パナソニックの空間除菌脱臭機「ジアイーノ」の家庭向けシリーズである「F-MV5000C」と「F-ML4000B」。
どちらも次亜塩素酸の力で除菌・脱臭を行うモデルですが、空気清浄(集じん)の対応範囲や、加湿機能の有無に大きな違いがあります。
F-MV5000Cは、次亜塩素酸による除菌・脱臭や空気清浄(集じん)に加えて、6畳までの加湿にも対応した中位モデル。
一方のF-ML4000Bは、除菌・脱臭に特化し、加湿機能を省いた軽量・コンパクトな下位モデルです。
結論から言うと、
を選ぶのがおすすめです。
F-MV5000Cはこんな人におすすめ
- 広い部屋の除菌・脱臭、空気清浄(集じん)を行いたい人
- 加湿も同時に行いたい人
- 天面アタッチメントを使いたい(ペット家庭など)
F-MV5000Cの特徴まとめ
- 除菌・脱臭・集じん・加湿に1台で対応
- 次亜塩素酸が届く範囲は22畳(36㎡)まで
- 集じん(空気清浄)の適用床面積も22畳(36㎡)まで
- 加湿範囲はプレハブ洋室6畳/木造和室3畳まで
- 猫が乗っても吹き出し口を塞がない天面アタッチメント対応
- 2025年10月発売

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F-ML4000Bはこんな人におすすめ
- 除菌・脱臭をメインに行いたい人
- 加湿機能が不要な人
- コンパクトで軽いモデルを探している人
- 加湿器や空気清浄機と併用したい人
F-ML4000Bの特徴まとめ
- 除菌・脱臭・集じんに1台で対応
- 次亜塩素酸が届く範囲の目安は18畳(30㎡)まで
- 集じん(空気清浄)は8畳(13㎡)まで
- 加湿機能はなし
- 家庭向けジアイーノの中で最小・最軽量
- 2024年10月発売

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この記事では、両モデルの違いと共通点を整理しながら、それぞれの選び方のポイントを詳しく解説します。
どちらを選ぶべきか迷っている方は、ぜひ最後までチェックして、自分にぴったりのジアイーノを見つけてください。
F-MV5000CとF-ML4000Bの違いを比較|共通点も整理して解説
それでは、F-MV5000CとF-ML4000Bの違いと共通点を詳しくみていきましょう。
どちらも次亜塩素酸の力で空気を除菌・脱臭する点は共通していますが、加湿機能の有無や対応範囲・サイズ・重量などを比較すると明確な差があります。
F-MV5000CとF-ML4000Bの主な違い
F-MV5000CとF-ML4000Bの大きな違いは「除菌・脱臭の適用範囲」「空気清浄(集じん)性能」「加湿機能の有無」の3点です。
この違いが、どちらのモデルを選ぶかの重要な判断基準になります。
空気清浄(集じん)性能
- F-MV5000C:
- 22畳(36㎡)まで
- 8畳の清浄にかかる時間 約13分
- F-ML4000B:
- 8畳(13㎡)まで
- 8畳の清浄にかかる時間 約30分
花粉やハウスダストなどのケアもしっかり行いたい場合は、集じんの性能も重要なポイントです。
F-ML4000Bは集じんの適用床面積が8畳までと狭いため、単体で空気清浄をまかないたい場合にはやや物足りないかもしれません。
なお、ジアイーノは空気清浄機との併用も可能です。
すでに空気清浄機をお持ちで併用を考えている方は、この性能差はそこまで重視しなくても問題ないでしょう。
(併用の詳細は「FAQ:F-MV5000CとF-ML4000Bは空気清浄機や加湿機と併用できますか?」をご覧ください)
加湿機能の違い
- F-MV5000C:あり
- プレハブ洋室 6畳まで
- 木造和室 3畳まで
- F-ML4000B:なし
F-MV5000Cは簡単な加湿機能がついていますが、F-ML4000Bには加湿機能はありません。
ただし、ジアイーノは加湿器との併用も可能です。
これら3点がどちらのモデルを選ぶかの大きな違いになりますが、本体サイズや装備面も事前に確認しておくと安心です。
本体サイズと重量
- F-MV5000C
- サイズ:高さ580×幅360×奥行220mm
- 重さ:約8.6kg
- F-ML4000B
- サイズ:高さ450×幅280×奥行185mm
- 重さ:約5.7kg
F-ML4000Bはシリーズ最小・最軽量のモデルで、限られたスペースにも設置しやすいサイズ感です。
どちらのモデルにもキャスターは付いていないため、自分が持ち運べる重さかどうかも確認しておくと安心です。
天面アタッチメント対応
- F-MV5000C:対応
- F-ML4000B:非対応
F-MV5000Cは別売の天面アタッチメントに対応しています。
このアタッチメントを装着することで、ペットの毛や猫砂が本体内部に入りにくくなり、猫が天面に乗っても吹き出し口を塞がれない設計です。
ペットを飼っているご家庭には嬉しい機能です。
画像出典:パナソニック公式サイト『F-MV5020C 特長(ペットエディション)』より引用
なお、ジアイーノにはペットエディション「F-MV5020C」もあります。
ペットのニオイや毛対策を重視する方にはこちらも人気のモデルです。
F-MV5000Cとの違いを詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
👉 F-MV5020CとF-MV5000Cの違いを徹底比較|ペット対応機能でどっちを選ぶ?
F-MV5000CとF-ML4000Bの共通点
F-MV5000CとF-ML4000Bは性能差のあるモデルですが、基本となる除菌・脱臭の仕組みや使い方は共通しています。
ここでは、両モデルに共通するポイントを整理して紹介します。
共通の除菌・脱臭方式
どちらも次亜塩素酸を本体内部で生成し、空気中に放出して除菌・脱臭を行う仕組みを採用しています。
菌やウイルス、ニオイ成分を抑制する効果は共通で、パナソニック独自の電解技術によって生成された次亜塩素酸を利用します。
効果は使用環境によって異なりますが、どちらを選んでも空間を清潔に保てる点は同じです。
本体デザイン・操作性
シンプルで直感的に使える操作パネルを備え、日常的な操作がしやすい点も共通です。
どちらもキャスターは非搭載のコンパクト設計で、リビングや寝室など家庭のさまざまな場所に設置しやすいデザインです。
お手入れ・メンテナンス性
除菌フィルターや電極ユニットの交換目安はいずれも約5〜7年で、長期間使用が可能です。
(※F-ML4000Bの集じんフィルターのみ約3.5年が目安です)
排水頻度は約1か月に1回、塩タブレットの補充も約8か月に1回程度で手間がかかりません。
また、どちらのモデルも塩タブレットを入れるだけで次亜塩素酸水を自動生成する仕組みのため、使い方は共通しています。
カラーバリエーション
両モデルともホワイト(-W)/ダークグレー(-H)の2色展開。
インテリアになじみやすく、設置場所を選ばない落ち着いたデザインが共通しています。
このように、どちらも次亜塩素酸の除菌・脱臭の仕組みや操作性・お手入れのしやすさは共通しています。
F-MV5000CとF-ML4000Bの違いから見るおすすめの選び方
F-MV5000CとF-ML4000Bの違いと共通点をふまえると、選ぶポイントは「多機能性を重視するか」「シンプルさを取るか」に分かれます。
どちらも次亜塩素酸による除菌・脱臭のしくみは共通しているため、使用環境や求める機能の優先度で選ぶのがポイントです。
除菌・脱臭・集じん・加湿も1台で行いたいなら「F-MV5000C」がおすすめ
F-MV5000Cは、除菌・脱臭・集じんに加えて簡単な加湿にも対応した多機能モデルです。
家庭向けジアイーノシリーズの中位機種に位置づけられ、除菌性能・空気清浄力・使いやすさのバランスが取れた構成になっています。
次亜塩素酸による除菌・脱臭の適用範囲は22畳(36㎡)までと広く、リビングやダイニングなど広めの部屋にも対応。
空気清浄(集じん)も同じく22畳(36㎡)まで対応しており、花粉やハウスダストが気になる家庭にも向いています。
加湿範囲はプレハブ洋室6畳/木造和室3畳までと限定的ですが、除菌・脱臭・加湿を1台で行える利便性は十分。
乾燥が気になる季節には、必要に応じて加湿器を併用することも可能です。
また、別売の天面アタッチメントにも対応しており、ペットを飼っている家庭にも安心です。
天面アタッチメントは猫が天面に乗っても吹き出し口を塞がれない構造で、毛やホコリが本体内部に入りにくい設計になっています。
多機能で空間全体の清潔をキープしたい方、除菌・脱臭・空気清浄をまとめて1台でまかないたい方におすすめのモデルです。

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より広い空間を除菌・加湿したい方には、上位モデルの「F-MV6000C」もおすすめ。
機能差を比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。
👉 F-MV6000CとF-MV5000Cの違いを徹底比較|加湿範囲・除菌モード・機能性能の差を解説
シンプルに除菌・脱臭だけ使いたいなら「F-ML4000B」がおすすめ
F-ML4000Bは、除菌・脱臭に特化したジアイーノシリーズで最も軽量かつコンパクトなモデルです。
加湿機能はありませんが、次亜塩素酸が届く範囲は18畳(30㎡)までと、リビングはもちろん寝室や個室など中〜小規模の空間にもぴったり。
集じん(空気清浄)は8畳(13㎡)までと限定的ですが、すでに加湿器や空気清浄機をお持ちの場合は、季節や用途に応じて併用することでより快適に使うことが可能です。
「加湿は不要」「シンプルに除菌・脱臭だけで十分」という方に向いた、扱いやすくコストを抑えやすい1台です。

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F-MV5000CとF-ML4000Bの違いをスペック表で比較|加湿性能・対応畳数・サイズ・電気代まで解説
F-MV5000CとF-ML4000Bの主要スペックを一覧で比較しました。
加湿性能・対応畳数・サイズ・電気代・運転音・フィルター交換など、実際の使用感に直結する項目を中心に整理しています。
それぞれの違いを具体的な数値で確認してみましょう。
スペック比較表
製品型番 | F-MV5000C | F-ML4000B |
---|---|---|
カラー | ホワイト(-W) | |
ダークグレー(-H) | ||
デザイン | ![]() | ![]() |
適用床面積のめやす(次亜塩素酸が届く範囲)※1 | 22畳(36㎡)まで | 18畳(30㎡)まで |
集じん機能 ※2 | ||
8畳の清浄時間 | 約13分 | 約30分 |
適用床面積(30分できれいにできる部屋の広さ)のめやす ※3 | 22畳(36㎡)まで | 8畳(13㎡)まで |
加湿機能 | ||
適用床面積めやす | プレハブ洋室 6畳(9 ㎡ )まで | ー(なし) |
木造和室 3畳(6 ㎡ )まで | ー(なし) | |
定格加湿能力 ※4 | 210mL/h | ー(なし) |
モード | ||
運転モード(加湿) | 1モードのみ | ー(なし) |
運転モード(風量) | 弱・中・強・自動・おやすみ | |
機能 | ||
電解強度設定機能 | 強・中・弱 | |
塩タブレット自動投入機能 | 〇(あり) | |
チャイルドロック機能 | 〇(あり) | |
センサー | ||
ニオイセンサー | 〇(あり) | |
温湿度センサー | 〇(あり) | |
その他スペック | ||
タンク容量 | 約1.3L | 約0.9L |
本体サイズ | 高さ580mm×幅360mm×奥行220mm | H450mm×W280mm×D185mm |
本体重量(タンク空時) | 約8.6kg | 約5.7kg |
電源 | 交流100V (50/60Hz) | |
電源コードの長さ | 約1.8m | |
付属品 | ||
塩タブレット | 1ビン(約100粒入/約1年分) | |
除菌フィルター | 1個(約7年交換不要) | |
保護エレメント(集じんフィルター) | 1個(約5年交換不要) | 1個(約3.5年交換不要) |
電極ユニット | 1個(約7年交換不要) | |
防カビユニット | 1個(約7年交換不要) | |
お手入れ | ||
排水頻度 | 月1回 | |
自動ユニットへの塩タブレットの補充 | 約8ヶ月に1回 | |
交換用品の型番(別売り) | ||
ジアイーノ用洗浄剤(400mL) | FKA2000014 | |
塩タブレット | F-ZVC03 | |
除菌フィルター | F-ZVT3000 | F-ZLT400B |
保護エレメント(集じんフィルター) | F-ZVF4300 | F-ZLF400B |
F-ZVF4420 | ||
電極ユニット | FKA4100022 | |
防カビユニット | FKA0430072 | |
貼り替え プレフィルター | F-ZVA50C | ー(なし) |
天面アタッチメント | F-ZVH50C | ー(なし) |
消費電力 | ||
強 | 60W | 27W |
中 | 13W | 10W |
静音 | 6W | 6W |
電気代のめやす※8 | ||
強 | 約1.9円/h | 約0.8円/h |
中 | 約0.4円/h | 約0.3円/h |
弱 | 約0.2円/h | 約0.2円/h |
待機電力 | ||
待機時 | 約0.6W | 約0.6W |
クリーニング運転時 | 約6.0W | 約6.0W |
運転音 | ||
強 | 約50dB | 約48dB |
中 | 約33dB | 約33dB |
弱 | 約15dB | 約15dB |
風量 | ||
強 | 約5.3m³/min | 約2.0m³/min |
中 | 約2.5m³/min | 約1.0m³/min |
弱 | 約1.0m³/min | 約0.3m³/min |
加湿量※9 | ||
強 | 210mL/h | ー(なし) |
中 | 120mL/h | ー(なし) |
弱 | 50mL/h | ー(なし) |
連続運転時間※9 | ||
強 | 約6.1時間 | |
中 | 約10.5時間 | |
静音 | 約23.5時間 | |
販売情報 | ||
発売日 | 2025年10月 | 2024年10月 |
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※1 揮発した次亜塩素酸が一定濃度で届く範囲の目安です。
※2 空気中の汚れ(花粉・ハウスダストなど)を除去するためのフィルター性能です。
※3 約30分の運転で空気中の汚れを清浄できる広さの目安です。
※4 室温20℃・湿度30%時に放出できる1時間あたりの水分量。この数値をもとに加湿の適用床面積が算出されています。数値が大きいほど広い範囲を加湿可能です。
※8 電力料金の目安単価は31円/kWh(令和4年7月改定)を基準に算出しています。
※9 加湿量および適用床面積は「日本電機工業会規格(JEM1426)」に基づく室温20℃・湿度30%での試験値です。室内環境(温度・湿度)により加湿量や連続運転時間は変化します。
表からもわかるように、F-MV5000Cは加湿・集じん機能に加え、別売りの天面アタッチメントにも対応した多機能モデル、F-ML4000Bは除菌・脱臭に特化したシンプル設計が特徴です。
なお、連続運転時間の目安は両モデルで共通となっています。
F-MV5000CとF-ML4000Bの違いに関するよくある質問【FAQ】
ここでは、F-MV5000CとF-ML4000Bを比較検討する際によくある疑問をFAQ形式でまとめました。
空気清浄機や加湿機との併用、加湿性能や電気代、交換部品の違いなど、購入前に気になるポイントを一つずつ解説します。
\全モデルをまとめて比較したい方/
パナソニック ジアイーノの違いを徹底比較|5モデルの選び方と比較表まとめ
まとめ|F-MV5000CとF-ML4000Bの違いを整理して自分に合った1台を選ぼう
F-MV5000CとF-ML4000Bは、どちらも次亜塩素酸で空間を除菌・脱臭できる、パナソニックの家庭向けジアイーノシリーズです。
共通して空気環境をケアできるモデルですが、対応畳数・加湿機能の有無・装備の違いが選ぶポイントになります。
F-MV5000C
除菌・脱臭・集じん・加湿を1台でまかなえる中位モデル。
広めのリビングやペットを飼っている家庭にもおすすめです。

他色の最安値もチェック!
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F-ML4000B
除菌・脱臭に特化した軽量・コンパクトモデル。
加湿器や空気清浄機をすでに持っていて併用したい方や、シンプルに除菌・脱臭メインで使いたい方に向いています。

他色の最安値もチェック!
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どちらを選ぶか迷った場合は、使用する部屋の広さや求める機能を基準に選ぶのがポイントです。
「加湿まで1台で完結したい」ならF-MV5000Cを、「除菌と脱臭をメインにシンプルに使いたい」ならF-ML4000Bを選ぶと満足度が高いでしょう。
本記事はパナソニック公式サイトおよび取扱説明書の情報を基に作成しています。
効果や仕様は環境や使用条件によって異なる場合があります。
スペックや価格情報は2025年10月時点のもので、販売状況や仕様は変更となる場合があります。
最新情報は公式サイトでご確認ください。
参考元:
- Panasonic公式サイト「次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 F-MV5000C」
- Panasonic公式サイト「次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 F-ML4000B」
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