除菌・脱臭・加湿が1台でできるパナソニックの空間除菌脱臭機「ジアイーノ」。
今回はその中でも、中〜広めの部屋に対応したモデル「F-MV4300」と「F-MV5400」の違いを比較していきます。
結論からお伝えすると、F-MV4300とF-MV5400の違いは「対応する部屋の広さ」と「集中クリーンモードの有無」の2点です。
特にF-MV5400は、ジアイーノシリーズの最上位モデルで、「集中クリーンモード」によって除菌・脱臭力を一時的に高められる点が、パナソニック公式でも特長として紹介されています。
この記事では、F-MV4300とF-MV5400の違いや共通点をわかりやすく整理しながら、購入時に気をつけたいポイントや選び方のコツも含めて詳しく解説していきます。

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F-MV4300とF-MV5400の違いを比較|共通点も整理して解説
それでは、F-MV4300とF-MV5400の違いと共通点を具体的に見ていきましょう。
すでに軽く触れたとおり、両モデルの主な違いは、対応できる部屋の広さと、集中クリーンモードの有無になります。
F-MV4300とF-MV5400の主な違い
項目 | F-MV4300 | F-MV5400 |
---|---|---|
対応できる部屋の広さ | 18畳まで | 21畳まで |
集中クリーンモード | なし | あり |
このあと、それぞれの違いについて、さらに詳しく解説していきます。
対応できる部屋の広さの違い
F-MV4300は「18畳(~30㎡)」、F-MV5400は「21畳(~35㎡)」までの部屋に対応しています。
ここで言う“対応できる広さ”とは、空間に放出された次亜塩素酸が一定濃度で行き渡る範囲の目安を指しています(集じん・加湿の適用畳数とは異なります)。
つまり、F-MV5400の方がより広い空間にも安定して除菌・脱臭効果を届けられる設計になっていると言えます。
集中クリーンモードの有無と除菌・脱臭効果の違い
F-MV5400には、F-MV4300にはない「集中クリーンモード」が搭載されています。
このモードでは、次亜塩素酸の濃度が一時的に高まり、付着した菌やニオイに対してより短時間で強力に作用します。
下記のグラフは、集中クリーンモードと標準運転・自然減衰との除菌・脱臭効果を比較したものです。
画像出典:パナソニック公式サイト『ジアイーノ 特長|除菌・脱臭』より引用
左側は付着菌の減少率、右側は焼肉のニオイの強度の変化を示しており、集中クリーンモードでは短時間で変化が確認できる様子がグラフから読み取れます。
特に付着菌の減少率に関しては、標準運転よりも早く変化が見られ、集中クリーンモードによる除菌の作用が強く現れていることが示されています。

F-MV4300とF-MV5400の共通点
F-MV4300とF-MV5400は、共通点も多い機種です。
主な共通点をあげると、以下のような点になります。
- 集じん・加湿機能の適用床面積
- 照度・湿度などのセンサー類
- タンク容量
- 連続運転時間
- チャイルドロックなどの機能
- 交換品の型番など
このほかにも細かな共通仕様がありますので、詳しくは【F-MV4300とF-MV5400の違いをスペック表で比較】をご覧ください。
F-MV4300とF-MV5400の違いから見るおすすめの選び方
ここまで紹介してきたように、F-MV4300とF-MV5400の主な違いは「対応できる部屋の広さ」と「集中クリーンモードの有無」です。
どちらを選ぶべきかは、「使いたい部屋の広さ」、「短時間でしっかり除菌・脱臭したい場面があるか?」になります。
21畳までの空間で「集中クリーンモード」が欲しいなら「F-MV5400」がおすすめ
F-MV5400は、F-MV4300よりも広い空間(21畳まで)に対応しており、さらに短時間で除菌・脱臭効果を高められる「集中クリーンモード」を搭載しています。
リビングや広めのワンルームなどで、空気環境をより早く整えたい方におすすめのモデルです。

18畳までの空間で「集中クリーンモード」が不要なら「F-MV4300」がおすすめ
F-MV4300は、F-MV5400よりもやや対応範囲が狭くなりますが、それでも18畳までの広さに対応しています。
集中クリーンモードがなくても、基本機能は共通しており、日常的な除菌・脱臭用途には十分対応できます。
また、F-MV5400は広い空間に対応し、「集中クリーンモード」も備えているため、その分価格帯も高めです。
そのため、「高機能すぎなくてよい」「標準運転で十分」という方には、F-MV4300がコスト面でもおすすめです。

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F-MV4300とF-MV5400の違いをスペック表で比較|サイズ、連続運転時間、付属品など
ここでは、F-MV4300とF-MV5400の細かな仕様の違いを表で比較してみましょう。
寸法や重さ、タンク容量、運転時間、交換部品の対応品番など、購入前にチェックしておきたい情報を一覧で確認できます。
表をみると多くのスペックが共通していることがわかりますよ。
スペック比較表
製品型番 | F-MV4300 | F-MV5400 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
デザイン | ![]() | ![]() | ||||
カラー | ステンレスシルバー(-SZ) | ステンレスシルバー(-SZ) | ||||
マテリアルホワイト(-WZ) | ||||||
適用床面積のめやす※1 | ~18畳(~30㎡) | ~21畳(~35㎡) | ||||
集じん機能 ※2 | ||||||
集じん清浄時間 | 8畳(13㎡)を約11分 | |||||
適用床面積めやす ※3 | ~26畳(~43㎡) | |||||
加湿機能 | ||||||
適用床面積めやす | プレハブ洋室~18畳(~30㎡) | |||||
木造和室~11畳(~18㎡) | ||||||
定格加湿能力 ※4 | 650mL/h | |||||
モード | ||||||
運転モード(加湿) | 標準・多め | |||||
運転モード(風量) | 弱・中・強・自動 | 弱・中・強・おまかせ | ||||
集中クリーンモード | ー(なし) | 〇(あり) | ||||
スピード脱臭モード | ー(なし) | |||||
機能 | ||||||
電解強度設定機能 | 弱・中・強 | |||||
塩タブレット自動投入機能 | 〇(あり) | |||||
湿度表示機能 | 〇(あり) | |||||
チャイルドロック機能 | 〇(あり) | |||||
キャスター | 〇(あり) | |||||
センサー | ||||||
照度センサー | 〇(あり) | |||||
ニオイセンサー | 〇(あり) | |||||
温湿度センサー | 〇(あり) | |||||
その他スペック | ||||||
運転音 ※5 | 32dB | |||||
風量 ※5 | 2.5㎥/min | |||||
1時間あたりの電気代のめやす ※6 | 約0.4円 | |||||
連続運転時間 ※7 | 約16時間 | |||||
タンク容量 | 約4.0L | |||||
本体サイズ | H710mm×W398mm×D270mm | |||||
本体重量(タンク空時) | 約11.8kg | |||||
電源 | 交流100V (50/60Hz) | |||||
電源コードの長さ | 約1.8m | |||||
付属品 | ||||||
塩タブレット | 1ビン(約300粒入/約2.5~3年分) | |||||
除菌フィルター | 1個(約5年交換不要) | |||||
保護エレメント (HEPAフィルター) | 1個(約5年交換不要) | |||||
電極ユニット | 1個(約5年交換不要) | |||||
防カビユニット | 1個(約5年交換不要) | |||||
お手入れ | ||||||
排水頻度 | 週1回 | |||||
自動ユニットへの塩タブレットの補充 | 約6ヶ月に1回 | |||||
交換用品の型番(別売り) | ||||||
ジアイーノ用洗浄剤(400mL) | FKA2000014 | |||||
塩タブレット | F-ZVC03 | |||||
除菌フィルター | F-ZVT4300 | |||||
保護エレメント | F-ZVF4300 | |||||
電極ユニット | FKA4100016 | |||||
防カビユニット | FKA0430072 | |||||
販売情報 | ||||||
発売日 | 2021年9月 | 2022年10月 | ||||
公式ストア価格 | 118,800円 | 163,350円 | ||||
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※1 揮発した次亜塩素酸が一定濃度届く範囲の目安。
※2 空気中の汚れに対応したフィルター機能(花粉・ハウスダスト等)
※3 約30分の運転で空気中の汚れをキレイにできる広さの目安
※4 室温20℃で湿度が30%のときに放出できる1時間あたりの水分量。この数値を元に加湿の適用床面積がきめられます。数字が大きいほど、広い範囲を加湿することが可能
※5 加湿標準「中」運転時
※6 加湿標準「中」運転時。消費電力13Wh。電力料金めやす単価31円/kWh(税込) [2022年7月改定]。1日12時間運転の場合。
※7 加湿標準「中」運転時。室内の温度や湿度によって、加湿量、連続運転時間は変わります。
本記事のスペックや価格(税込み)は、2025年6月時点の公式の公開情報を元にしています。
販売状況や仕様は変更により異なる場合がありますので、最新情報は公式サイト等をご確認ください。
サイズ・重さ・タンク容量は共通
F-MV4300とF-MV5400は、サイズ・重さ・タンク容量がすべて同じです。
- サイズ:高さ710×幅398×奥行270mm
- 重さ:約11.8kg
- タンク容量:約4.0L
そのため、設置スペースや給水の頻度に関しては、どちらを選んでも差はありません。
連続運転時間も同じ
両モデルの連続運転時間は、どちらも約16時間です。
長時間の連続運転にもしっかり対応できる点は共通しています。
付属品・交換品の型番も共通
除菌フィルター、電極ユニット、保護エレメントなど、付属品や交換部品の型番も両モデルで共通しています。
ただし、交換の目安時期や販売状況は変わることがあるため、購入前には必ず最新の公式情報をご確認ください。
※本記事の情報は、2025年6月時点のパナソニック公式サイトをもとにしています。
F-MV4300とF-MV5400に関するよくある質問【FAQ】
F-MV4300とF-MV5400を比較検討している方から寄せられる、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。
購入前に気になるポイントや細かな仕様について、ひとつずつ解説していきます。
\全モデルをまとめて比較したい方/
パナソニック ジアイーノの違いを徹底比較|5モデルの選び方と比較表まとめ
まとめ|F-MV4300とF-MV5400の違いを整理して自分に合った1台を選ぼう
F-MV4300とF-MV5400は、どちらも空間除菌・脱臭・加湿の機能を備えたパナソニックの「ジアイーノ」シリーズになります。
サイズや重さ、タンク容量、連続運転時間、付属品の型番など、基本的なスペックは共通しています。
最後に、各モデルの特徴をわかりやすく整理しておきましょう。
F-MV4300の特徴とおすすめポイント
- 最大適用床面積:18畳まで対応
- カラー展開が2色
- ステンレスシルバー[SZ]
- マテリアルホワイト[WZ]
- 集中クリーンモードは非搭載(標準運転のみ)
- F-MV5400と基本スペックは共通
➡️「18畳までの空間で十分」「スタンダードな機能でOK」「好みの色を選びたい」
そんな方におすすめのモデルです。

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F-MV5400の特徴とおすすめポイント
- 最大適用床面積:21畳まで対応
- 短時間でしっかり除菌・脱臭できる「集中クリーンモード」搭載
- カラーはステンレスシルバー(SZ)のみ
➡️「広めのリビングや店舗で使いたい」「ニオイや菌が気になる場面で、短時間でしっかり除菌・脱臭したい」
そんな方におすすめの上位モデルです。

迷ったときは「使う部屋の広さ」や「どれくらいの除菌・脱臭パワーを求めるか」で選ぶのがおすすめです。
参考元:
- パナソニック公式サイト:次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ F-MV4300
- パナソニック公式サイト:次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ F-MV5400
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