パナソニックのジアイーノを検討している方向けに「F-MV2300」と「F-ML4000B」の違いをわかりやすく比較・解説します。
次亜塩素酸を利用し、除菌・脱臭効果が期待されるモデルですが、対応畳数や加湿機能の有無、サイズや重量などに明確な違いがあります。
この記事では、スペックや機能の違いをさらに詳しく比較しながら、F-MV2300とF-ML4000Bを選ぶ時のポイントや、選び方をわかりやすく解説していきます。
「広い部屋で使いたい」「加湿もほしい」「軽くて小さいモデルがほしい」など、目的に合ったモデルを見つけるヒントにぜひお役立てください。


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F-MV2300とF-ML4000Bの違いを比較|共通点も整理して解説
ここからは、さらに詳しくF-MV2300とF-ML4000Bの違いを見ていきましょう。
まず共通点ですが、どちらもパナソニックの「ジアイーノ」シリーズに属する空間除菌脱臭機です。
次亜塩素酸を生成するために、専用のカートリッジ式電極ユニットを使用しており、定期的な交換が必要です。
また、基本的な操作方法やお手入れ方法は、ほぼ共通しています。
次に両モデルの違いを具体的に見ていきましょう
F-MV2300とF-ML4000Bのサイズ・重量の違い
本体のサイズと重さにも大きな差があります。
F-MV2300 | F-ML4000B | |
---|---|---|
本体寸法(cm) | 高さ 71 幅 39.8 奥行 27 | 高さ 45 幅 28 奥行 18.5 |
重量 | 11kg | 約5kg |
F-MV2300はやや大型で重いです。
ただし、キャスターが付いているため、移動も考えた設計です。
F-MV2300にはキャスターとストッパーが搭載。
ロック・解除の操作も可能です。
画像出典:パナソニック公式『ジアイーノ F-MV2300 取扱説明書』より引用
対してF-ML4000BはF-MV2300と比較すると、ほぼ半分の大きさと重さです。
小型で軽く、狭いスペースにも置きやすくなっています。
ただし、キャスターはついていないので注意してください。
F-MV2300とF-ML4000Bのおやすみ運転の違い(自動/手動)
おやすみ運転の切り替え方法にも違いがあります。
F-MV2300は照度センサーを搭載しており、部屋が暗くなると風量を弱めたり、操作パネルや運転サインのランプを自動で減灯・消灯する「おやすみ自動運転」が可能です。
また、操作パネルの表示部には、現在の湿度の目安が表示される機能もあります。
F-MV2300は照度センサーを搭載
画像出典:パナソニック公式『ジアイーノ F-MV2300 取扱説明書』より引用
一方、F-ML4000Bには照度センサーがないため、おやすみ運転への切り替えは手動で行う必要があります。
また、湿度を表示する機能もありません。
F-ML4000Bには照度センサーがなく、おやすみモードは手動で切り替え。
画像出典:パナソニック公式『ジアイーノ F-ML4000B 取扱説明書』より引用
F-MV2300とF-ML4000Bの喫煙環境での使用条件の違い
最後に、喫煙環境での使用に関しても違いがあります。
F-MV2300は「喫煙環境では使用しないでください。」と説明書に記載されています。
F-MV2300は喫煙環境での使用は不可
画像出典:パナソニック公式『ジアイーノ F-MV2300 取扱説明書』より引用
対してF-ML4000Bは、「タバコの煙を直接吸い込ませないこと」を条件に、喫煙環境でも使用が可能と説明書には記載されています。
F-ML4000Bは条件付きで喫煙環境でも使用が可能
画像出典:パナソニック公式『ジアイーノ F-ML4000B 取扱説明書』より引用
なお、パナソニック公式の「よくある質問」では、以下のような記載もありますが、実際の使用にあたっては、製品に同梱される説明書の記載が優先されるため、本記事ではそちらを正としています。
ジアイーノは喫煙環境で使えるか
家庭用ジアイ―ノの一部の機種は、喫煙環境でご使用いただけます。
<喫煙環境対応機種>
F-MV5400、F-MV4420、F-MV4300、F-SMV4300、F-MV2300、F-ML4000B
※喫煙環境では除菌・脱臭効果が低下します(タバコの煙による次亜塩素酸濃度の低下)
※上記以外の機種は、喫煙環境で使用しないでください。故障につながるおそれがあります。出典:パナソニック公式『ジアイーノは喫煙環境で使えるか』より引用
F-MV2300とF-ML4000Bの違いから見るおすすめの選び方
それでは、F-MV2300とF-ML4000Bの違いをふまえて、目的別のおすすめモデルをご紹介します。
どちらを選ぶべきかは、使う部屋の広さや加湿の必要性、設置場所の条件などによって変わってきますよ。
加湿やおやすみ自動運転が必要なら「F-MV2300」がおすすめ
加湿機能が欲しい方や、寝室など静かな環境で使いたい方には「F-MV2300」がおすすめです。
このモデルには加湿機能が搭載されており、空間の除菌・脱臭と加湿に対応した機能を搭載しています。
また、照度センサーによる「おやすみ自動運転」に対応しているため、部屋の明るさに応じて自動で風量を下げたり、ランプを減灯・消灯するなど、夜間も快適に使えるよう配慮された設計です。
さらに、キャスター付きで移動もしやすいため、大型ながら使い勝手の良いモデルとなっています。
「加湿もしたい」「夜は静かに使いたい」というニーズがある方には、F-MV2300がぴったりです。

加湿は不要・小さくて軽いモデルがいいなら「F-ML4000B」がおすすめ
「加湿機能は不要」「小さくて軽いモデルがいい」という方には「F-ML4000B」がおすすめです。
加湿機能を省いたことで、本体はコンパクトかつ軽量に仕上がっています。
F-MV2300と比べてサイズ・重量ともに約半分で、設置スペースが限られた場所でも使いやすいのが魅力です。
小型ながら対応する部屋の広さは18畳までと広めなので、「広いリビングで使いたいけど、大きいモデルは邪魔!」という方にも、F-ML4000Bがおすすめです。

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F-MV2300とF-ML4000Bの違いをスペック表で比較|連続運転時間・電気代・タンク容量など
F-MV2300とF-ML4000Bを選ぶうえで、加湿機能やサイズなどの主な違いはすでにご紹介しましたが、スペックを詳しく見ると、他にも細かな違いがあります。
ここでは、「連続運転時間」や「電気代の目安」、「タンク容量」などのスペックを一覧表で比較しました。
付属品の交換頻度といったランニングコストが気になる方にも、ぜひチェックしてほしいポイントです。
スペック比較表
製品型番 | F-MV2300 | F-ML4000B | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
デザイン | ![]() | ![]() | ||||
カラー | マテリアルホワイト(-WZ) | ホワイト(-W) | ||||
ダークグレー(-H ) | ||||||
適用床面積のめやす※1 | ~12畳(~20㎡) | ~18畳(~30㎡) | ||||
集じん機能 ※2 | ||||||
集じん清浄時間 | 8畳(13㎡)を約17分 | 8畳(13㎡)を約30分 | ||||
適用床面積めやす ※3 | ~16畳(~26㎡) | ~8畳(~13㎡) | ||||
加湿機能 | ||||||
適用床面積めやす | プレハブ洋室~12畳(~20㎡) | ー(なし) | ||||
木造和室~7畳(~12㎡) | ー(なし) | |||||
定格加湿能力 ※4 | 430mL/h | ー(なし) | ||||
モード | ||||||
運転モード(加湿) | 標準・多め | ー(なし) | ||||
運転モード(風量) | 弱・中・強・自動 | 弱・中・強・自動・おやすみ | ||||
集中クリーンモード | ー(なし) | |||||
スピード脱臭モード | ー(なし) | |||||
機能 | ||||||
電解強度設定機能 | 弱・中・強 | 弱・中・強 | ||||
塩タブレット自動投入機能 | 〇(あり) | |||||
湿度表示機能 | 〇(あり) | ー(なし) | ||||
チャイルドロック機能 | 〇(あり) | |||||
キャスター | 〇(あり) | ー(なし) | ||||
センサー | ||||||
照度センサー | 〇(あり) | ー(なし) | ||||
ニオイセンサー | 〇(あり) | |||||
温湿度センサー | 〇(あり) | |||||
その他スペック | ||||||
喫煙環境での使用 | ×(非推奨) | △(注意点ありで使用可) | ||||
運転音 ※5 | 24dB | 33dB | ||||
風量 ※5 | 1.6㎥/min | 1.0㎥/min | ||||
1時間あたりの電気代のめやす ※6 | 約0.3円 | |||||
連続運転時間 ※7 | 約25時間 | 約10.5時間 | ||||
タンク容量 | 約4.0L | 約0.9L | ||||
本体サイズ | H710mm W398mm D270mm | H450mm W280mm D185mm | ||||
本体重量(タンク空時) | 約11.8kg | 約5.7kg | ||||
電源 | 交流100V (50/60Hz) | |||||
電源コードの長さ | 約1.8m | |||||
付属品 | ||||||
塩タブレット | 1ビン(約300粒入/約2.5~3年分) | 1ビン(約100粒入/約1年分) | ||||
除菌フィルター | 1個(約5年交換不要) | 1個(約7年交換不要) | ||||
保護エレメント (HEPAフィルター) | 1個(約5年交換不要) | 1個(約3.5年交換不要) | ||||
電極ユニット | 1個(約3年交換不要) | 1個(約7年交換不要) | ||||
防カビユニット | 1個(約5年交換不要) | 1個(約7年交換不要) | ||||
お手入れ | ||||||
排水頻度 | 週1回 | 月1回 | ||||
自動ユニットへの塩タブレットの補充 | 約6ヶ月に1回 | 約8ヶ月に1回 | ||||
交換用品の型番(別売り) | ||||||
ジアイーノ用洗浄剤(400mL) | FKA2000014 | |||||
塩タブレット | F-ZVC03 | |||||
除菌フィルター | F-ZVT4300 | F-ZLT400B | ||||
保護エレメント | F-ZVF4300 | F-ZLF400B | ||||
電極ユニット | FKA4100017 | FKA4100022 | ||||
防カビユニット | FKA0430072 | |||||
販売情報 | ||||||
発売日 | 2021年9月 | 2024年10月 | ||||
公式ストア価格 | 89,100円 | 76,230円 | ||||
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※1 揮発した次亜塩素酸が一定濃度届く範囲の目安。
※2 空気中の汚れに対応したフィルター機能(花粉・ハウスダスト等)
※3 約30分の運転で空気中の汚れをキレイにできる広さの目安
※4 室温20℃で湿度が30%のときに放出できる1時間あたりの水分量。この数値を元に加湿の適用床面積がきめられます。数字が大きいほど、広い範囲を加湿することが可能
※5 加湿標準「中」運転時(F-ML4000Bは「中」運転時)
※6 加湿標準「中」運転時(F-ML4000Bは「中」運転時)。消費電力13Wh。電力料金めやす単価31円/kWh(税込) [2022年7月改定]。1日12時間運転の場合。
※7 加湿標準「中」運転時(F-ML4000Bは「中」運転時)。室内の温度や湿度によって、加湿量、連続運転時間は変わります。
本記事のスペックや価格(税込み)情報は、2025年6月時点の情報です。
販売状況や仕様は変更により異なる場合がありますので、最新情報は公式サイト等をご確認ください。
タンク容量はF-MV2300が約4.0L、F-ML4000Bが約0.9Lと大きく差があるため、連続運転時間も約25時間と約10.5時間と倍以上の違いがあります。
ただし、電気代はどちらも中運転なら約0.3円と変わりはありません。
F-MV2300とF-ML4000Bの違いに関するよくある質問【FAQ】
F-MV2300とF-ML4000Bの違いや選び方について、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。
購入前に気になるポイントを確認しておきましょう。
\全モデルをまとめて比較したい方/
パナソニック ジアイーノの違いを徹底比較|5モデルの選び方と比較表まとめ
まとめ|F-MV2300とF-ML4000Bの違いを振り返って自分に合った1台を選ぼう
F-MV2300とF-ML4000Bは、どちらも空間除菌脱臭機として人気の、ジアイーノシリーズの高性能モデルです。
それぞれの特徴とおすすめのタイプは以下になります。
目的や使う場所に合わせて違いをしっかり比較し、自分にぴったりの1台を選んでくださいね。

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参考元:
- パナソニック公式サイト:次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ F-MV2300
- パナソニック公式サイト:次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ F-ML4000B
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