パナソニックの衣類スチーマー「NI-GS420-K」と「NI-GS410-MB」。
見た目はそっくりなハンディタイプのモデルですが、スペックを比較すると「最新の後継モデル」と「型落ちモデル」の関係にあたります。
まずは、主要な違いを簡単に整理しておきましょう。
このように、NI-GS420はスチーム量がパワーアップしている一方、連続噴射時間が短くなり消費電力が多くなっています。
この記事ではどちらのモデルを選ぶか迷っている方に向けて、両モデルの違いと共通点を整理し、おすすめの選び方をわかりやすく解説します。
「他のモデルとも比べてみたい」という方には、主要5モデルをまとめた比較記事もおすすめです。
▶ パナソニック 衣類スチーマーの違いを徹底比較|主要5モデルの選び方&スペック一覧


NI-GS420とNI-GS410の違いを比較|共通点も整理して解説
NI-GS420とNI-GS410は、同じパナソニックのハンディタイプの衣類スチーマーですが、細かく比較するといくつかの違いと共通点が見えてきます。
ここではまず、性能面での主な違いを整理し、そのうえで両モデルに共通するポイントもあわせて確認していきましょう。
NI-GS420とNI-GS410の主な違い
それではNI-GS420とNI-GS410の違いを詳しく見ていきましょう。
大きなポイントはスチーム量の違いで、その他の違いはこの差に付随したものとなっています。
このように、NI-GS420は「スチーム量のアップ」を中心に進化していますが、その分だけスチームの連続噴射時間の短縮や消費電力の増加といった変化もあります。
NI-GS420とNI-GS410の共通点
NI-GS420とNI-GS410は、基本的な構造や操作性が共通しており、見た目もほとんど同じです。
タンクやボタンの配置も同じとなっています。
GS420
画像出典:パナソニック公式サイト『取扱説明書 NI-GS420』より引用GS410
画像出典:パナソニック公式サイト『取扱説明書 NI-GS410』より引用
共通する主なポイントをまとめると次のとおりです。
共通点
- タンク容量:約160mLのカセット式タンク
- スチーム操作:プッシュ式ボタン
- スチーム噴射角度:180°
- スチーム穴の数:7穴
- 立ち上がり時間:約30秒
- 電源コードの長さ:約2.5m
- 本体寸法:幅11.5×高さ28×長さ14.5cm
- 本体重量:約950g
- 脱臭・除菌・アレル物質抑制機能(公式によると)
このように、違いはスチーム性能や消費電力に限られ、その他の基本機能やボタン操作(プッシュ式)やカセット式タンクの扱い方、コード長(約2.5m)といった操作性は共通です。
また、脱臭(汗・タバコ・ペット臭)や除菌・花粉・ダニ由来アレル物質の抑制機能についても、公式資料によると両モデルで共通とされています(試験条件・対象物により効果は異なります)。
下図は公式説明の抜粋になります。
画像出典:パナソニック公式サイト『NI-GS420製品特長』より引用
NI-GS420とNI-GS410の違いから見るおすすめの選び方
それでは、NI-GS420とNI-GS410の違いを踏まえて、どちらを選ぶべきか見ていきましょう。
2モデルの大きな違いは「スチーム量」。
その他の仕様はほぼ共通しているため、選ぶポイントはシンプルです。
「大量のスチームでしっかりシワを取りたいか」「型落ちモデルで安値を狙うか」
この2つが判断基準になります。
最新の大容量スチームでしっかり衣類ケアしたいなら「NI-GS420」がおすすめ
NI-GS420は毎分約18gのスチーム量を備えており、パナソニックの衣類スチーマー全モデルの中で最も多いと公式に案内されています(出典:パナソニック公式サイト「NI-GS420 製品特長」)。
シャツはもちろん、ジャケットやコートなど厚手の衣類のシワも、大量のスチームでしっかりケアできます。
ハンガーにかけたまま使えるので、アイロン台を出さずに手軽にシワ伸ばしできるのも便利なポイントです。
また、長さ約2.5mのロングコードでコンセントが遠くても安心。
取り外し可能なカセット式タンクは給水が簡単で、毎日のケアを快適にしてくれます。
後継機種として発売された最新モデルなので、今から購入するならこちらを選ぶのが無難です。

型落ちで安くなっていれば価格重視で「NI-GS410」も選択肢に
NI-GS410は旧モデルですが、スチーム量に関わる部分以外の仕様はNI-GS420と同等です。
スチーム量はやや少ないものの、その分スチームの連続噴射時間が1分長く、消費電力も低め。
条件次第では扱いやすさで優れる面もあります。
販売店によっては価格が下がっていることもあり、コストを抑えて選びたい人には十分に検討できるモデルです。
ただし、パナソニック製品は旧モデルが現行機より高値になるケースもあるため、購入前に価格を比較してから決めるのがおすすめです。

NI-GS420とNI-GS410の違いをスペック表で比較|スチーム量・連続噴射時間・消費電力・発売日
NI-GS420とNI-GS410のスペックを一覧表でも比べてみましょう。
スチーム量・連続噴射時間・消費電力・発売日といった違いを数値で確認することで、どちらが自分に合っているかがより明確になります。
スペック比較表
型番 | NI-GS410 | NI-GS420 |
---|---|---|
カラーバリエーション | マットブラック(-MB) | ミッドナイトブラック(-K) |
デザイン | ![]() | ![]() |
スペック | ||
スチーム操作 | プッシュ式 | |
タンク容量 | 約160mL (カセット式タンク) | |
立ち上がり時間 | 約30秒 | |
スチーム噴射角度 | 180° | |
スチーム量 | 約16g/分 | 約18g/分 |
連続噴射時間 | 約9分 | 約8分 |
スチーム穴の数 | 7穴 | |
機能 | ||
脱臭 | 〇(対応) | |
除菌・アレル物質抑制 | 〇(対応) | |
その他 | ||
電源コードの長さ | 約2.5m | |
電源 | 100V(50-60Hz共用) | |
消費電力 | 1200W | 1400W |
本体寸法 | 幅11.5×高さ28×長さ14.5cm | |
本体重量 | 約950g | |
販売状況 | ||
発売日 | 2022年10月 | 2025年10月(予定) |
楽天 | 最新価格を見る | 最新価格を見る |
Amazon | 最新価格を見る | 最新価格を見る |
ご覧のとおり、サイズや重量、タンク容量といった基本仕様は共通しています。
違いがあるのは、スチーム量とそれに伴う連続噴射時間・消費電力、さらに発売時期やカラーの部分。
これらの数値を押さえておくことで、実際の使用感やランニングコストの比較がしやすくなります。
なお、今回取り上げた2機種以外にも、より軽量なハンディタイプ「NI-GS200」という選択肢もあります。
👉 NI-GS200とNI-GS410の違いを徹底比較|軽さ・スチーム角度・給水方式で選ぶポイントは?
NI-GS420とNI-GS410の違いに関するよくある質問【FAQ】
ここでは、NI-GS420とNI-GS410を比較する際に疑問になりやすいポイントをまとめました。
発売日やスペックの違い、搭載機能など、気になる点をQ&A形式で整理しています。
まとめ|NI-GS420とNI-GS410の違いを振り返って自分に合った1台を選ぼう
NI-GS420とNI-GS410の主な違いは、スチーム量の強化に伴う連続噴射時間・消費電力・発売時期です。
NI-GS420
2025年10月発売予定の新モデル。
毎分18gのパワーアップした大容量スチームでシワをのばせます。

NI-GS410
2022年10月発売の旧モデル。
スチーム量は少なめですが、連続噴射時間が1分長く、条件次第では価格面で選びやすい選択肢です。

サイズや重量、タンク容量などの基本仕様は同じなので、選ぶ基準はシンプル。
「パワーアップした大容量スチームでシワを取りたいならNI-GS420」「型落ちで安く買えるならNI-GS410も検討対象」とすると判断しやすいでしょう。
今回ご紹介した2モデル以外にも、パナソニックの衣類スチーマーには魅力的なモデルがあります。
▶ パナソニック 衣類スチーマーの違いを徹底比較|主要5モデルの選び方&スペック一覧
より幅広い視点で比較したい方は、ぜひこちらもご覧ください。
本記事のスペックや価格情報は、2025年9月時点の情報です。
販売状況や仕様は変更となる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
参考元:
- Panasonic公式サイト「衣類スチーマー NI-GS420」
- Panasonic公式サイト「衣類スチーマー NI-GS410」
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