パナソニックの電動歯ブラシ「ドルツ」シリーズには、Amazon限定モデルとして販売されているEW-NDPD6-Kという機種があります。
このAmazon限定モデルが、一般流通のどのドルツに近い仕様なのか気になる方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、EW-NDPD6-KはEW-DP37との共通点が多いモデルです。
実際に両モデルを比べてみると、以下のような点が共通となります。
主な共通点
- 歯ブラシの振動方式と振動数
- 搭載モードの数
- 連続使用時間
- サイズや重さなど
次に違いをまとめると以下のような違いがあります。
両モデルの違いの概要
- 充電方式
- 充電時間
- 付属ブラシ
- 販売経路
この記事では、「EW-NDPD6-KはEW-DP37とどう違うのか?」を中心に、共通点も含め、それぞれの特徴と選び方をわかりやすく整理して解説します。


他のドルツシリーズとの違いも気になる方は、全モデルの特徴や違いを一覧で比較した以下の記事もぜひご覧ください:
👉 パナソニックの電動歯ブラシ「ドルツ」シリーズの違いを比較|全6モデルの特徴と選び方ガイド
EW-NDPD6-KとEW-DP37の違いを比較|充電方式やブラシに注目
それではEW-NDPD6-KとEW-DP37の違いと共通点を詳しく見ていきましょう。
ここでは、どちらを選ぶべきかを判断するために重要な比較ポイントを順番に整理していきます。
EW-NDPD6-KとEW-DP37の共通点の整理|振動方式・搭載モード・サイズは同等
まずは、EW-NDPD6-KとEW-DP37に共通する主な仕様を確認しておきましょう。
両モデルはどちらも、パナソニックのドルツシリーズに共通する高い基本機能を備えており、電動歯ブラシの振動方式や登載モード、サイズや連続使用時間に違いはありません。
両モデルの共通点詳細
- 電動歯ブラシの振動方式・振動数
- 「W音波振動」を採用
- ブラシの振動数はタタキ磨き(約12,000ストローク/分)とヨコ磨き(約31,000ストローク/分)
- 搭載モード
- Wクリーンモード、ノーマルモード、ソフトモードの3モードを搭載
- サイズ・重さ
- 本体サイズは約 高さ23.5×幅2.9×奥行3.5cm
- 重さは約110g
- 防水性能
- IPX7相当の防水設計
- 使用後の丸洗いも可能
- 連続使用時間
- Wクリーンモード時で約11日間(約45分)
- それ以外のモードでは最大約22日間(約90分)使用可能
- クイックチャージ対応
- 短い時間で歯磨き1回分の充電ができる機能
- クイックチャージ1回で2分の使用が可能
このように、振動性能やモード構成、使い勝手に関わる基本仕様は、どちらのモデルも同等の設計になっています。
選び方のポイントになるのは、これら以外の細かな違いです。
次の項目から順に見ていきましょう。
充電方式・充電時間の違い|ACアダプターとUSBアダプターの違い
EW-NDPD6-KとEW-DP37では、充電方式と充電時間が異なります。
まず、充電方式ですが、両モデルの大きな違いとして、「ACアダプター充電」と「USB充電」に分かれる点があげられます。
この「ACアダプターとUSBアダプターの違い」は、使う環境やライフスタイルに応じて選び方の判断基準になるポイントです。
EW-NDPD6-KはACアダプター式を採用し、フル充電は約1時間、クイックチャージは約2分で使用できます。
一方、EW-DP37はUSB電源アダプター式で、フル充電は約3時間、クイックチャージは約6分必要です。
ACアダプターは出力が高く、USB充電よりも充電時間が短くなる傾向があります。
一方、USB充電はパソコンやモバイルバッテリーなど多様な電源から給電できる柔軟さがありますが、充電にかかる時間は長めになることがあります。
以下は、それぞれの充電スタンドとアダプター構成です。
EW-DP37(USB充電式)
EW-DP37のUSB充電スタンドとUSB電源アダプター構成
画像出典:パナソニック公式「EW-DP37 取扱説明書」より引用
EW-NDPD6-K(AC充電式)
EW-NDPD6-KのAC充電スタンドとACアダプター構成
画像出典:パナソニック公式「EW-NDPD6-K 取扱説明書」より引用
付属ブラシの違い|極細毛ブラシとトータルケアブラシ
EW-NDPD6-KとEW-DP37では、付属ブラシの種類が異なります。
EW-NDPD6-Kは「極細毛ブラシ(コンパクト)」、EW-DP37は「トータルケアブラシ」が付属しており、それぞれ得意とするケアの範囲が違います。
ブラシの種類 | 特徴・向いているケア |
---|---|
トータルケアブラシ | 1本で「歯ぐきケア」「歯垢除去」「ステインケア」の3つのニーズに応える。 しっかりとした磨き感を得たいとき向け ※すべてのステインが取りきれるわけではありません。 |
極細毛ブラシ(コンパクト) | 歯周ポケットや歯間などの細かなすきまの汚れまでかき出す。 歯面や噛み合わせ面も磨けます。 |
両方のブラシは別売りで購入できるため、必要なら買い足すことも可能ですが、ケアの目的に合わせて最初から付属しているブラシを選ぶのも一つの方法です。
販売ルートの違い|EW-NDPD6-KはAmazon限定モデル
EW-NDPD6-Kは、Amazon.co.jp限定モデルとして販売されています。
ただし、Amazonの配送代行サービス(MCF)を利用して、楽天市場やYahoo!ショッピングなど他のECサイトで販売される場合もあります。
一方、EW-DP37は一般流通モデルのため、家電量販店や公式オンラインショップ、各種ECモールなど幅広い販路で購入できます。
購入時の注意点として、Amazon限定モデルはキャンペーンや在庫状況によって価格変動が大きくなることがあります。
どちらを選ぶ場合でも、販売ルートごとの価格や付属品構成を比較してから購入するのがおすすめです。
EW-NDPD6-KとEW-DP37の違いから見るおすすめの選び方ガイド
ここでは、EW-NDPD6-KとEW-DP37の特徴を踏まえて、それぞれがどんな人に向いているかを整理します。
なお、EW-NDPD6-KとEW-DP37はいずれもスペック的には旧シリーズにあたります。
より新しいモデルを検討する場合は、後継のEW-DP38(ドルツプレミアムシリーズ)も候補に入れてみてください。
DP38では搭載モード数が4つに増え、歯間フィットブラシの追加など付属ブラシ性能も強化されています。
本体もスリム化され軽量になり、持ちやすさが向上。
さらに、歯ブラシのタタキ振動数はNDPD6-KやDP37の毎分約12,000ストロークから、DP38では約20,000ストロークへと大幅に向上しています。

家庭用コンセントで安定充電するならEW-NDPD6-K(ACアダプター式)
EW-NDPD6-Kは、家庭用コンセントに直接接続できるACアダプター式を採用しています。
専用アダプターを使うことで安定した電力供給が可能で、フル充電までの時間も約1時間と短めです。
万が一の充電切時に使えるクイックチャージにも対応しており、約2分の充電で1回分(約2分間)のブラッシングができます。
自宅での据え置き利用が中心で、充電環境が常に整っている方にとっては、ACアダプター式の安定性は大きなメリットです。
また、Amazon限定モデルであるため、セールによる定期的な価格変動やキャンペーンがある点もチェックポイントになります。

USB充電の柔軟性を重視するならEW-DP37(USB充電式・後継のEW-DP38も検討)
EW-DP37はUSB電源アダプター式を採用しており、家庭用コンセントに限らず、多様な電源から充電できることも魅力です。
旅行や出張など、コンセントの位置や数が限られる環境でも対応しやすいのが特徴です。
フル充電には約3時間、クイックチャージには約6分必要ですが、毎日スタンドに置いて充電する使い方なら特に不便を感じることは少ないでしょう。

EW-NDPD6-KとEW-DP37の違いをスペック表で比較|デザイン・モード・付属品など
ここでは、EW-NDPD6-KとEW-DP37の違いをスペック表で整理して比較してみましょう。
これまで解説してきた充電方式やブラシの違いに加え、カラー(本体色)や付属品構成にも細かな差があります。
スペック比較表
型番 | EW-NDPD6 | EW-DP37 |
---|---|---|
デザイン | ![]() | ![]() |
カラー | 黒(-K) | 白(-W) |
振動方式 | W音波振動 | |
振動数 | 【タタキ磨き】 約12,000ブラシストローク/分 【ヨコ磨き】 約31,000ブラシストローク/分 | |
対応モード | Wクリーンモード ノーマルモード ソフトモード | |
機能 | 防水設計 IPX7 ※1 | |
海外両用 | ||
パワーコントロール | ||
モード記憶機能 | ||
充電催促機能 | ||
磨き時間お知らせタイマー | ||
押しつけ防止センサー | ||
ー | USB充電 | |
電源方式 | 充電式(AC100-240V 50-60Hz) | |
海外・国内両用 | 〇 ※2 | |
充電時間 | 約1時間 クイックチャージ2分間 | 約3時間 クイックチャージ6分間 |
使用時間 | 約22日間(約90分) Wクリーンモード時:約11日間(約45分) クイックチャージ時:約2分 | |
本体寸法 | 約 高さ23.5×幅2.9×奥行3.5cm ※3 | |
本体重量 | 約110g ※3 | |
付属ブラシ | ||
トータルケアブラシ | ―(別売) ※4 | 〇(付属) |
極細毛ブラシ(コンパクト) | 〇(付属) | ―(別売) ※4 |
付属品 | ||
充電スタンド | 〇(付属) | |
USB電源アダプター | ー(不要) | 〇(付属) |
専用USBケーブル | ー(不要) | 〇(付属) |
ACアダプター | 〇(付属) | ー(不要) |
販売情報 | ||
発売日 | 不明 | 2023年9月 |
楽天 | 最新価格を見る | 最新価格を見る |
Amazon | 最新価格を見る | 最新価格を見る |
※1 本体はIPX7基準(水深1メートルに30分間水に浸けても有害な影響を生じる量の水の侵入がない)検査をクリアしています。
※2 海外でご使用の場合には、国や地域に合わせて別途プラグアダプターをお買い求めください。
※3 ブラシ含む。
※4 別売り。取り付けは可能。
スペック表を見ると、両モデルの電動歯ブラシとしての基本性能はほぼ同等であることがわかります。
これまで紹介してきた違いとあわせて、ご自身の使い方や好みに合ったモデル選びの参考にしてみてください。
EW-NDPD6-KとEW-DP37に関するよくある質問【FAQ】
ここでは、EW-NDPD6-KとEW-DP37を検討中の方が気になりやすいポイントを、Q&A形式でまとめました。
販売ルートの違いや、充電方法による影響、ブラシの互換性などを事前にチェックしておきましょう。
まとめ|EW-NDPD6-KとEW-DP37の違いを整理して自分に合った1台を選ぼう
EW-NDPD6-KとEW-DP37は、いずれも基本性能が類似したモデルで、歯周ケアに強いW音波振動や3つの磨きモードを搭載しています。
サイズや重さも同じで、どちらを選んでも満足度の高い電動歯ブラシといえます。
そのうえで注目すべき違いは、以下の3点です。
- 充電方式の違い(ACアダプター or USBアダプター)
- 付属ブラシの種類(極細毛ブラシ or トータルケアブラシ)
- 販売ルート(Amazon限定 or 一般流通)
どちらを選ぶか迷ったときは、使用環境・充電スタイル・ブラシの好みを基準に選んでみてください。
より最新の後継モデルを検討したい方は、後継機「EW-DP38」も要チェックです。
👉 EW-DP38とEW-DP37の違いを徹底比較|パナソニック電動歯ブラシ ドルツ後継モデルはどっちを選ぶ?


本記事のスペックや価格情報は、2025年8月時点の情報です。
販売状況や仕様は変更により異なる場合がありますので、最新情報は公式サイト等をご確認ください。
参考元:
- Panasonic公式「EW-NDPD6 説明書」
- Panasonic公式サイト「音波振動ハブラシ ドルツ EW-DP37」
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