MC-NS70FとMC-NS100Kの違いを徹底比較｜どっちを選ぶ？ナノイーX・からまないブラシなど機能差を解説【パナソニック掃除機】

パナソニックのセパレート型コードレススティック掃除機「MC-NS70F」と「MC-NS100K」。

どちらもクリーンドック付きで、充電と同時に自動で掃除機のゴミを回収してくれる人気シリーズです。

ただし、両モデルにはノズル性能やブラシ構造、ナノイーXの有無、本体の重量など、使い勝手に直結する違いがいくつもあります。

結論からいうと、

• MC-NS70Fは軽量で小回りのきくフローリング特化モデル
• MC-NS100Kは絨毯にも対応し、除菌・脱臭機能を備えた多機能モデル

です。

どちらも2023年11月発売の現行機ですが、MC-NS100KはナノイーX搭載や「からまないブラシ」、菌までふき掃除機能、アイドリングオフ機能などを備えた多機能モデルとなっています。

この記事では、MC-NS70FとMC-NS100Kの違い・共通点・特徴を公式データに基づいて詳しく解説。

どちらを選ぶか迷っている方に向けて、掃除スタイルに合った1台を見つけるお手伝いをします。

MC-NS70FとMC-NS100Kの違いを比較｜共通点も整理して解説

それでは、「MC-NS70F」と「MC-NS100K」の違いと共通点を詳しく見ていきましょう。

両モデルを比較するうえで、注目すべき主な違いは以下の6点です。

1. ノズル性能の違い
2. 菌までふき掃除機能の有無
3. 「からまないブラシ」の有無
4. アイドリングオフ機能の有無
5. クリーンドック（ナノイーX搭載）の有無
6. 重量と操作性

これらの違いを順に解説したあと、最後に共通点も整理して紹介します。

MC-NS70FとMC-NS100Kのノズル性能の違い｜フローリング特化と絨毯対応の差

ノズル性能の違いは、2機種の特徴を分ける最も大きなポイントです。

MC-NS70Fはフローリング・畳専用の「動くノズル」を採用。

ノズルの羽根が障害物に合わせて動く構造で、机やイスの脚まわり、すき間などもスムーズに掃除できます。

一方のMC-NS100Kは「自走式パワーノズル」を搭載。

高トルクのダブルモーターと2種類のブラシにより、絨毯の奥のゴミまでしっかりかき出せます。

フローリング・畳・カーペットすべてに対応する、多用途なノズル構造です。

MC-NS70FとMC-NS100Kの菌までふき掃除機能の違い｜イオンプレート搭載で除菌できるのはMC-NS100K

「菌までふき掃除」機能の有無も、両モデルを分ける大きな違いです。

MC-NS100Kのみ、ノズルにイオンプレートを搭載。

プラスに帯電したハウスダストや菌をマイナスイオンの静電気的な力で床面から引きはがし、より衛生的に掃除できます。

MC-NS70Fにはこの機能は搭載されていません。

なお、この機能は水拭きのように液体を使うものではなく、マイナスイオンの静電気的な力でホコリや菌を引きはがす仕組みです。

水拭きのようにこびりついた汚れは取れないため、その点には注意が必要です。

MC-NS70FとMC-NS100Kのからまないブラシの違い｜毛が絡みにくい構造の有無

ブラシ構造にも明確な違いがあります。

MC-NS100Kは、髪の毛やペットの毛が絡みにくい「からまないブラシ」を採用。

円すい形のダブルブラシが、絡んだ毛を自然に除去し、ブラシのお手入れにかかる負担を軽減します。

パナソニックの社内実験では、99％以上絡みつかないことが実証されています。

毛がブラシに巻きつきにくいため、掃除後にブラシの毛を手で取り除く手間を大幅に減らせます。

MC-NS70Fは「からまないブラシ」機能には対応していません。

MC-NS70FとMC-NS100Kのアイドリングオフ機能の違い｜自動停止・再開の有無

アイドリングオフ機能は、MC-NS100Kのみに搭載されています。

床用ノズルを約5秒以上浮かせた状態が続くと、自動的に運転を停止。
再び床に下ろすと自動で運転を再開します。

掃除の途中で一時的にノズルを持ち上げても、無駄な電力を消費せずに節電できる設計です。
また、誤作動の防止にも役立ちます。

MC-NS70Fには、この機能は搭載されていません。

MC-NS70FとMC-NS100Kのクリーンドックの違い｜ナノイーX搭載で除菌・脱臭に対応するのはMC-NS100K

両モデルとも、掃除後に本体をクリーンドックへ戻すと自動でゴミの吸引と充電を行う仕組みです。

ただし、MC-NS100Kのみが「ナノイーX」を搭載しています。

ナノイーXは、1秒間に約4.8兆個のOHラジカルを発生し、ドック内部の菌の繁殖やニオイの発生を抑制します。

ペットの毛やホコリを溜めた際にこもりがちなニオイを軽減し、ゴミを清潔に保つ効果が期待されます。

掃除後に本体を戻すと、ゴミの吸引後にナノイーXが自動放出され（合計約4時間／日稼働）、ドック内部の除菌・脱臭を継続。

一方、MC-NS70FはナノイーXを搭載していないため、除菌・脱臭機能は非対応です。

MC-NS70FとMC-NS100Kの重量と操作性の違い｜軽さ重視か安定感重視か

重量面では、MC-NS70Fがシリーズ最軽量の約1.2kg。

家具のすき間や段差の多い場所でも取り回しがしやすく、腕への負担が少ないのが特徴です。

一方、MC-NS100Kは約1.5kgとやや重めですが、自走式パワーノズルによる安定した走行性を備えており、じゅうたんやカーペットなど抵抗のある床面でもスムーズに押し進められます。

MC-NS70FとMC-NS100Kの共通点｜クリーンドック・クリーンセンサーはどちらも搭載

両モデルの共通点も整理しておきましょう。

どちらもセパレート型構造で、本体のゴミを自動でクリーンドックに収集する仕組みを採用しています。

本体側の集じん容量は約0.05L、ドックは約0.8L。

紙パックの交換目安は約3か月に1回で、スティック内のフィルターケースはどちらも水洗いに対応しています。

また、両モデルともに「クリーンセンサー」を搭載。

目に見えないゴミを検知し、ゴミが多いときは自動で吸引力を高め、キレイになるとランプで知らせてくれます。

クリーンセンサーの詳細はFAQ「クリーンセンサー機能に違いはありますか？」もご覧ください。

そのほか、以下のような点も共通となります。

• 壁際のゴミをしっかり取りきる「壁ぎわ集じん」
• ノズルのローラーは髪の毛やホコリが絡みにくい「特殊加工ローラー」
• 運転切り替えは「HIGH・AUTO」の2段階
  • HIGH：強い吸引力で掃除したい時に
  • AUTO：通常の掃除に
• 本体の充電時間の目安：約3時間
• 使用時間の目安：約6〜15分（HIGH〜AUTOモード時）

MC-NS70FとMC-NS100Kの違いから見るおすすめの選び方

それでは「MC-NS70F」と「MC-NS100K」の違いを踏まえたおすすめの選び方を見ていきましょう。

まず、両モデルを選ぶうえで最も大きな分かれ目となるのがノズルの性能です。

絨毯やラグなど、繊維の奥に入り込むゴミをしっかり取りたい場合は「MC-NS100K」。

一方、フローリングや畳中心の家庭なら、軽量で取り回しやすい「MC-NS70F」も快適に使えます。

そのうえで、ナノイーXによる除菌・脱臭機能や、からまないブラシなどの付加機能を重視するかどうかが、次の判断ポイントになります。

フローリングや畳中心で軽く扱いやすい掃除機を選ぶなら「MC-NS70F」がおすすめ

MC-NS70Fは、フローリングや畳中心の家庭におすすめな軽量モデルです。

ノズルには、フローリング・畳専用の「動くノズル」を採用。

床材や家具の形状にあわせて羽根が自動で動く構造で、机やイスの脚まわり、壁際のすき間などもノズルの付け替えなしでスムーズに掃除できます。

また、本体重量は約1.2kgとシリーズ最軽量。

小回りが必要な場面でも腕への負担が少なく、長時間の掃除でも快適に使えます。

さらに、クリーンセンサーを搭載し、目に見えないゴミも検知。

ゴミが多いときは自動で吸引力をアップし、きれいになったタイミングもランプで知らせてくれます。

軽さと取り回しやすさを重視する人や、フローリング中心の家庭にはMC-NS70Fが適したモデルといえます。

除菌・脱臭やカーペット対応を重視するなら「MC-NS100K」がおすすめ

MC-NS100Kは、フローリングや畳に加えて、カーペットや絨毯の掃除も行いたい方におすすめのモデルです。

自走式の「パワーノズル」を搭載し、高トルクのダブルモーターと2種類のブラシで、フローリングや畳だけでなく、絨毯の奥のゴミまでしっかりかき出します。

また、髪の毛やペットの毛が絡みにくい「からまないブラシ」を採用。

ブラシのお手入れ頻度を減らせるうえ、パナソニックの試験で99％以上絡みつかないことが実証されています。

クリーンセンサーに加えて、ノズルには「イオンプレート」を搭載。

マイナスイオンの静電気的な力でハウスダストや菌を引きはがす「菌までふき掃除」に対応しており、より清潔な床面を維持したい方にも適しています。

クリーンドックには「ナノイーX（約4.8兆個／秒）」を搭載。

掃除後に本体を戻すと自動でゴミを吸引し、ナノイーXを放出してドック内の菌やニオイを抑制します。

ペットを飼っている家庭や、掃除後のニオイが気になる方にも便利な機能です。

除菌・脱臭・カーペット対応などを重視する方には、MC-NS100Kが適したモデルといえます。

MC-NS70FとMC-NS100Kの違いをスペック表で比較｜パナソニック掃除機の重量・ノズル性能・ナノイーX搭載有無

これまで紹介してきたMC-NS70FとMC-NS100Kの違いを、公式仕様に基づいて一覧表にまとめました。

ノズル性能やナノイーXの有無、重量差など、各項目を一目で比較できます。

気になるポイントをチェックしてみてください。

表を見ると、どちらも基本性能は共通している一方で、MC-NS100Kは「ナノイーX」「からまないブラシ」「パワーノズル」などの追加機能が充実していることがわかります。

一方で、MC-NS70Fは本体が約1.2kgと軽く、フローリングや畳中心の家庭に向いた軽量モデルです。

このあとに続くFAQセクションでは、よくある疑問点（クリーンセンサーや紙パックの交換頻度など）をQ&A形式で整理していきます。

MC-NS70FとMC-NS100Kの違いに関するよくある質問【FAQ】

ここでは、MC-NS70FとMC-NS100Kを比較する際に気になりやすいポイントをFAQ形式でまとめました。

紙パックの交換方法やフィルターの水洗い可否、クリーンセンサーやナノイーXの仕様など、本文で紹介しきれなかった細かな違いを補足として解説します。

まとめ｜MC-NS70FとMC-NS100Kの違いを整理して自分に合った1台を選ぼう

MC-NS70FとMC-NS100Kの主な違いは、ノズル性能・菌までふき掃除機能・からまないブラシ・アイドリングオフ機能・ナノイーXの有無・重量と操作性の6点です。

MC-NS100Kは、自走式のパワーノズルと「からまないブラシ」を搭載し、カーペットやペットの毛までしっかり吸引できます。

さらに、ナノイーXによる除菌・脱臭効果と「菌までふき掃除機能」に対応しており、清潔さを重視する方に最適です。

一方、MC-NS70Fは軽量で扱いやすく、フローリングや畳中心の掃除に最適なモデルとなります。

どちらのモデルも、スティック本体のゴミを自動回収する「セパレート型クリーンドック」構造を採用し、スティック側のゴミ捨てが不要です。

掃除の負担を減らしつつ、自分の生活スタイルに合った1台をお選びください。