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F-MV2300とF-MV4300の違いを徹底比較|対応畳数・運転時間・価格や選び方のポイントも解説

パナソニックのジアイーノF-MV2300とF-MV4300の違いを比較したサムネイル画像。長時間運転ならF-MV2300、広い空間ならF-MV4300と記載あり

パナソニックの空間除菌脱臭機「ジアイーノ」シリーズの中でも人気の高いモデルが、F-MV2300-WZとF-MV4300(WZ・SZ)です。

本体サイズや重さは同じで、見た目も非常によく似ているため、違いがわかりにくいモデルですが、実際には対応できる部屋の広さや清浄スピード、運転時間などにしっかり差があります。

細かなスペック差はいくつかありますが、選ぶうえで特に注目したいのは、次のようなポイントです。

🔍 主な違いまとめ

  • F-MV2300-WZ:12畳までの部屋に対応/集じん清浄時間は約17分
  • F-MV4300(WZ・SZ):18畳までの部屋に対応/集じん清浄時間は約11分
  • 連続運転時間の目安
    • F-MV2300:約25時間
    • F-MV4300:約16時間
  • 電極ユニットの交換目安
    • F-MV2300:約3年ごと
    • F-MV4300:約5年ごと

「集じん清浄時間」とは?

空気中の汚れをキレイにするのにかかる時間の目安

この記事では、この2モデルの違いと共通点を丁寧に比較しながら、どちらを選ぶべきか迷っている方に向けて、おすすめの選び方もご紹介します。

目次

F-MV2300とF-MV4300の違いを比較|共通点も整理して解説

それでは、F-MV2300とF-MV4300の主な違いと共通点を具体的に見ていきましょう。

結論として、F-MV2300とF-MV4300の主な違いは「対応できる部屋の広さ」と「連続運転時間」です。

主な違い(選ぶ際の比較ポイント)

比較項目F-MV2300-WZF-MV4300(WZ・SZ)
対応する部屋の広さ ※1,212畳まで18畳まで
集じん機能 ※3
清浄時間(8畳の目安)約17分約11分
適用床面積めやす ※416畳まで26畳まで
連続運転時間約25時間約16時間
電極ユニットの交換目安約3年交換不要約5年交換不要
公式ストア価格89,100円118,800円
楽天最新価格を見る最新価格を見る
Amazon最新価格を見る最新価格を見る
F-MV2300とF-MV4300の主な違い一覧

※1 揮発した次亜塩素酸が一定濃度で届く範囲の目安
※2 加湿機能の適用範囲(プレハブ洋室)
※3 空気中の汚れに対応したフィルター機能(花粉・ハウスダスト等)
※4 約30分の運転で空気中の汚れをキレイにできる広さの目安

スペック・価格(税込)は、2025年6月時点のパナソニック公式サイトの情報をもとに記載しています。
価格は変動が大きいため、最新情報は楽天・Amazonなど各ECサイトでご確認ください。

F-MV4300は、より広い空間に対応することができ、集じん清浄時間も短く効率的です。

一方で、タンク容量はF-MV2300と共通のため、広範囲への対応ぶん消費が早くなり、連続運転時間はやや短くなります。

使用する電極ユニットの違いにより、交換時期の目安にも差はありますが、選ぶ際には「対応する部屋の広さ」を基準にする方が多いため、電極ユニットはそこまで優先度の高い比較項目ではないかもしれません。

このように、対応畳数や運転時間の差が「選ぶ上での主な違い」になりますが、実はそのほかにも細かなスペック差があります。

細かな違い

  • 運転音・風量・消費電力などの数値に微差あり
    ただし、どちらも静音性は高く、ふだんの使用で気になるほどの差はありません。
  • カラー展開の違い
    • F-MV2300は「マテリアルホワイト(-WZ)」のみ
    • F-MV4300は「マテリアルホワイト(-WZ)」と「ステンレスシルバー(-SZ)」の2色展開

これらの細かな違いを含むスペックの詳細は「F-MV2300とF-MV4300の違いをスペック表で比較」でご紹介しています。
気になる方はあわせてチェックしてみてください。

続いては、F-MV2300とF-MV4300の共通点について見ていきましょう。

この2モデルは、取扱説明書も共通で、基本的な構造や使い方はほぼ同じです。

F-MV2300とF-MV4300の取扱説明書が共通であることを示す画像
画像出典:パナソニック公式サイト『F-MV4300 F-MV2300 取扱説明書』より引用

そのため、搭載されているモードや機能、使い方やお手入れ方法も共通しています。

どちらのモデルも同じような構成・機能を備えており、日常の使い方において差を感じることはほとんどありません。

F-MV2300とF-MV4300の主な共通点

  • 本体サイズ・重量
    • 高さ 71×幅 39.8×奥行 27cm
    • 約11.8kg
  • タンクの容量(約4.0L)
  • 搭載モードや機能の種類(自動・強・弱/除菌脱臭・加湿運転など)
  • 発売日(どちらも2021年9月発売)

F-MV2300とF-MV4300の違いから見るおすすめの選び方

F-MV2300とF-MV4300は、どちらもジアイーノシリーズの中では基本性能が共通しており、搭載されているモードや機能も同じです。

そのため、「どちらを選ぶか」は、主に部屋の広さとコスト面の違いによって決まってきます。

まずは、部屋の広さを基準にした選び方を見ていきましょう。

広めの空間で使いたいなら「F-MV4300」がおすすめ

F-MV4300は、18畳までの広さに対応しており、F-MV2300(12畳対応)に比べて清浄スピードも速く、より広い空間に向いています。

広めのリビングやオフィスなど、広い空間のすみずみまでしっかり対応したい方には、F-MV4300が頼りになる1台です。

なお、F-MV4300と同じ18畳対応で、よりコンパクトなモデルとして「F-ML4000B」も人気です。
加湿機能の有無などで迷う方は、以下の記事もぜひご覧ください。
F-ML4000BとF-MV4300の違いを徹底比較|ジアイーノの加湿あり・なしモデルを解説

コンパクトな空間で使うなら「F-MV2300」がおすすめ

12畳までの空間であれば、F-MV2300がおすすめになります。

公式ストアでの価格はF-MV4300より抑えめですが、登載機能は同等です。

なお、F-MV2300よりも小型・軽量で、価格もさらに控えめなモデルとして「F-ML4000B」もあります。
詳しい違いを比較した記事もありますので、気になる方はぜひこちらをご覧ください。
▶ F-MV2300とF-ML4000Bの違いを徹底比較|ジアイーノの選び方と機能・価格の違いも解説

F-MV2300とF-MV4300の5年間コストで比較【電気代・交換部品含む】

それぞれのモデルは対応している部屋の広さが異なるため、基本的には「設置する空間の広さ」に合わせて選ぶのが王道です。

ただし、基本性能や機能面は共通しており、構成も似ていることから、

「どちらのモデルも設置できる環境だった場合、コスト面ではどちらが有利なのか?」

という点も、気になる比較ポイントですよね。

そこでこのパートでは、初期費用・電気代をふまえた『5年間の総コスト』という視点から、F-MV2300とF-MV4300を比較してみましょう。

すでに解説した通り、電極ユニットの交換目安はモデルによって異なります。

今回は、それを前提に計算を行いました。

📊 F-MV2300とF-MV4300の5年間総コスト比較(F-MV4300の電極ユニット未交換時)

項目F-MV2300F-MV4300
本体価格89,100円118,800円
電気代目安(5年間)約6,570円約8,760円
電極ユニット代15,400円
総コスト(5年間)約111,070円約127,560円

※ 電気代は、1日12時間使用 × 365日 × 5年間で算出(加湿標準「中」運転時、目安単価31円/kWh)
※ 本体価格・電気代・交換部品の価格はすべて以下のパナソニック公式情報をもとに算出

参考元:

このように比較してみると、電極ユニットを1度交換した場合でも、F-MV2300のほうがトータルコストは低くなる傾向があります。

そのため、「できるだけ費用を抑えたい方」や「12畳までの空間で使う予定がある方」には、F-MV2300がバランスの取れた1台になりそうです。

F-MV2300とF-MV4300の違いをスペック表で比較|運転音・風量・電気代など

F-MV2300とF-MV4300には、対応畳数や運転時間以外にも、細かなスペックに違いがあります。

とくに「運転音の静かさ」「風量の強さ」「1時間あたりの電気代」といった数値は、毎日の使いやすさやランニングコストに関わるポイントです。

ここでは、両モデルの仕様をスペック表にまとめて比較しました。

日々の使い心地や維持費の違いが気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

スペック比較表

製品型番F-MV2300F-MV4300
デザインF-MV2300-WZのハーフサムネイル画像F-MV4300-WZと-SZのサムネイル画像
カラーマテリアルホワイト(-WZ)マテリアルホワイト(-WZ)
ステンレスシルバー(-SZ)
適用床面積のめやす※1~12畳(~20㎡)~18畳(~30㎡)
集じん機能 ※2
 集じん清浄時間8畳(13㎡)を約17分8畳(13㎡)を約11分
 適用床面積めやす ※3~16畳(~26㎡)~26畳(~43㎡)
加湿機能
 適用床面積めやすプレハブ洋室~12畳(~20㎡)プレハブ洋室~18畳(~30㎡)
 木造和室~7畳(~12㎡)木造和室~11畳(~18㎡)
 定格加湿能力 ※4430mL/h650mL/h
モード
 運転モード(加湿)標準・多め
 運転モード(風量)弱・中・強・自動
 集中クリーンモードー(なし)
 スピード脱臭モードー(なし)
機能
 電解強度設定機能弱・中・強
 塩タブレット自動投入機能〇(あり)
 湿度表示機能〇(あり)
 チャイルドロック機能〇(あり)
 キャスター〇(あり)
センサー
 照度センサー〇(あり)
 ニオイセンサー〇(あり)
 温湿度センサー〇(あり)
その他スペック
運転音 ※524dB32dB
風量 ※51.6㎥/min2.5㎥/min
1時間あたりの電気代のめやす ※6約0.3円約0.4円
連続運転時間 ※7約25時間約16時間
タンク容量約4.0L
本体サイズH710mm×W398mm×D270mm
本体重量(タンク空時)約11.8kg
電源交流100V (50/60Hz)
電源コードの長さ約1.8m
付属品
 塩タブレット1ビン(約300粒入/約2.5~3年分)
 除菌フィルター1個(約5年交換不要)
 保護エレメント
(HEPAフィルター)
1個(約5年交換不要)
 電極ユニット1個(約3年交換不要)1個(約5年交換不要)
 防カビユニット1個(約5年交換不要)
お手入れ
 排水頻度週1回
 自動ユニットへの塩タブレットの補充約6ヶ月に1回
交換用品の型番(別売り)
 ジアイーノ用洗浄剤(400mL)FKA2000014
 塩タブレットF-ZVC03
 除菌フィルターF-ZVT4300
 保護エレメントF-ZVF4300
 電極ユニットFKA4100017FKA4100016
 防カビユニットFKA0430072
販売情報
発売日2021年9月2021年9月
公式ストア価格89,100円118,800円
楽天最新価格を見る最新価格を見る
Amazon最新価格を見る最新価格を見る
F-MV2300とF-MV4300のスペック比較表

※1 揮発した次亜塩素酸が一定濃度届く範囲の目安。
※2 空気中の汚れに対応したフィルター機能(花粉・ハウスダスト等)
※3 約30分の運転で空気中の汚れをキレイにできる広さの目安
※4 室温20℃で湿度が30%のときに放出できる1時間あたりの水分量。この数値を元に加湿の適用床面積がきめられます。数字が大きいほど、広い範囲を加湿することが可能
※5 加湿標準「中」運転時
※6 加湿標準「中」運転時。消費電力13Wh。電力料金めやす単価31円/kWh(税込) [2022年7月改定]。1日12時間運転の場合。
※7 加湿標準「中」運転時。室内の温度や湿度によって、加湿量、連続運転時間は変わります。

本記事のスペックや価格(税込み)情報は、2025年6月時点の情報です。
販売状況や仕様は変更により異なる場合がありますので、最新情報は公式サイト等をご確認ください。

風量は、F-MV2300が1.6㎥/min、F-MV4300が2.5㎥/minと、F-MV4300のほうがやや強めです。

とはいえ、本体サイズが同じで対応できる空間の広さがF-MV4300の方が広いため、風量が強くなるのは自然な設計といえるでしょう。

運転音については、F-MV2300が24dB、F-MV4300が32dBと数値上は差がありますが、どちらも静音性は高く、日常使用で気になるほどではありません。

また、1時間あたりの電気代の目安は、F-MV2300が約0.3円、F-MV4300が約0.4円。

運転音や電気代の目安は風量に比例した違いであり、気にしすぎるほどの差ではないと言えます。

F-MV2300とF-MV4300の違いに関するよくある質問【FAQ】

F-MV2300とF-MV4300に関する、機能や仕様の細かな違いについてよくある質問をまとめました。

電極ユニットの互換性や運転モードの仕様、各種センサー機能まで、気になるポイントを事前に確認しておきたい方は、ぜひ参考にしてください。

F-MV2300とF-MV4300の電極ユニットは共通ですか?

いいえ、電極ユニットの型番は異なります。

F-MV2300は「FKA4100017」、F-MV4300は「FKA4100016」が対応品です。

参考元(パナソニック公式FAQより)

※2025年6月時点の公式情報に基づいています。
販売状況や仕様は変更される場合がありますので、ご購入前には必ずメーカー公式サイトで最新情報をご確認ください。

F-MV2300とF-MV4300の電極ユニットの交換期間が違うのはなぜですか?

F-MV2300とF-MV4300では、使用されている電極ユニットの型番が異なるため、交換期間にも差があります。

これはユニット自体の仕様の違いによるものと考えられます。

F-MV2300の電極ユニットは交換目安が約3年と短めですが、そのぶん価格は抑えられています

FKA4100017FKA4100016
対応モデルF-MV2300F-MV4300
公式ストア価格(税込)15,400円24,200円

※2025年6月時点の公式情報に基づいています。

参考元:

F-MV2300とF-MV4300は加湿しなくても使えますか?

いいえ。説明書にも「加湿を停止することはできません。」と記載があります。

加湿量の調整(標準、多め)は可能ですが、加湿機能自体をオフにすることはできません。

F-MV2300とF-MV4300は加湿を停止できないことを示す取扱説明書の記載
画像出典:パナソニック公式 F-MV4300 F-MV2300 取扱説明書『加湿を多めに設定する』より引用

F-MV2300とF-MV4300の塩タブレット自動投入機能とはなんですか?

塩タブレット自動投入機能とは、ジアイーノの本体内で定期的に除菌のための塩タブレットを1粒ずつ自動で投入してくれる機能です。

手動で塩を入れる必要はなく、あらかじめ約60~70粒を専用ユニットに入れておけば、週2回程度のペースで自動的に1粒ずつ投入されます。

F-MV2300とF-MV4300の塩タブレット自動投入機能の仕組みを説明する図解
画像出典:パナソニック公式『F-MV4300 F-MV2300 取扱説明書』より引用

F-MV2300とF-MV4300に「照度センサー」は付いていますか?

はい、どちらのモデルにも照度センサーが搭載されています。

F-MV2300とF-MV4300の操作パネルに搭載された照度センサーの説明図
画像出典:パナソニック公式『F-MV4300 F-MV2300 取扱説明書』より引用

照度センサーがあることで、部屋が暗くなると自動で「おやすみ自動運転」に切り替わります。

このモードでは、風量を弱めたり、操作パネルのランプの明るさを減らしたり消灯することで、睡眠時も快適に使えるよう配慮されています。

F-MV2300とF-MV4300の発売日はいつですか?

どちらも2021年9月発売のモデルです。

ですので、各モデルに旧・新の区別はありません。

\全モデルをまとめて比較したい方/
パナソニック ジアイーノの違いを徹底比較|5モデルの選び方と比較表まとめ

まとめ|F-MV2300とF-MV4300の違いを整理して自分に合った1台を選ぼう

F-MV2300とF-MV4300の違いをあらためて整理すると、主に以下の点がポイントです。

  • 対応畳数と清浄スピードに差がある(F-MV4300の方が広範囲&スピーディー)
  • 連続運転時間が異なる(F-MV2300:約25時間、F-MV4300:約16時間)
  • 風量・運転音・電気代もF-MV4300の方がやや高め
  • 電極ユニットの型番・交換目安・価格に違いあり
  • その他の機能や本体サイズ・タンク容量・発売時期などは共通

広めの空間(18畳まで)に設置したい方や、短時間で広い空間の空気中の汚れにも対応できるモデルを探している方には「F-MV4300」がおすすめです。

F-MV4300をベースにペット向け機能を追加した「F-MV4420」というモデルもあります。
「どこまで違うの?」「価格差の価値ってある?」と気になる方はこちらもチェック!
F-MV4300とF-MV4420の違いを徹底比較|ペットエディション対応や機能の差を解説

さらに、より広い空間(21畳まで)に対応した上位モデルを探している方には「F-MV5400」もおすすめです。
集中クリーンモードの有無など、細かな仕様の違いも比較していますので、気になる方はあわせてどうぞ。
F-MV4300とF-MV5400の違いを徹底比較|対応畳数と集中クリーンモードの差を解説

一方で、12畳までの部屋の場合は、連続運転時間が長く、交換部品のコストも抑えられる「F-MV2300」が、有力な選択肢です。

どちらのモデルにも、パナソニック独自の次亜塩素酸による除菌・脱臭機能が搭載されています。

お部屋の広さや使い方に合わせて、ご家庭に合ったモデルを選んでみてください。

参考元:

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この記事を書いた人

「違い図鑑 編集部」は、商品やサービスの違いをわかりやすく比較し、最適な選び方をサポートする編集チームです。

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