電動歯ブラシには、型番や仕様がよく似たモデルが多く、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
パナソニックのドルツシリーズにも、2025年発売の「EW-DP38」と、2023年発売の「EW-DP37」という、型番のよく似た2機種がラインアップされています。
EW-DP38はDP37の後継モデルにあたり、新シリーズ「ドルツプレミアム」に属する機種で、磨き性能や使い心地がさらに進化した注目のモデルです。

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この記事では、EW-DP38とEW-DP37の違いを徹底的に比較し、それぞれの特徴や選び方のポイントをわかりやすく解説します。
歯間の歯垢除去力、追加された磨きモード、充電方式や本体サイズなどの違いをわかりやすく整理し、どちらを選ぶべきかの判断ポイントを紹介します。

EW-DP38とEW-DP37の違いを比較|進化した磨き性能と新搭載機能に注目
それでは、EW-DP38とEW-DP37の違いを詳しく見ていきましょう。
EW-DP38は、従来モデルのEW-DP37をベースに、磨き性能やモード設定、デザイン性など多方面で進化した後継機です。
ここでは、両モデルの共通点と主な違いを比較しながら、どこがどのように変わったのかをわかりやすく整理していきます。
EW-DP38とEW-DP37の共通点|W音波振動や海外対応など基本仕様を比較
パナソニックの電動歯ブラシ「EW-DP38」と「EW-DP37」は世代が異なりますが、共通している機能もあります。
まずは、どちらのモデルにも搭載されている仕様を、公式情報をもとに整理してみましょう。
- W音波振動を搭載
- 2つのリニアモーターにより、ヨコ方向のリニア音波振動とタタキ方向のフロス音波振動を同時に発生。
磨き残しがちな歯間や歯周ポケットの汚れを立体的な動きで効率的に除去します。 - 参考:パナソニック公式 EW-DP38 商品特長・効果
- 2つのリニアモーターにより、ヨコ方向のリニア音波振動とタタキ方向のフロス音波振動を同時に発生。
- 海外・国内両用に対応
- どちらのモデルもAC100〜240Vに対応しており、電圧変換なしで海外でも使用できます。
(Aタイプ以外の地域では別途プラグアダプターが必要です。) - 参考:パナソニック公式 EW-DP38 サポートページ
- どちらのモデルもAC100〜240Vに対応しており、電圧変換なしで海外でも使用できます。
- Bluetoothは非搭載/ドルツアプリには一部対応
- Bluetooth機能はありませんが、専用のドルツアプリに一部対応しています。
共通する機能を確認したところで、次は「どこが進化したのか?」という違いのポイントをチェックしていきましょう。
磨き性能の違いを比較|歯間フィットブラシ・Wガムモード・ストローク数の進化
EW-DP38では、従来モデルのEW-DP37から磨き機能が大きく進化しています。
歯間の歯垢除去力を高める新ブラシの追加や、ストローク数の強化、モードの選択肢の広がりなど、さまざまな改良が加えられています。
タタキ振動のストローク数が強化
EW-DP37では毎分約12,000ストロークだったタタキ振動が、EW-DP38では約20,000ストロークに増加。
ヨコ方向のリニア音波振動との組み合わせにより、立体的な動きで歯垢を効率的に除去します。
歯間フィットブラシが新たに付属
EW-DP38(ドルツプレミアムシリーズ)には、狭い歯間にも入り込みやすい「歯間フィットブラシ」が付属しています。
このブラシと強化されたW音波振動の併用により、歯間部の歯垢除去力が従来比で200%に向上しています(旧モデルEW-DT63との比較)。
パナソニック公式では、以下のように紹介されています:
歯間フィットブラシ×W音波振動で、歯間の歯垢除去力200%を実現。(当社比)
当社基準による歯間部人工プラーク除去率比較。
EW-DT88 W-CLEANモードレベル3と、極細毛ブラシコンパクト×W音波振動(W-CLEANモード時)EW-DT63との比較。実際の口内での効果は異なる場合があります。
出典: パナソニック公式サイト『EW-DP38 商品特長・効果』より引用
Wガムモードを新搭載
EW-DP38では、歯ぐきへの刺激を抑えて歯面・歯間を磨きたいときに使用できる「Wガムモード」が新たに搭載されました。
従来モデルのEW-DP37には搭載されていなかった機能で、歯ぐきケアの選択肢が広がっています。
下図のように、本体に搭載されるモード構成にも明確な違いがあります:
従来モデルのEW-DP37にはWガムモードが搭載されていません。
画像出典:パナソニック公式「EW-DP37 取扱説明書」より引用
EW-DP38では、新たに「Wガムモード」が追加されています。
画像出典:パナソニック公式「EW-DP38 取扱説明書」より引用
モードの強さが3段階に進化
EW-DP38では、WクリーンモードとWガムモードのそれぞれで、強さを3段階から選択可能です。
EW-DP37は強度が固定されており、好みに合わせた調整はできません。
このように、EW-DP38ではブラシの種類や振動数、モード構成が強化され、歯垢除去やケアのしやすさが向上するよう設計されています。
充電方式の違い|フル充電時間とUSBアダプターの有無に注意
EW-DP38とEW-DP37は、どちらもUSB充電式ですが、充電時間や付属品の内容に違いがあります。とくにアダプターの有無は購入時に注意したいポイントです。
EW-DP37はフル充電まで約3時間とスピーディーに充電できる一方で、EW-DP38は約7時間とやや時間がかかります。
どちらのモデルもクイックチャージ(約6分の急速充電)に対応しており、「うっかり充電を忘れてしまった…」という場合でも、約2分間の使用が可能になる設計です。
また、付属品にも明確な違いがあります。
EW-DP37にはUSBケーブルに加えて電源アダプター(品番:RU1-01)も同梱されていますが、EW-DP38ではUSB電源アダプター(品番:ES-RU1-01)が別売りとなっています。
以下は、各モデルの説明書に記載された付属品情報です。
EW-DP37にはUSBケーブルと電源アダプターが同梱されています。
画像出典:パナソニック公式「EW-DP37 取扱説明書」より引用
EW-DP38のUSBアダプターは別売りとなっており、説明書にもその旨が明記されています。
画像出典:パナソニック公式「EW-DP38 取扱説明書」より引用
そのため、コンセントからの充電を行う場合、EW-DP38ユーザーは別途USBアダプターを用意する必要があります。
アダプターを持っていない場合は追加コストが発生する点に注意しましょう。

本体サイズと重さの違い|EW-DP38は軽量・コンパクトに
EW-DP38とEW-DP37は、どちらもスタイリッシュな縦型デザインを採用していますが、本体のサイズや重量には明確な違いがあります。
EW-DP38のサイズは約 高さ23.3×幅2.4×奥行2.6cm、重量は約95g。
一方のEW-DP37は約 高さ23.5×幅2.9×奥行3.5cm、重量は約110gとなっており、DP38の方がひとまわりスリムかつ軽量に設計されています。
パナソニックではDP38(ドルツプレミアムシリーズ)の開発にあたり、日本人の小さな手にもフィットし、細かい動きがしやすい形状を追求しています。
とくに、本体下部をシェイプさせたデザインによって、手のひらへのフィット感がさらに高められています。
このような改良により、DP38は取り回しやすく、歯周ポケットや歯間などの細部も磨きやすいのが特徴となります。
毎日のブラッシングで手の負担を減らしたい方や、持ちやすさ・操作性を重視したい方には、DP38の新デザインが適しています。
EW-DP38とEW-DP37の違いから見るおすすめの選び方
それでは、EW-DP38とEW-DP37の違いをふまえて、どんな人にどちらのモデルが向いているのかをわかりやすく整理していきます。
基本的には、磨き性能がさらに強化され、専用モードも追加された最新モデル「EW-DP38」がおすすめです。
ただし、価格が安く手に入るタイミングであれば、旧モデルの「EW-DP37」も検討の余地があります。
磨き性能や歯周ケアを重視するなら「EW-DP38」がおすすめ
とにかくしっかり磨きたい方や、歯周ポケット・歯ぐきのケアを重視したい方には、最新モデルのEW-DP38がおすすめです。
EW-DP38を含む「ドルツプレミアム」シリーズでは、従来モデルよりもタタキ振動の回数が約20,000ストローク/分にアップしており、歯垢除去力がさらに向上しています。
また、歯間フィットブラシの追加により、歯と歯のすき間や奥歯の周りまで効率的に磨けるようになりました。
さらに、EW-DP38には新たに「Wガムモード」が搭載されており、歯ぐきへの刺激を抑えつつ、歯面・歯間をやさしくケアしたいときに最適です。
また、「ドルツプレミアム」シリーズでは、WクリーンモードとWガムモードの強さを3段階で調整できるようになり、好みに応じた細やかなケアが可能になったのも魅力のひとつです。
本体も従来よりスリムかつ軽量化されており、細かい操作がしやすく、毎日のケアがより快適に。
機能・性能の両面で進化しているため、「せっかく買うなら高機能なモデルを選びたい」という方には、DP38がぴったりです。

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なお、EW-DP38の上位モデル「EW-DP58」との違いが気になる方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
👉 EW-DP58とEW-DP38の違いを徹底比較|ドルツプレミアムのハイグレードモデルどっちを選ぶ?
価格次第ではEW-DP37も選択肢に|旧モデルを安く買える場合におすすめ
最新モデルのEW-DP38と比べると、EW-DP37は旧モデルにあたるため、一部の機能(Wガムモードや歯間フィットブラシなど)が搭載されていません。
ただし、最新の振動数には劣りますがW音波振動を搭載しており、下位モデルのEW-DA48やEW-DA18(いずれもヨコ磨きのみのリニア音波振動モデル)と比べると、上位の磨き性能を備えています。
また、DP37にはUSBケーブルと電源アダプターが同梱されているため、別途アダプターを用意しなくてもコンセントから充電できるのが便利です。
型落ちモデルとして価格が大きく下がっている場合には、DP37もコストパフォーマンスの高い選択肢となります。

また、DP37に似た仕様のAmazon限定モデルについては、以下の記事で詳しく比較しています。
👉 EW-NDPD6-KとEW-DP37の違いを徹底比較|ドルツAmazon限定モデルと一般モデルの違いとは?
EW-DP38とEW-DP37の違いをスペック表で比較|機能・サイズ・付属品・付属ブラシの差を整理
EW-DP38とEW-DP37の違いを一目で比較できるよう、スペックを一覧表にまとめました。
性能やサイズ、充電方式、搭載モードだけでなく、付属品や発売時期の違いも整理しています。
気になるポイントをチェックしながら、自分に合ったモデルを見つけてみてください。
スペック比較表
型番 | EW-DP38 | EW-DP37 |
---|---|---|
デザイン | ![]() | ![]() |
カラー | ホワイト(-W) | 白(-W) |
ブラック(-K) | ー | |
Bluetooth®搭載 | ×(非搭載) | |
ドルツアプリ | 一部対応 | |
振動方式 | W音波振動 | |
振動数 | 【タタキ磨き】 約20,000ブラシストローク/分 【ヨコ磨き】 約31,000ブラシストローク/分 | 【タタキ磨き】 約12,000ブラシストローク/分 【ヨコ磨き】 約31,000ブラシストローク/分 |
対応モード | Wクリーンモード Wガムモード クリーンモード ソフトモード | Wクリーンモード ノーマルモード ソフトモード |
機能 | 防水設計 IPX7 ※1 | |
海外両用 AC100~240V | ||
パワーコントロール | ||
モード記憶機能 | ||
充電催促機能 | ||
磨き時間お知らせタイマー | ||
押しつけ防止センサー | ||
USB充電 | ||
電源方式 | 充電式(AC100-240V 50-60Hz) | |
海外・国内両用 | 〇 ※2 | |
充電時間 | 約7時間 クイックチャージ6分間 | 約3時間 クイックチャージ6分間 |
使用時間 | 約22日間(約90分) Wクリーンモード・Wガムケアモード時:約11日間(約45分) 6分間クイックチャージ時:約2分 | 約22日間(約90分) Wクリーンモード時:約11日間(約45分) 6分間クイックチャージ時:約2分 |
本体寸法 | 約 高さ23.3×幅2.4×奥行2.6cm ※3 | 約 高さ23.5×幅2.9×奥行3.5cm ※3 |
本体重量 | 約95g ※3 | 約110g ※3 |
付属品 | ||
USB充電スタンド | 〇(付属) | |
USB電源アダプター | 別売り(品番:ES-RU1-01) | 〇(付属) |
専用USBケーブル | 不要 | 〇(付属) |
携帯ケース | ×(なし) | ×(なし) |
ブラシスタンド | ×(なし) | ×(なし) |
販売情報 | ||
発売日 | 2025年9月 | 2023年9月 |
公式価格 | 26,730円 | 在庫なし |
楽天 | 最新価格を見る | 最新価格を見る |
Amazon | 最新価格を見る | 最新価格を見る |
※1 本体はIPX7基準(水深1メートルに30分間水に浸けても有害な影響を生じる量の水の侵入がない)検査をクリアしています。
※2 海外でご使用の場合には、国や地域に合わせて別途プラグアダプターをお買い求めください。
※3 ブラシ含む。
本記事のスペックや価格(税込み)は、2025年8月時点の公式の公開情報を元にしています。
販売状況や仕様は変更により異なる場合がありますので、最新情報は公式サイト等をご確認ください。
続いて、両モデルに付属している歯ブラシの種類についても比較します。
付属ブラシはどちらも1本ずつですが、ブラシの種類が異なるため注意が必要です。
付属歯ブラシ比較表
型番 | EW-DP38 | EW-DP37 |
---|---|---|
歯間フィットブラシ | 〇(付属) | ×(なし) |
トータルケアブラシ | ×(なし)※4 | 〇(付属) |
以上が、EW-DP38とEW-DP37のスペックと付属品の主な違いです。
表で見比べると、細かい違いもひと目で確認できます。
選ぶ前にもう一度整理しておきたい方は、ここで違いをしっかり確認しておくと安心です。
EW-DP38とEW-DP37の違いに関するよくある質問【FAQ】
EW-DP38とEW-DP37について、購入前に多くの方が気になるポイントをQ&A形式で整理しました。
機能や互換性、使い方の違いなどを確認したい方は、このセクションでチェックしてみてください。
他のドルツシリーズとの違いも気になる方は、全モデルの特徴や違いを一覧で比較した以下の記事もぜひご覧ください:
👉 パナソニックの電動歯ブラシ「ドルツ」シリーズの違いを比較|全6モデルの特徴と選び方ガイド
まとめ|EW-DP38とEW-DP37の違いを整理して自分に合った1本を選ぼう
EW-DP38は、パナソニックの新シリーズ「ドルツプレミアム」に属する最新モデルで、「Wガムモード」や「歯間フィットブラシ」の追加、モードの強さを3段階で調整できる機能など、歯周ケアや使い心地の面で進化した内容となっています。

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一方、EW-DP37は旧シリーズのハイグレードモデルで、最新モデルほどの機能は備えていないものの、W音波振動による高い基本性能を持ち、価格が下がっていればコストパフォーマンスの高い選択肢として検討できます。

機能性を優先するか、それとも価格とのバランスを重視するか。
違いを比較しながら、自分のケアスタイルや予算に合った1台を選んでみてください。
※本記事のスペックや価格情報は、2025年8月時点の情報です。
販売状況や仕様は変更により異なる場合がありますので、最新情報は公式サイト等をご確認ください。
参考元:
- Panasonic公式サイト「ドルツ プレミアム W音波振動ハブラシ EW-DP38」
- Panasonic公式サイト「音波振動ハブラシ ドルツ EW-DP37」
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