『ER-GB74』がおすすめ
ヒゲだけでなく、髪やボディのムダ毛も1台でまとめてケアしたいという方には、多機能なER-GB74がおすすめです。
このモデルは、ヒゲ・ヘアー・ボディと幅広い部位に対応しており、アタッチメントを使い分けることで、頭から足元までしっかり整えられるのが大きな魅力。
さらに、最長20mmまで対応できるアタッチメントも付属しており、長めスタイルをキープしたい方や、髪の毛の自然な仕上がりにも対応可能です。
また、電源方式は充電・交流式の両対応。
バッテリー残量を気にせず、コードをつなげば途中からでもそのまま使えるのも安心ポイントです。
さらに、AC100~240V対応のため、海外でも使えます。旅行や出張でも頼れる1台です。
自宅でじっくりケアしたい方にも、出先で短時間だけ整えたい方にも便利に使えます。
髪の毛やもみあげのケアに使っている様子
画像出典:パナソニック公式サイト『ヒゲトリマー ER-GB74』より引用
脇や脚のムダ毛ケアにも対応できるアタッチメント
画像出典:パナソニック公式サイト『ヒゲトリマー ER-GB74』より引用
ヒゲも整えつつ、髪や体もケアしたい方には、オールインワンで使えるER-GB74がピッタリです。

ER-GB40とER-GB74のスペック比較表|重さ・充電時間・使用時間の違いを一覧でチェック
ここでは、ER-GB40とER-GB74のスペックを一覧で比較しました。
これまで紹介してきた「対応部位」や「電源方式」以外にも、本体の重さ・充電時間・連続使用時間などに差があります。
とくに、使用感や持ちやすさに直結する重さや、「充電にどれだけ時間がかかるか」「どのくらい使えるか」といった点は、毎日のケアを快適にするための重要な比較ポイントです。
購入前にしっかりチェックしておきましょう。
スペック比較表
型番 | ER-GB40 | ER-GB74 | |||
---|---|---|---|---|---|
デザイン | ![]() | ![]() | |||
発売日 | 2013年4月 | 2015年11月 | |||
使える場所 | ヒゲ | ヒゲ・ヘアー・ボディ | |||
刈れる長さ | 約0.5mm~10mm | 約0.5mm~20mm | |||
直刃のカット | 約0.5mm | ||||
アタッチメントでのカット | 1~10mm | 1~20mm | |||
アタッチメントの調節幅 | 0.5mm刻み | 0.5mm刻み ※1 | |||
付属アタッチメント | 刈り高さアタッチメント | ボディ用アタッチメント(1.5㎜) | |||
ー | ヘアー用アタッチメント(11~20mm) | ||||
ー | ボディ用アタッチメント(1.5㎜) | ||||
電源方式 | 充電式 | 充電・交流式 | |||
充電しながら使えるか? | × | ○ | |||
本体水洗い | ○ ※2 | ||||
お風呂で使える | ○ | × | |||
ウォータースルー洗浄 | ○ | ||||
充電時間 | 約12時間 | 約1時間 | |||
使用時間 | 1回のフル充電で約45分間 | 1回のフル充電で約50分間 | |||
電源・電圧 | AC100V | AC100~240 V(自動電圧切替付) | |||
海外での使用 | × | ○ | |||
消費電力 | 約0.5W(充電時) | 約5W(交流式使用時) 約4W(充電時) | |||
本体寸法 | 高さ16.9×幅4.7×奥行4.6cm | 高さ18.0×幅5.2×奥行4.3 cm | |||
本体重量 | 約140g(アタッチメント含まず) | 約180 g(アタッチメント含まず) | |||
生産国 | 中国 | ||||
替刃 | ER9606 | ER9605 | |||
公式ストア価格 | 8,091円 | 10,630円 | |||
楽天 | 最新価格を見る | 最新価格を見る | |||
Amazon | 最新価格を見る | 最新価格を見る |
※1 10.5mmは設定できません。ボディ用アタッチメントは1.5mm固定です。
※2 IPX7基準:水深1メートルに30分間水に浸けても有害な影響を生じる量の水の浸入がない検査をクリア
本記事のスペックや価格情報は、2025年6月4日時点の公式情報に基づいています。
販売状況や仕様は変更される場合がありますので、ご購入前には必ずメーカー公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
上記の表を見ると、各モデルのスペック上の違いがより明確になります。
なかでも、ER-GB40はフル充電に約12時間かかる点はややネック。
毎日使いたい方や時間に余裕がない方は、この点も考慮することをおすすめします。
FAQ|ER-GB40とER-GB74のよくある質問
ER-GB40とER-GB74の違いや選び方に関する、よくある質問をまとめました。
いずれも公式情報をもとに、できるだけ正確に解説しています。
※この記事のFAQはすべて、2025年6月4日時点のパナソニック公式情報・取扱説明書に基づいて作成しています。
製品の仕様・対応部品・販売状況などは変更される可能性がありますので、ご購入・ご使用の際は、必ずメーカー公式サイトや最新の説明書をご確認ください。
なお、ヒゲをしっかり整えたい方や、より精密なデザインを求める方には、ER-GD60やER-SB60といったヒゲ専用の上位モデルもあります。
以下の比較記事もぜひ参考にしてみてください。
▶ ER-GD60とER-SB60の違いを比較|デザイン重視 vs パワー重視?選び方ガイド
まとめ|ER-GB40とER-GB74の違いを整理して自分に合った1台を選ぼう
ER-GB40とER-GB74は、どちらもパナソニックのヒゲトリマーですが、対応している部位・使用シーン・刈れる長さなどに大きな違いがあります。
というように、どんなスタイルを目指したいか、どこまでケアしたいかによって、最適なモデルが変わってきます。
迷ったときは、この記事で紹介した比較ポイントやFAQを参考にしながら、自分の使い方にぴったりの1台を選んでみてくださいね。


他のモデルとの違いも含めて全体を比較したい方は、以下のまとめ記事もぜひご覧ください。
▶ パナソニック ヒゲトリマーの違いを徹底比較|主要モデルの特徴と選び方をわかりやすく解説!
参考元:
- パナソニック公式サイト:ヒゲトリマー ER-GB40
- パナソニック公式サイト:ヒゲトリマー ER-GB74
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