空間の除菌・脱臭に特化した、パナソニックの「ジアイーノ」シリーズ。
その中でも今回は、よく比較される「F-ML4000B」と「F-MV4300」の違いを徹底解説します。
どちらも18畳まで対応するモデルですが、加湿の有無や空気清浄のスピード、快適さを高めるセンサー機能など、実はけっこう違いがあるんです。
この記事では、そんな2つのモデルの違いと共通点をわかりやすく比較しながら、「どっちを選べばいい?」と迷っている方に向けて、目的別のおすすめポイントも紹介していきます。
「加湿機能は必要?それともシンプルでいい?」
「場所を取らない小型モデルがいいかも…?」
そんな方にぴったりの選び方がきっと見つかるはずです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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F-ML4000BとF-MV4300の違いを比較|共通点も整理して解説
パナソニック公式の比較でも明記されている通り、総合的なスペックではF-MV4300が上位モデルとなります。
画像出典:パナソニック公式サイト「ジアイーノF-MV4300とF-ML4000Bの性能を比較」より引用
F-MV4300は加湿機能のほか、空気清浄スピードやセンサー機能などでも高評価。
一方、F-ML4000Bはサイズがコンパクトで設置しやすく、シンプル機能が魅力です。
F-ML4000BとF-MV4300を選ぶ上でポイントとなる違いをまとめると次にようになります。
主な違い比較表
比較項目 | F-ML4000B | F-MV4300 |
---|---|---|
加湿機能 | なし | あり |
集じん清浄時間 | 約30分(8畳) | 約11分(8畳) |
おやすみ運転 | 手動切り替え | 照度センサーで自動切り替え |
湿度表示 | なし | 操作パネルに湿度の目安を表示 |
サイズ・重量 | H450×W280×D185mm / 約5.7kg | H710×W398×D270mm / 約11.8kg |
キャスター | なし | あり |
タンク容量 | 約0.9L | 約4.0L |
連続運転時間 | 約10.5時間 | 約16時間 |
ここからは、そんな両モデルの主な違いと共通点をわかりやすく整理していきます。
F-ML4000BとF-MV4300の加湿機能の違い
F-ML4000BとF-MV4300の大きな違いのひとつが、加湿機能の有無です。
F-MV4300は、空間除菌脱臭に加えて加湿にも対応しています。
一方、F-ML4000Bには加湿機能がなく、除菌脱臭のみに特化したシンプルなモデルとなっています。
F-ML4000BとF-MV4300の集じん清浄時間の違い
ホコリや花粉など、空気中の汚れを清浄するまでの時間にも大きな差があります。
F-MV4300は、約11分で8畳の空間を清浄できます。
一方、F-ML4000Bは約30分と、やや時間がかかります。
F-ML4000BとF-MV4300の照度センサーと湿度表示機能の違い
F-ML4000BとF-MV4300では、「照度センサー」や「湿度表示」の有無にも違いがあります。
F-MV4300:照度センサーあり・湿度表示あり
F-MV4300は照度センサー・湿度表示機能を搭載
画像出典:パナソニック公式『ジアイーノ F-MV4300 取扱説明書』より引用
F-MV4300には照度センサーが搭載されており、部屋が暗くなると風量を自動で弱め、操作パネルの表示や運転サインの明るさも自動で減灯・消灯される「おやすみ自動運転」に対応しています。
また、操作パネル右側の表示部には、湿度の目安が表示されるため、加湿の状態がひと目でわかります。
F-ML4000B:照度センサーなし・湿度表示なし
F-ML4000Bには照度センサーがなく、おやすみモードは手動で切り替え。
画像出典:パナソニック公式『ジアイーノ F-ML4000B 取扱説明書』より引用
一方、F-ML4000Bには照度センサーがないため、「おやすみ運転」に切り替える際は手動操作が必要です。
また、湿度を表示するパネルやランプもないため、加湿の状態を数字で確認することはできません。
F-ML4000BとF-MV4300のサイズと移動のしやすさの違い
F-ML4000BとF-MV4300は、サイズや重さだけでなく「移動のしやすさ」にも違いがあります。
- F-ML4000B:
- サイズ:幅23.0×奥行23.0×高さ51.0cm
- 重さ:約4.9kg
- F-MV4300:
- サイズ:幅39.8×奥行27.5×高さ58.0cm
- 重さ:約11.2kg(キャスター付き)
F-ML4000Bはコンパクトで軽量なため、持ち運びはしやすいですが、キャスターが付いていないため、床の上を移動させたいときには持ち上げる必要があります。
一方、F-MV4300はサイズが大きく重さもありますが、底面にキャスターが付いており、持ち上げずに移動するのに便利です。
また、説明書にもあるように、キャスターにはストッパー機能が付いており、動かしたくないときにはしっかり固定できます。
F-MV4300のキャスター構造とストッパーの使い方
画像出典:パナソニック公式『ジアイーノ F-MV4300 取扱説明書』より引用
F-ML4000BとF-MV4300のタンク容量と連続運転時間の違い
連続使用時間にも大きな違いがあります。
これは搭載されている水タンクの容量によるものです。
F-MV4300は、タンク容量が約4.0Lと大きいため、水の補充回数が少なく済み、長時間の連続運転が可能です。
一方、F-ML4000Bはタンクが約0.9Lと小さめで、こまめに水を補充する必要があります。
長時間の連続運転を希望する場合は、F-MV4300の方が快適に使えるでしょう。
F-ML4000BとF-MV4300に共通する仕様や機能
F-ML4000BとF-MV4300はどちらも、パナソニックの次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」シリーズのモデルです。
そのため、基本的な除菌・脱臭機能には共通です。
主な共通点は以下のとおりです。
- 対応する部屋の広さは18畳まで
- 次亜塩素酸を含んだ水で空気中の菌やニオイを抑制する「空間除菌脱臭」機能
- チャイルドロック機能や給水お知らせランプなど、使いやすさへの配慮
- 運転モードの切り替え(強/中/静音)に対応
- 本体内部の構造や水タンクの仕組みは似ているため、取扱方法もほぼ共通
- お手入れのしやすさ(パーツの取り外し・水洗い対応)も共通設計
つまり、「ジアイーノ」ならではの空間除菌脱臭の基本性能はどちらも備えており、その点はどちらを選んでも違いはありません。
F-ML4000BとF-MV4300の違いから見るおすすめの選び方
それでは、F-ML4000BとF-MV4300の違いから見るおすすめの選び方をみていきましょう。
設置場所や加湿の有無など、求める条件によって最適なモデルは変わってきます。
ここでは、それぞれのモデルがどんな方におすすめかを紹介します。
コンパクト&加湿なしで十分なら「F-ML4000B」がおすすめ
「加湿はいらない」「脱臭・除菌だけできれば十分」という方におすすめなのが、F-ML4000Bです。
F-ML4000Bは、加湿機能を省き、除菌・脱臭に特化したシンプル設計。
家庭用ジアイーノの中では、最も小さく、軽いモデルとなっています。
「加湿機能は不要」「すでに加湿器を持っている」「設置スペースに余裕がない」という方にはぴったりのモデルです。
また、カラーはホワイト(F-ML4000B-W)とダークグレー(F-ML4000B-H)の2色から選べます。
なお、パナソニック公式のFAQでも「ジアイーノは加湿器や空気清浄機と一緒に使ってOK」と案内されています(公式FAQ「ジアイーノを空気清浄機や加湿機などと併用したい」)。

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加湿機能や高性能モデルを求めるなら「F-MV4300」がおすすめ
F-MV4300は、加湿機能も搭載した高性能タイプのジアイーノです。
除菌・脱臭に加えて、乾燥が気になる季節にも対応できる1台で、快適な空間づくりをサポートしてくれます。
空気清浄のスピードも早く、8畳の空間なら約11分で清浄、26畳の空間なら約30分で清浄と、すばやい効果を期待する方にもおすすめ。
さらに、照度センサーを搭載しており、部屋が暗くなると自動で静音&減灯モードに切り替わる「おやすみ自動運転」にも対応しています。
本体は約11.8kgとやや重量がありますが、キャスター付きなので移動もラク。
加湿器・空気清浄機・除菌脱臭機の機能をまとめて1台にしたい方にぴったりのモデルです。
カラーは、ステンレスシルバー(F-MV4300-SZ)とマテリアルホワイト(F-MV4300-WZ)の2色展開です。

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F-ML4000BとF-MV4300の違いをスペック表で比較|運転音・風量・電気代のめやすなど
ここでは、F-ML4000BとF-MV4300のスペックを一覧で比較してみましょう。
加湿機能の有無という大きな違いがあるため、運転音や風量、電気代の目安については「参考程度」として見ておくのがおすすめです。
たとえば、どちらも「中」モードで運転した場合、運転音はF-MV4300が約32dB、F-ML4000Bが約33dBと、ほとんど差はありません。
このときの1時間あたりの電気代のめやすも、F-MV4300が約0.4円、F-ML4000Bが約0.3円と大きな差はないため、気にしすぎる必要はなさそうです。
スペック比較表
製品型番 | F-ML4000B | F-MV4300 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
デザイン | ![]() | ![]() | ||||
カラー | ホワイト(-W) | ステンレスシルバー(-SZ) | ||||
ダークグレー(-H ) | マテリアルホワイト(-WZ) | |||||
適用床面積のめやす※1 | ~18畳(~30㎡) | |||||
集じん機能 ※2 | ||||||
集じん清浄時間 | 8畳(13㎡)を約30分 | 8畳(13㎡)を約11分 | ||||
適用床面積めやす ※3 | ~8畳(~13㎡) | ~26畳(~43㎡) | ||||
加湿機能 | ||||||
適用床面積めやす | ー(なし) | プレハブ洋室~18畳(~30㎡) | ||||
ー(なし) | 木造和室~11畳(~18㎡) | |||||
定格加湿能力 ※4 | ー(なし) | 650mL/h | ||||
モード | ||||||
運転モード(加湿) | ー(なし) | 標準・多め | ||||
運転モード(風量) | 弱・中・強・自動・おやすみ | 弱・中・強・自動 | ||||
集中クリーンモード | ー(なし) | ー(なし) | ||||
スピード脱臭モード | ー(なし) | ー(なし) | ||||
機能 | ||||||
電解強度設定機能 | 弱・中・強 | |||||
塩タブレット自動投入機能 | 〇(あり) | |||||
湿度表示機能 | ー(なし) | 〇(あり) | ||||
チャイルドロック機能 | 〇(あり) | |||||
キャスター | ー(なし) | 〇(あり) | ||||
センサー | ||||||
照度センサー | ー(なし) | 〇(あり) | ||||
ニオイセンサー | 〇(あり) | |||||
温湿度センサー | 〇(あり) | |||||
その他スペック | ||||||
運転音 ※5 | 33dB | 32dB | ||||
風量 ※5 | 1.0㎥/min | 2.5㎥/min | ||||
1時間あたりの電気代のめやす ※6 | 約0.3円 | 約0.4円 | ||||
連続運転時間 ※7 | 約10.5時間 | 約16時間 | ||||
タンク容量 | 約0.9L | 約4.0L | ||||
本体サイズ | H450mm×W280mm×D185mm | H710mm×W398mm×D270mm | ||||
本体重量(タンク空時) | 約5.7kg | 約11.8kg | ||||
電源 | 交流100V (50/60Hz) | |||||
電源コードの長さ | 約1.8m | |||||
付属品 | ||||||
塩タブレット | 1ビン(約100粒入/約1年分) | 1ビン(約300粒入/約2.5~3年分) | ||||
除菌フィルター | 1個(約7年交換不要) | 1個(約5年交換不要) | ||||
保護エレメント (HEPAフィルター) | 1個(約3.5年交換不要) | 1個(約5年交換不要) | ||||
電極ユニット | 1個(約7年交換不要) | 1個(約5年交換不要) | ||||
防カビユニット | 1個(約7年交換不要) | 1個(約5年交換不要) | ||||
お手入れ | ||||||
排水頻度 | 月1回 | 週1回 | ||||
自動ユニットへの塩タブレットの補充 | 約8ヶ月に1回 | 約6ヶ月に1回 | ||||
交換用品の型番(別売り) | ||||||
ジアイーノ用洗浄剤(400mL) | FKA2000014 | |||||
塩タブレット | F-ZVC03 | |||||
除菌フィルター | F-ZLT400B | F-ZVT4300 | ||||
保護エレメント | F-ZLF400B | F-ZVF4300 | ||||
電極ユニット | FKA4100022 | FKA4100016 | ||||
防カビユニット | FKA0430072 | |||||
販売情報 | ||||||
発売日 | 2024年10月 | 2021年9月 | ||||
公式ストア価格 | 76,230円 | 118,800円 | ||||
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※1 揮発した次亜塩素酸が一定濃度届く範囲の目安。
※2 空気中の汚れに対応したフィルター機能(花粉・ハウスダスト等)
※3 約30分の運転で空気中の汚れをキレイにできる広さの目安
※4 室温20℃で湿度が30%のときに放出できる1時間あたりの水分量。この数値を元に加湿の適用床面積がきめられます。数字が大きいほど、広い範囲を加湿することが可能
※5 加湿標準「中」運転時(F-ML4000Bは「中」運転時)
※6 加湿標準「中」運転時(F-ML4000Bは「中」運転時)。消費電力13Wh。電力料金めやす単価31円/kWh(税込) [2022年7月改定]。1日12時間運転の場合。
※7 加湿標準「中」運転時(F-ML4000Bは「中」運転時)。室内の温度や湿度によって、加湿量、連続運転時間は変わります。
本記事のスペックや価格(税込み)情報は、2025年6月時点の情報です。
販売状況や仕様は変更により異なる場合がありますので、最新情報は公式サイト等をご確認ください。
F-ML4000BとF-MV4300の違いに関するよくある質問【FAQ】
F-ML4000BとF-MV4300について、購入前に気になるポイントをQ&A形式でまとめました。
電極ユニットの互換性や上位モデルの違い、加湿機能の有無など、よくある疑問をチェックしておきましょう。
\全モデルをまとめて比較したい方/
パナソニック ジアイーノの違いを徹底比較|5モデルの選び方と比較表まとめ
まとめ|F-ML4000BとF-MV4300の違いを振り返って自分に合った1台を選ぼう
最後に、F-ML4000BとF-MV4300の主な違いをもう一度おさらいしましょう。
F-MV4300は高性能&多機能モデル
F-MV4300は加湿機能や照度センサーを搭載し、素早く空気を清浄できるのが魅力です。

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F-ML4000Bはコンパクトで扱いやすいシンプルモデル
除菌・脱臭に特化しており、設置スペースが限られている方にもおすすめです。
また、ジアイーノは加湿器や空気清浄機との併用もOK。
すでに加湿器をお持ちの方なら、F-ML4000Bでも十分に満足できる選択肢になります。

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ご自宅の広さや必要な機能にあわせて、ぴったりの1台を選んでくださいね。
参考元:
- パナソニック公式サイト:次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ F-ML4000B
- パナソニック公式サイト:次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ F-MV4300
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